無制限で使い放題のWiMAXを探しているのですが、速度制限があるって聞きました。
確かにWiMAXには速度制限があるので完全に使い放題という訳ではありませんよ。
主に”3日間制限”と”7GB制限”の2種類の速度制限があります。
3日間制限?7GB制限?
要は「3日間で合計10GB」と「1ヶ月で合計7GB」の速度制限があるという事です。
今回はWiMAXの速度制限について徹底的にまとめました。
WiMAXを検討中の方は理解した上で契約してくださいね♪
WiMAXの速度制限は「3日間制限」と「7GB制限」の2種類!
WiMAXには主に2種類の速度制限が存在します。ざっくり説明すると以下のようになります↓
【WIMAXの速度制限の種類】
速度制限の種類 | 条件 | 制限時の速度 |
7GB制限 | 月の中で7GB以上の通信を行うと掛かる速度制限 | 制限時は128kbps (スマホの低速と同じ) 月末23:59まで継続 |
3日間制限 | WIMAX2+回線とau4GLTE回線での通信量の合計が、直近3日間で10GB以上の通信を行うと掛かる速度制限 | 制限時の速度は1Mbps 制限の解除は後述 |
となっています。
3日間制限は2017年2月より大幅緩和され実用的に!
2017年2月2日より、「3日間制限」が大幅に緩和され、「3日間で合計3GB超過」から「3日間で合計10GB」と制限の条件が緩くなると共に、制限時の速度もYOUTUBEが普通に見れる1Mbpsまで上がりました↓
参考:WIMAXの3日間の速度制限が3日10GBに大幅緩和!解除方法を解説
WiMAXのプランによる通信制限違い
WiMAXにはどのプロバイダでもプランが2種類あり「無制限に通信できるギガ放題」と「月7GBまで高速通信可能な通常プラン」があります。
<WiMAXのプランを比較!無制限ギガ放題 VS 7GB通常プラン>でも解説していますが、月額料金は数百円高くなりますが、無制限で使える「ギガ放題」はWiMAXでしか使えないのでかなり人気がありますね。
という事で次は具体的に両プランでの通信制限と条件、速度制限をそれぞれ見ていきましょう↓
WIMAXギガ放題の場合の速度制限
まずはWiMAXの代名詞とも言える人気プラン『ギガ放題』での速度制限を見ていきます。
そもそもモバイルルーターにはポケットwifiなどLTE回線を利用したものと、WiMAX2+回線とLTE回線両方が使えるWiMAXというタイプに分かれています。
この中でも唯一無制限で使えるのがWiMAXの無制限プラン『ギガ放題』なんですね。
しかし冒頭にも述べたように実際には完全無制限ではなく2種類の速度制限が存在します↓
【ギガ放題の場合】WIMAX2+回線での7GB制限はないが、LTE回線使用時は7GB制限有
WIMAXのギガ放題では無制限なので、当然月に何GB通信しようが速度制限はありません。
ただしオプションで利用可能な『ハイスピードプラスエリアモード』というau4GLTE回線には注意です。
ハイスピードプラスエリアモードに関しては<WiMAX”ハイスピードプラスエリアモード”は有料!通信制限に注意>でも解説していますが、WiMAX2+よりも広いエリアで利用可能なLTE回線を組み合わせて使える有料オプションです。
主にWiMAX2+回線の届かない都心から離れたエリアでの利用や屋内での利用でも、WiMAX2+よりも範囲が広く通過性の高いLTE回線で使える可能性があります。
しかし『ハイスピードプラスエリアモード』で使えるau4GLTE回線は『ギガ放題』でも7GBまでしか利用できず、7GBを超過した場合はau4GLTE回線だけでなく本来無制限で使えるはずのWiMAX2+回線まで速度制限(128kbpsの超低速)され、翌月までWiMAXが完全に低速になります。
つまりWiMAX回線の届かないエリアで、『ハイスピードプラスエリアモード』で7GB以上使ってしまうと、WiMAXが完全に翌月まで低速になるって事ですね。これは注意しなきゃ…
【ギガ放題の場合】3日間の速度制限は存在するが緩和された
前記した「3日間制限」は無制限で使えるギガ放題でも存在します。
つまりギガ放題でも「直近3日間で10GBを超えると翌日の18:00-26:00に通信速度が1Mbpss前後までダウン」という制限があります。
3日で10GBなので1日3.3Mbpsずつ使っていればギリギリ掛かりませんが、1日で10GB使ったり3連休で動画を一気にみたりすると速度制限に引っ掛かります。
3日間速度制限時はどれくらい遅い?
とは言っても「3日間制限」時の通信速度は1Mbpsは出ると言われています。
1MbpsというとYOUTUBEが標準画質で視聴可能なくらいの速度はあるので、速度制限になってもほとんど影響はないでしょう。なので3日間制限はあまり気にしなくてもいいかもしれませんね。
3日間制限は緩和されてほとんど気にしなくて良さそうですね。
制限されても動画が普通に見れるんですから。
3日間制限が解除されない?”3日間の合計”と”翌日に制限適用”
最近では3日間制限が緩和されたのでそれほどでもありませんが、以前は3日間制限はかなり深刻な速度制限でした。なので3日間制限が解除されるタイミングもかなり重要だったので、一応解説を↓
3日間制限の条件は「直近3日間の合計が10GB以上」の場合で「翌日の夕方(18:00~26:00)より1Mbps前後の速度制限」です。
なので制限が掛かるのも解除されるのも翌日なんですね。
また3日間の合計なので、例えば今日一気に10GB使ってしまった場合、少なくとも明日と明後日の時点では3日間制限に引っ掛かり、明後日と明々後日の18:00~26:00は速度制限となります。
この辺をしっかりと確認しておきましょう。
WIMAX7GB通常プランの場合の速度制限
「7GB通常プラン」はWiMAXの使い放題ではない方のプランですね。
WiMAX2+の高速回線は使えるものの、月に7GBまでしか使えないプランですが、その分月額数百円「ギガ放題」よりも料金が安いのが特徴です。
【7GB通常プランの場合】WIMAX2+回線とLTE回線の合計で7GB制限有
これはそのままですが、7GB通常プランは月に7GB以上の通信を行うと速度制限でその月内は128kbpsという超低速まで制限されます。
ちなみに月7GBの内訳はWiMAX2+とau4GLTEの合計が7GBを超えた場合となります。これはギガ放題のハイスピードプラスエリアの説明と全く同じです。
WiMAXで複合して使えるWiMAX2+回線とau4GLTE回線のトータルが7GBを超えた場合に、7GB通常プランで速度制限になります。
7GB通常プランに3日間制限はなし
無制限のギガ放題で存在した「3日間制限」ですが、7GB通常プランでは存在しません。
というよりは3日間で10GB使った場合、3日間制限の前に7GB制限に引っ掛かってしまいますからね。
WiMAXのデータ使用量の確認方法と制限の回避方法
ちなみに「スマホのように追加でパケットをチャージすれば通信制限を解除できるのでは?」という誤解はありますね。
残念ながらWiMAXには追加料金で速度制限を解除するようなシステムは存在しません。特に通常7GBプランで契約した人は「あっという間に7GBに到達して128kbpsの低速制限で使い物にならないからチャージしよう」というケースも多いですが、WiMAXでこれはできません。
日ごとのデータ使用量はUQ WiMAXの場合にはマイページより確認可能です。WiMAXの他のプロバイダでもそれぞれマイページが存在するので、ログイン後に確認可能です。
ギガ放題では『ハイスピードプラスエリアモード』を使わない限りはあまり気になりませんが、7GB通常プランの場合にはしっかりと現在のデータ使用量を確認・把握して使い過ぎを回避しましょう。
月7GBで足りない場合には随時プラン変更が可能
「7GB通常プランで契約したけど、どうしても月7GBだと足りない」という人は、マイページより随時プラン変更が可能なのでギガ放題へ変更してしまうのも手です。
差は月数百円なので自分で天秤に掛けて決めましょう。
「UQ Flatツープラス(2年/3年/4年)」と「UQ Flatツープラス ギガ放題(2年/3年)」との間は、随時変更が可能です。料金プランの変更は翌月からの適用となります。
WIMAXの速度制限(7GB制限&3日間制限)まとめ
長くなってしまいましたが、WiMAXのプランによる速度制限をまとめると以下のようになります↓
テーブル
WiMAXプラン | 3日間制限 | 7GB制限 |
ギガ放題 | 有(10GB/3日) 制限時は1Mbps(動画視聴可能) |
au4GLTEで7GB超 制限時は両回線共128kbpsと超低速 翌月1日に制限解除 |
7GB通常プラン | – | WiMAX2+とau4GLTE合計7GB超 制限時は128kbpsと超低速 翌月1日に制限解除 |
ギガ放題の場合:
「ハイスピードプラスエリアモード」に加入してau4GLTEで7GBを超えてしまうことに要注意ですね。3日間制限は緩和されてそんなに意識しなくても良さそうです。
7GB通常プランの場合:
当たり前ですが7GB以上使わない事に注意するだけです。