家族でドコモauソフトバンクから格安SIMに乗り換えるならどこがいいですか?
家族でデータ容量をシェアできて家族間無料通話も充実しているIIJmioか、家族割も使えるmineoがお勧めですね。
特に家族3~4人であればIIJmioの「ファミリーシェアプラン」はオールインワンで安いのでベストな選択だと思います。
家族4人で月額5,760円くらいまで安くできるので◎
ファミリーシェアプラン…
名前から家族向けな感じですね。
では今回はIIJmioのファミリーシェアプランについて解説していきましょう。
IIJmioのファミリーシェアプランってどんなプラン?
IIJmioのファミリーシェアプランは名前の通り家族で決まったデータ容量をシェアできるプランです。
ファミリーシェアプラン自体は、
- 月10GBを家族でSIMシェアできる
- SIMカードは3枚まで無料で発行可能(つまり家族3人までシェア可能)
で月額2,560円となっています。
音声通話SIMの場合には月額+700円
無料でSIMカードがもらえる3人分のうちで音声通話プランにしたい場合(多くの人が音声通話プランで契約すると思いますが…)には、1人につき月額に+700円で音声通話SIMにする事が可能です。
なので3人とも音声通話SIMでファミリーシェアプランで10GBをシェアした場合には月額料金は4,660円(2660+700+700+700)になるという事ですね。
もちろん4人以上の家族にも対応
家族4人以上の場合や、全員でシェアするデータ容量が10GBじゃ足りない場合にも柔軟に対応可能です。
ファミリーシェアプランでは3枚までのSIMカードは無料だと説明しましたが、4人目以降も月額+400円でSIMカードを1枚追加することで対応可能です。
月額+400円で追加できるSIMカードは上限10枚まで可能なので、MAXで10人家族までデータ容量をシェアして使うことができます。
データ容量が全員で10GBj足りない場合には「大容量データオプション」で追加可能
またシェアする人数が多くなってくると、10GBでは足りなくなってくるでしょう。
その場合には「大容量データオプション」で月に家族全員で使えるデータ容量の上限を以下のように増やすことができます。
加算される月データ容量 | 加算される月額料金 |
+20GB | +月額3,100円 |
+30GB | +月額5,000円 |
例えば大容量データオプションの20GBをファミリーシェアプラン(10GB)に足すと、月に家族全員で合計30GBまで利用可能になります。
その分料金も加算されて、家族4人で音声通話SIMを使った場合に上記の30GBの場合には、月額7,860円(2660+700+700+700+3100)で利用可能です。
大手キャリアと比較して大容量データのシェアは安いのか
ぱっと見で格安SIMで月額7,860円は高い感じがしますがどうなんでしょう?
例えば大手キャリアのドコモではパケットシェアが有名ですが、ドコモの大容量オプションで30GBを追加した場合と比較してみると…
追加データ量 | ドコモ | IIJmio |
20GB | 月額+6,300円 (ウルトラデータLパック) |
月額+3,100円 |
30GB | 月額+8,300円 (ウルトラデータLLパック) |
月額+5,000円 |
同じデータ容量を追加していますがドコモの半額くらいで大容量データの追加ができている事が分かります。
家族4人で音声通話SIMで30GBをシェアできて月額1万円を切るのは相当安い!
家族で10GB~30GBの間のデータをシェアしたい場合は?
お気づきの人も多いかもしれませんが、大容量データオプションでは最小が20GBとなっています。つまりファミリーシェアパックの10GBと足して、家族で30GBのデータ容量をシェアすることになりますが正直一般的な家族4人の場合30GBも要りません。
しかしスマホユーザー1人のデータ使用量の月平均は3GBと言われているので、例えば家族4人で15GBがベストな場合でも10GBでは足りず、30GBでは余ってしまい家族で調度良いデータ容量が選べないのはマイナスですね。
IIJmioに問い合わせてみたところ、2017年現在ではやはり10GBと30GBの間にする方法はなく、追加クーポンで細かく調整するしかないようです。
追加クーポンは0.1GBあたり200円でデータ容量を追加購入できるシステムですが、1GBで2,000円と超割高なので出来れば使いたくないところです。
ファミリーシェアプランのコストパフォーマンスは良いの?
そもそも家族全員が個別で契約した場合と比べて、IIJmioでファミリーシェアプランを使った場合には安くなっているのでしょうか。
家族3人で別々に契約した場合とファミリーシェアプランで契約した場合の料金を比較してみました↓
3人が別々にミニマムスタンダードプラン(3GB)+音声通話SIMで契約した場合
- 月額料金は1,600円×3人=4,800円
- データ容量は各人で月3GB使える
対して3人でファミリーシェアプラン(10GB)+音声通話SIMで契約した場合
- 月額料金は2660+700×3=4,660円
- データ容量は全員で月合計10GB使える
と実はそんなに料金的には変わらないことが判明 笑
しかしパケット合計では9GBと10GBで1GBの差があり、料金でも月額140円と若干ファミリーシェアプランが優勢です。
何よりファミリーシェアプランは「家族で誰か1人が使わなくて余った分を別の誰かが使うことができる」というシェア機能が最大の長所なんですね。
また余ったデータ容量は翌月に自動繰り越しになる点も相まって無駄がありませんね。
別々に契約した時よりファミリーシェアが若干お得。
でも最大の魅力はデータのシェアができて無駄が少ないことです!
IIJmioのファミリーシェアプランの注意点
もちろん家族で一定のデータ容量をシェアするという事は注意点もありますので一読を。
データ容量のシェアなので連帯責任に注意!
これはIIJmioのファミリーシェアプランに限った話ではありませんが、家族全員で決まったデータ容量をシェアしているので、誰か1人が使いすぎた場合には全員分のデータが消費されることになります。
例えば子供がyoutubeを1日中見てしまい家族全員分のデータ容量が枯渇するというリスクもあることをお忘れなきように。対策としてはよく使う人だけライトスタンダードプランで個別契約するという手もありますね。
名義人以外は乗り換え前に名義変更を!
IIJmioのファミリーシェアプランは「契約者(名義人)がSIMカードを複数枚発行して、名義人に利用者登録した家族でデータをシェアする」という形式になっています。
またIIJmioを含む格安SIMでは「MNPで転入する場合にはMNP名義と契約者名義が一致する必要がある」ので名義人に利用者登録するためには乗り換え前のドコモやauソフトバンクで名義を変更する必要がある点には注意しましょう。
暗しくはドコモauソフトバンクで名義変更方法・手続きは簡単!必要書類などで解説していますが、家族で格安SIMに乗り換える場合にはハマることが多いので一度確認してみてください。
低速時の3日制限はSIMごとにカウントされている
ちょっと細かい部分にはなりますが、IIJmioの家族でシェアする場合の”3日間制限”というものについて解説していきます。
そもそも低速時の3日間制限とは?
IIJmioでも月のパケット上限を使い切った場合などに陥る低速制限時の通信に制限をかけています。低速時(最大200kbps)での通信を3日間の合計で366MBを超えた場合には、4日目に低速から更に通信制限がかかります。
この3日制限は過去3日間のパケット使用量の合計が366MBを切ると解除されます。
要は通信制限時に遅いまま使いすぎると一時的に通信制限されるって事ですね。
低速時の3日間使い過ぎカウントは個別カウント
この低速時3日間制限は回線ごと(SIMカードごと)のカウントになります。頭の回転の良い人は、家族でシェアしているとここも家族全員の合計になると考えるかもしれませんが、ここは自分以外に迷惑は掛かりませんのでご安心を。
低速時の3日間使い過ぎ制限は各人でのカウントなので自己責任で済むね。
IIJmioのファミリーシェアプランは1人で複数端末を使う場合でも便利
ファミリーシェアプランという名前もあって多くの利用者が家族だと思いますが、1人で複数端末を使う場合にも重宝するプランだったりします。
前期の通り名義人1人でSIMカード3枚(10枚まで追加可能)が発行されるだけなので、家族で使おうが自分の持っているスマホやタブレットにまとめて差すことも可能です。
最近ではスマホとタブレット持ちのユーザーも多いので、2台にSIMカードを差して2端末の月合計が10GBまで使うというやり方が一番多いパターンだと思います。
IIJmioのファミリーシェアプランまとめ
IIJmioでも最もメジャーな「ファミリーシェアプラン」ですが、家族や1人で複数端末を使う場合にも便利です。
料金は家族4人で1万円以下どころか5,760円くらいまで毎月の固定費が下がるので、相当な節約と言えますね。
現在家族の携帯電話会社がドコモauソフトバンクを使っている場合には、月で1万円以上は安くできるので是非とも乗り換えみてはいかがでしょう。
月1万円以上節約できたらお小遣いに回してもいいよね?