スマホ代って昔から高いイメージですが、今回面白いデータを発見してしまいました。
どうかしたんですか?
どうやらスマホ代など家計における通信費が毎年上がっているとのデータがあります。
そうだったんですか?
昔から高かったような…
毎年家計のスマホ代が高くなっている
総務省の発表によると、2010年以降は1世帯当たりの電話通信料の平均額が以下のように毎年高くなっています↓
年 | 電気通信料 (世帯平均) |
世帯消費に占める 電気通信料の割合 |
2016 | 年96,306円 月8,026円 |
4.14% |
2015 | 年91,306円 月7,609円 |
3.97% |
2014 | 年86,239円 月7,187円 |
3.77% |
2013 | 年83,099円 月6,925円 |
3.72% |
2012 | 年81,477円 月6,790円 |
3.77% |
2011 | 年80,566円 月6,714円 |
3.75% |
2010 | 年79,918円 月6,660円 |
3.66% |
毎月の通信料が毎年高くなっている!
これは…
電話通信料とはつまりスマホ&携帯電話通信料を指しており、電気通信料を見ても2010年より毎年高くなっているのが分かります。
また2016年にはスマホ&携帯代が世帯の消費額の4%台を占めるまでになっており、徐々に通信料が家計に負担をけるようになってきているのが総務省の統計から分かりますね。
特にドコモauソフトバンクを使っている人にとって、スマホ代が高く感じる人の割合は増えてきているのではないでしょうか。
最近だと料金明細を送らないシステムに変わったから把握してない人も多そう…
格安SIMや格安スマホで安くなっていないの?
つまり自分が気になったのがここです!
2015年くらいから格安SIMが普及してきてスマホ代が抑えられて助かっている家計が増えているのではないかと思っていましたが、むしろ逆で世帯当たりの通信料は年々高くなっているというのです。
自分は2016年に格安SIMに乗り換えてスマホ代が月10,000円から月2,000円台に下がってかなり助かりました。
安く使えることに衝撃を受けてこのサイトで同じように毎月の通信費をみんな安くなってほしいという思いで情報を書きはじめたのですが、それに反した結果という事で更に衝撃でした。
実は格安SIMってそんなに普及していない?
自分の周りでも結構認知度が増してたり、使っている人もチラホラな印象の格安SIMです。
しかし毎年スマホ代が増加しているという結果が出た以上、格安SIMって全然普及していないのでしょうか?
という事で格安SIMの普及率を調べてみました↓
年 | 格安SIM普及率 |
2014年4月 | 1.6% |
2015年4月 | 2.1% |
2015年10月 | 3.8% |
2016年4月 | 5.6% |
2016年10月 | 5.8% |
2017年3月 | 7.4% |
2017年9月 | 8.5% |
引用:2014年4月~2017年9月 格安SIM利用率の推移 | MMD研究所
という事で第三者機関のMMD研究所のスマホ普及率を見てみると、格安SIMの普及率は右肩上がりです。
この結果は自分の周りの環境とも合致するので納得です。
格安SIMは普及しているからスマホ代が安くなって人も増えているはず。
じゃあなんで通信料の世帯平均は高くなっているの?
では一体なんで格安SIMが普及してきているのに、世帯の通信料は高くなっているでしょうか。
ガラケーからスマホへの移行が主な原因?
あくまで推測ですが、ガラケーユーザーの減少が主な原因かもしれません。
以下はガラケーユーザー(大手キャリア)、スマホユーザー(大手キャリア)、格安SIMユーザーの月額料金の平均です↓(2017年)
ガラケーユーザー月額平均 (大手キャリア) |
3,071円 |
スマホ月額平均 (大手キャリア) |
7,876円 |
格安SIMユーザー月額平均 | 2,957円 |
ご覧のようにガラケーって格安SIM並みに安いのですが、ガラケーからスマホに乗り換えるユーザーが多く、年々ガラケーユーザーの割合が下がっています。
また2016年末にはドコモがガラケーの生産終了の話もあり、多くのユーザーがガラケーからスマホへ移行しているのが原因ではないでしょうか。
ガラケーからの乗り換え先は格安スマホより大手キャリア内の機種変更が多いのかも
例えばガラケーユーザーが全員格安SIMに乗り換えた場合、通信費はほとんど変わりません。
しかしこれが原因だとすれば、格安SIMに移行するユーザーよりも、大手キャリアでスマホに機種変更するガラケーユーザーが多いという事になるのではないでしょうか。
格安SIMなら同じ2千円台で使えますが、ガラケーを使っているキャリア内でスマホに移行すれば8千円近くの月額料金がかかるので通信費が平均5千円くらい上がる事になります。
ガラホは側だけのスマホなので料金は安くない
最近ではドコモauソフトバンクではガラケーユーザー向けに『ガラホ』と呼ばれるフラップ式のAndroidが発売されていまよね。
<ガラケー製造中止で『ガラホ』は安直? 高額ガラホ代に格安スマホの選択>でも書きましたがガラホも結局スマホなので料金はスマホと同じく割高です。むしろ性能がエントリー機レベルなので普通のスマホを買った方が良いと思います。
現在ガラケーからスマホデビューするなら格安SIMや格安スマホも検討してみては?
という事で今回は調べていくうちに着地点がよく分からない内容になってしまいました。
このご時世なので月5千円の固定費節約ってかなり嬉しいと個人的には思っていたのですが、意外にも月5千円くらい別に気にしないという家庭も多いのでしょうか。
自分の周りでもスマホ代節約を考えている人が多く、結構相談に乗る機会もあります。もし月に5千円でも節約したいなら格安SIMを検討してみてはいかがでしょうか。