
格安SIM会社の中でも初期からサービスを提供している最大手mineo(マイネオ)ですが、昔からサポートが手厚く定評があります。mineoは弱点らしい弱点はないイメージですが、特にサービスが薄いのが”通話プラン”でした。
しかし2017年3月に新たに「5分かけ放題」通話オプションがリリースされ、更に2017年10月には同料金で「10分かけ放題」へと変更され、ほとんどの通話料金を軽減する事が可能になりました。
mineoの定額通話プランはお得感は薄い?
mineoは以前からある以下の2種類の定額通話プランがオプションで選択可能です↓
定額通話 | 無料通話 | 月額料金 | 超過分の通話料 |
通話定額30 | 30分まで無料 1200円分 |
月額+840円 | 20円/30秒 |
通話定額60 | 60分まで無料 2400円分 |
月額1,680円 | 20円/30秒 |

上記の通り月額オプション料に対して無料通話が1.5倍分くらい得られますが、無料通話を使い切らなかった分も定額 & 超過分は20円/30秒と通常通話料金が掛かるためお得感は薄いです。
“楽天でんわ”などの通話割引でんわアプリと併用するのが一般的な選択肢でした。
参考:「【格安SIMの定番お供】楽天でんわ(定番通話割引アプリ)の料金など総まとめ」
mineo「10分かけ放題」プラン
2017年3月よりmineoで「5分かけ放題」のオプションサービスがスタートし、2017年の10月には待望の「10分かけ放題」へと変更になりました。
かけ放題 | 無料通話 | 月額料金 | 超過分の通話料 |
5分かけ放題 | 10分までを何度でも無料 | 月額+850円 | 10円/30秒 |
他の格安SIMでは「5分通話し放題」が定番の通話無料オプションですが、mineoは10分までの通話を無料にすることが可能なので更に通話料金の心配が少なくて済みます。

多くのスマホユーザーは「10分かけ放題」で通話料のほとんどを無料化
2016年の調査では格安SIMユーザーの平均通話時間は約3分との事です。
1回当たりの通話時間の区分で見てみると以下のように通話の88%が10分以内であるため、「10分かけ放題」があれば通話料の大半を軽減できる事が分かります。
通話時間区分 | 割合 |
3分以内 | 47% |
3分~5分 | 26% |
5分~10分 | 15% |
10分~20分 | 7% |
20分~ | 5% |
もちろん仕事などで090や080などの携帯電話番号での発信が月に3時間以上あるような人であれば、ある程度の通話料金がかかるので「完全通話し放題」のオプションが使える格安SIM(ワイモバイルや楽天モバイル)を選択するのが無難でしょう。
10分超過分の通話料金は要チェック!通話料が倍違う事がある
mineoの「10分かけ放題」オプションでは10分を超過した分の通話料金は10円/30秒と通常の通話料金(20円/30秒)の半額で利用できます。
他の格安SIMでも「●分かけ放題オプション」がありますが、●分超過した分の通話料が「20円/30秒」のところと「10円/30秒」のところがある点を一番注目するべきです。
例えば1回15分の通話をした場合には始めの10分の通話料金が0円になりますが、残りの5分は通常通話料金の場合200円かかりますが、mineoの10分かけ放題では半額なので100円で済みます。
「●分通話し放題」オプションのある格安SIM
格安SIM名 | ●分かけ放題 | 超過分の通話料 | 月額オプション | 専用アプリ有無 |
mineo | 10分かけ放題 | 10円/30秒 | 月額+850円 | mineoでんわ |
IIJmio | 3分かけ放題 ※家族は10分 |
10円/30秒 | 月額+600円 | みおふぉんダイヤル |
IIJmio | 5分かけ放題 家族は30分 |
10円/30秒 | 月額+830円 | みおふぉんダイヤル |
OCNモバイルONE | 10分かけ放題 | 10円/30秒 | 月額850円 | OCNでんわアプリ |
DMMモバイル | 5分かけ放題 | 10円/30秒 | 月額850円 | DMMトーク |
DTI SIM | 5分かけ放題 | 20円/30秒 | 月額780円 | – |
FREETEL | 5分かけ放題 | 10円/30秒 | 月額840円 | FREETELでんわ |
nuroモバイル | 5分かけ放題 | 10円/30秒 | 月額800円 | nuroモバイルでんわ |
イオンモバイル | 5分かけ放題 | 10円/30秒 | 月額850円 | イオンでんわ |
楽天モバイル | 5分かけ放題 | 10円/30秒 | 月額850円 | 楽天でんわ |
BIGLOBE SIM | 3分かけ放題 | 10円/30秒 | 月額650円 | BIGLOBEでんわ |
UQモバイル | 5分かけ放題 | 20円/30秒 | 月額0円 基本プランに含まれる |
– |
ワイモバイル | 10分かけ放題 | 20円/30秒 | 月額0円 基本料金に含まれる |
– |
ドコモ カケホーダイライト |
5分かけ放題 | 20円/30秒 | 月額1,700円 | – |
au スーパーカケホ |
5分かけ放題 | 20円/30秒 | 月額1,700円 | – |
ソフトバンク スマ放題ライト |
5分かけ放題 | 20円/30秒 | 月額1,700円 | – |
他の格安SIMでは5分かけ放題で月額オプション料金で800円前後ですが、mineoの場合には850円/月で10分かけ放題が利用できるので特に電話が多い人ほど結構お得になります。
通話アプリを使えば超過分は半額になる
また、最近では3分や5分通話し放題が主流ですが、電話アプリを使用している格安SIMの場合、回数無制限&超過分は半額となってるのが上の表から分かると思います。
対して大手キャリアのサブブランドであるUQモバイルやワイモバイルでは月額料金が若干他の格安SIMより高い分、標準で「●分かけ放題」が基本料金に含まれています。
しかしこの2社は通話アプリを使用しないタイプの通話し放題なので、超過分に関しては通常通話料金の20円/30秒となる点には注意です。
参考:「【絶対迷わない】auからmineo(マイネオ)への乗り換えの流れ 方法・手順」
■mineoの最新キャンペーン | ■mineoへiPhoneを持ち込んで使う |
■mineo申し込みの流れ | ■mineoの評判 |