WiMAXルーター2018年頭に新しい機種が登場したって聞いたんですけど。
2018年1月19日に、最新機種のW05が発売されましたね。
WiMAX契約しようと思って度の端末がいいか調べていたんですが、W05は最新機種だから何か凄くなったんですか?
新機種のW05なのですが、今までの人気機種『W04』(1つ前のモデル)と比べて正直大きく性能差はありません。上り(アップロード)の通信速度が速くなったくらいでしょうか。
しかしスペック以前に契約で注意しておくべき点があるので解説していきます。
新WiMAXルーター『W05』の性能はどう?
2018年1月19日にauより発売の新WiMAXルーター『Speed Wi-Fi NEXT W05』。
メーカーは格安スマホでも人気爆発のHUAWEI(ファーウェイ)ですが、WiMAXの大元であるUQ WiMAXが発売すると共に、BroadWiMAXやGMOとくとくBBなど各プロバイダでも発売となっていますね。
『W05』はWiMAXルーターの中でも一番人気のW04の後継機という事もあり、高性能であることが期待されますが実際はどうなのでしょうか。
まずは見た目!W05のカラーとデザイン重さはどうか
まずは外見から見ていきましょう。
W05のカラーは『ブラック×ライム』と『ホワイト×シルバー』の2色のカラーバリエーションがあります↓
◆『ブラック×ライム』の見た目
◆『ホワイト×シルバー』の見た目
大きさと重さは以下のように9グラムだけ軽くなりましたがほぼ変わりなしです↓
機種 | Speed Wi-Fi NEXT W05 | Speed Wi-Fi NEXT W04 |
メーカー | HUAWEI | |
重さ | 約131g | 約140g |
サイズ | 幅130mm×高さ55mm×奥行12.6mm | 高さ130mm×幅53mm×奥行14.2mm |
引用:Speed Wi-Fi NEXT W05 | UQ Communications
サイズが見た目で一番の変更点と言えるかもしれません。
前モデルのW04が縦型のスティックタイプだったのに対して、W05は横型の従来のモバイルルーターのデザインに戻りました。
◆旧モデルのW04の見た目
新WiMAXルーター『W05』の性能面をW04と比較
そして最も大事なのがW05のスペック面の詳細でしょう。
UQ WiMAXの公式ページに記載されているW05のスペックを前機種のW04と比較してみました↓
WiMAXルーター | W05 | W04 |
連続通信時間 | 540分 WimAX2+のみ+ノーマルモード時 |
|
最大通信速度(下り) | 最大440Mbps (最大708Mbpsはハイスピードプラスエリアモード時) |
|
最大通信速度(上り) | 75Mbps | 30Mbps |
対応回線 | WiMAX2+ / au4GLTE | |
4x4MIMO CA対応 | 〇対応 |
という事でWiMAXルーターとしての機能は前モデルのW04とほとんど同じ事が分かりますね。
どちらもWiMAX2+回線だけでなくau4GLTE回線にも対応しており、キャリアアグリゲーションという通信技術に対応しているので最大通信速度(下り)は708Mbpsと非常に高速でのネットが可能になります。
※「下り」とはダウンロードの事&「上り」とはアップロードの事
注目すべきはW05の上りの最大通信速度がW04に比べて約2.5倍の75Mbpsまで速くなっている点でしょう。ここが最大のW04とW05のスペックの違いなのかなと思います。
ネットを使っていてファイルのダウンロードやウェブ閲覧など多くが下り通信速度ですが、ファイルを送信したり、ブログにアップロードするなど自分から送る事が多い人には「上り通信速度がW04より速い」というW05の長所が嬉しいかもしれません。
その他、バッテリーの持ち時間や最大通信時間などはW05とW04で全く同じですし、用途に応じて「ハイパフォーマンスモード」「ノーマルモード」「バッテリーセーブ」の3段階から通信のパフォーマンスを選択できる点もW04と同じく利用可能です。
W05専用クレードル利用時はハイパフォーマンスモードに自動切り替え
W05には以下の専用クレードル(充電置台)がありますが、セット時に自動的にハイパフォーマンスモードに切り替えてくれる機能が付いています。
クレードルはほとんどのWiMAXで3,500円ほどで別売りになっていますが必須ではありません。(家でよく使う人は購入してもいいかもしれません)
その他別で現在使っているWi-FiルーターとPCの設定を簡単に引き継ぐ「Wi-Fi引っ越し機能」なども新たに加わりましたが、そもそもWi-Fiルーターの設定は簡単なので有っても無くてもという補助的な機能ですね。
W05は3年プラン限定機種なので注意
新WiMAXルーター『W05』最大の注意点はつまりここです。
WiMAXの大元である『UQ WiMAX』をはじめとしてプロバイダでも、W05は3年契約のプランでしか受け付けていない点が一番の注意点です。
WiMAXは大きく分けて契約期間が2年契約と3年契約の2種類がありますが、正直3年契約にするメリットがデメリットに比べて薄く、2年契約の方が圧倒的にお勧めです。
『WiMAXを3年契約にするメリット』
- 補助的なau4GLTE回線を使うプラン(通常月額1,005円)が無料で使える
- 月額料金に関しては2年契約と同じ
『WiMAXを3年契約にするデメリット』
- 2年契約より違約金が高い(2年経過後は同じになる)
- 単純に違約金無しで解約できる更新月が3年に1ヶ月なので解約しにくい
3年契約は「3年に1ヶ月しか更新月(違約金無しで解約できる)が来ない」&「勝手に再度3年で自動更新される」と、非常に解約しにくくなる反面、特典はLTE回線が使えるオプションが無料になるだけ(正直そんなに要らない)です。
3年間もWiMAXを使い続けるつもりの人であれば3年契約で問題ないですが、そうでない人にとって3年間利用し続けること前提の3年契約でしか新端末『W05』が使えないというのは最大のデメリットと言えるでしょう。
ほぼ同スペックの前モデルのW04は2年契約でも3年契約でも契約できるので、現時点(2018年前半)で契約するならば、2年契約で利用出来てW05とほぼ同スペックのW04にした方が良さそうです。
今後はWiMAX2年契約が減っていく可能性が高い
W05の3年契約限定で思ったのですが、直近で発売されているWiMAXルーターの機種『W05』『WX04』など3年契約限定の機種が増えてきています。
相対的にどんどん2年契約できる機種が減っている傾向にあるので、もしかしたら今後は3年契約でしかWiMAXが使えなくなる可能性もありますね。
前モデルのW04は2年契約可能な機種の中でも最もハイスペックなので、今のうちにW04で2年契約で契約しておいた方が良さそうな気がします。