WiMAXって結局2年間の総額が安いプロバイダを選べばいいんですか?
確かにどのWiMAXプロバイダも同じ回線を使っているので品質に差はありませんから料金は選ぶ際の最重要パラメータです。
ただし気を付けてくださいね。
2年間の合計料金で比較される際の計算式って殆どの比較サイトで「2年間の月額料金-キャッシュバック額」だからです。
その計算で何が問題なんですか?
キャッシュバック受け取れない場合のリスクを考慮してないからです。
キャッシュバックを受け取れない?
これは危なそうですね。詳しく解説していきます。
WiMAXのキャッシュバックは受け取りにくい
意外と確認せずにWiMAXを契約する人が多いんですが、WiMAXプロバイダのキャッシュバックは受け取りの条件が結構シビアで、受け取り忘れが頻発して問題になっているんです。
キャッシュバックが受取りにくいってどういう事ですか?
具体的にはキャッシュバック特典のあるWiMAXプロバイダでは以下の4点がキャッシュバックの受取条件になっていることがほとんどです↓
WiMAXのキャッシュバックの受け取り忘れが頻発する原因4つ!
- WiMAX契約から数か月後(一年後)にキャッシュバックの案内メールが届く
- 案内メールから1ヶ月以内に手続きをしないとキャッシュバックが消滅する
- 一部では自分のよく使うメールアドレスではなくWiMAXプロバイダ毎の独自メールに届く
- キャッシュバック案内メール以外にも広告メールが多数来るので気が付きにくい
上記の4点がキャッシュバックの受け取り忘れが頻発する理由です。
細かく見ていきます↓
WiMAX契約から1年後に案内&手続き期限が1ヶ月しかない
⓵では殆どのWiMAXプロバイダが契約から一年後くらいにキャッシュバック受取の案内メールを送ってくるので、契約してキャッシュバックの存在を忘れてしまう人が非常に多いです。また⓶によって案内メールが届いて1ヶ月以内に手続きしないと受け取りの権利が消滅するのもあって、キャッシュバックの存在を思い出せても既に受け取れない状態になっている事が多いです。(自分も過去に受け取り忘れました…)
プロバイダの独自メールに届く&案内メールが見分けにくい
また⓷自分のいつも使っているメールアドレスではなく、WiMAX契約時にプロバイダ側で用意したメールアドレス宛に「キャッシュバック案内メール」が届く事も多く、届くメールアドレスの存在自体を最後まで知らない人も多いです。そして⓸知っていても常時送られてくる広告メールと見分けにくく、見逃していたというケースも頻発しているようです。
WiMAXのキャッシュバック受取忘れ対策
上記のようにキャッシュバック受取条件は事前に確認しし上で、
- 「案内メールの送信時期をリマインダーに設定」
- 「独自メールをスマホに設定する」
- 「独自メールを定期的に確認する」
などの対策をしておかないと、まず受け取り忘れが起こると思っておいてください。
確かに受取条件を知っていても、1年後に使わないメールに届くなんてまず忘れますね。
プロバイダは受け取り忘れを狙って条件を設定している注意
WiMAXのプロバイダではお客さんに大きなキャッシュバック特典を見せて自社を選んでもらいたい反面、キャッシュバックは出来れば忘れていてほしいというのが本音でしょう。
実際にここまでキャッシュバックの受け取り条件が厳しい事を考えると、例えば3万円キャッシュバックでも実際に1人あたりに支払うキャッシュバックの期待値は低いはずですし、受け取り条件を厳しくすればするほど実際に支払う期待値は減りますからね。
キャッシュバックを受け取り忘れたら定価と同じくらいまで高くつく
例えば高額キャッシュバックで有名なGMOとくとくBBは、WiMAXプロバイダの中でも最有力候補でしょう。
2年間の「月額料金(24ヶ月分)ーキャッシュバック額」で考えれば確かに安いんですが、キャッシュバックを受け取り忘れると約3万円分高くなります。
このようにキャッシュバック額が大きいWiMAXプロバイダはその分受け取り条件が厳しい傾向があり、受け取り忘れると2年間の支払額がほぼ定価(UQ WiMAX)と同じまで上がってしまうためプロバイダを選択したメリットがなくなります。
なので「2年間の月額料金-キャッシュバック額」に加えてキャッシュバックの受け取り条件も考慮してWiMAXプロバイダを選ぶのが最も堅実な方法です。
各WiMAXプロバイダのキャッシュバック受け取り条件と評価一覧
という事で以下に高額キャッシュバックに定評のある主要WiMAXプロバイダとキャッシュバック受取条件をまとめました↓
『GMOとくとくBB』のキャッシュバック受取条件
- 契約から11ヶ月目の継続利用が確定したらGMOからキャッシュバック案内メールが届く
- 自分が使っているメールアドレスではなく、GMOが用意する独自メールに送られてくる
- 案内メール送信日の翌月末までに受取口座の指定を完了させる
- それ以外にも常時たくさんの広告メールがGMOから送られてくるので見逃しやすい
GMOとくとくBBと言えば、2年間の合計出費で最安クラスで人気がありますが、キャッシュバックの受け取り条件は上記のように典型的な受け取り忘れしやすいタイプと言えます。
現にネット上でも多くのユーザーがキャッシュバックを受け取り逃し、評判が良いとは言えません。
最近ではキャッシュバックを無くし、その分月額料金を下げたタイプの『月額割引キャンペーン』を行いはじめましたので個人的にはそちらの方がお勧めです。
GMOとくとくBBのキャッシュバック関連の情報は以下のページで詳しく解説しているので参考にどうぞ↓
参考:「GMOとくとくBBのWiMAXキャッシュバック受取条件とここに注意!」
『BIGLOBE WiMAX』のキャッシュバック受取条件
- 申込時に「●円キャッシュバック」を選択
- 申込から3ヶ月以内にBIGLOBEマイページからアンケートに回答する
- 12ヶ月目の継続利用が確認された時点でBIGLOBEから振替払出証が勝手に郵送されてくる
- 振替払出証を郵便局やゆうちょ銀行で換金する(有効期限は半年だが5年間再発行可能)
BIGLOBE WiMAXはこの3社の中で最もキャッシュバックが受け取り易く良心的なので、キャッシュバック狙いであれば最もお勧めできます。
BIGLOBEの場合、申し込み直後にマイページからアンケートに回答さえしてしてしまえば、1年後(12ヶ月継続利用確認時点)に勝手に郵送で換金可能な”振替払出証”という紙が送られてきます。
この振替払出証さえあれば、郵便局やゆうちょ銀行で現金に換金可能な上に有効期限は半年ですが再発行が5年間できるので実質5年先まで換金し忘れしても大丈夫です。
特にBIGLOBEは申込直後にアンケートにさえ回答してしまえば、忘れても換金可能な紙が郵送されてくるので忘れる心配がないですからね。
参考:「申込前要確認!BIGLOBE WIMAXキャッシュバック受取条件と流れ」
『DTI WiMAX』のキャッシュバック受取条件
- WiMAX契約から11ヶ月目まで継続利用でキャッシュバックメールが送られてくる
- 案内メールが送信された日付より45日以内に手続きしないと消滅
- 案内メールはDTIのマイページからDTIの連絡先アドレス宛に送られてくる
- 案内メールは楽天のメルマネ送金通知より届く(受取拒否設定をしている場合は要解除)
DTI WiMAXもGMOと同じく独自メールに約1年後に送られてくる案内メールから、45日以内に手続きしないと受け取る事が出来ないので受け取りにくい部類です。
という事でキャッシュバックがあって最も受け取り易いWiMAXプロバイダは『BIGLOBE WiMAX』だと言えます↓
最近ではキャッシュバック分だけ月額料金を割引するプロバイダも増えている
勿論こんな厳しい受取条件で受け取れなかったユーザーの不満の声は非常に多いです。
最近ではこの影響があってかは分かりませんが、GMOとくとくBBはキャッシュバックを無くして、その分だけ月額料金を割引した「月額割引キャンペーン」というのも実施し出しました。
参考:「GMOとくとくBBはキャッシュバック無の『月額割引』が良い理由」
【結論】結論キャッシュバック受取忘れの可能性が高いので、受取易いBIGLOBEか月額が安いプロバイダが無難
長くなりましたが、GMOやDTIの高額キャッシュバックは受け取り忘れが頻発しているので、正直記憶力や管理できる自信がある人にしかお勧めは出来ません。
だってキャッシュバックを受け取り忘れたら2年間の総支出が3万円高くなってほぼ定価(UQ WiMAXの価格)を支払う事になってしまいますからね。
確かにキャッシュバックを受け取り忘れたら3万円近く高くなると考えると、キャッシュバックを無くした分月額料金が安いタイプのWiMAXプロバイダの方が無難かもしれませんね。
という事でプロバイダを料金で選ぶなら、受取忘れのリスクも考えて比較的キャッシュバックを受け取り安いBIGLOBEか、キャッシュバック分を月額料金の割引に充てているプロバイダが無難だという結論になります。
以下のページで「キャッシュバックを無くしてその分月額料金が安いタイプのWiMAXプロバイダ」の中でも最安クラスのBroadWiMAXとGMOの『月額割引キャンペーン』のトータル料金比較をしているので、キャッシュバックの受け取り忘れが心配な堅実な方は参考にしてみて下さい↓
参考:「GMOとくとくBB『月額割引』VS BroadWiMAX頂上決戦!安いのは?」