2016年頃からスマホ代を節約するのが目的で格安SIMに乗り換えるという選択肢がメジャーになってきています。
自分もソフトバンクで毎月10,000円前後の請求でしたが格安SIMに乗りかえて4分の1くらいの料金で助かっています。
しかし格安SIMは「通話料が高い」というデメリットがあり、何も知らずに格安SIMに乗り換えて通話していると初月の請求で驚いたという話も聞きます。
なぜなら格安SIMの通話料は通常電話料金の20円/30秒が基本だからです。
(大手キャリアも完全通話し放題以外は20円/30秒ですが)
なので最初から通話料金が高いと言いう事を踏まえて、自分の通話に合った格安SIM選びをすることで節約ライフを送りましょう。
格安SIMは無料通話をうまく使わないと安くならない
ドコモauソフトバンクの大手3キャリアの場合、かけ放題など無料通話などのサービスがありましたが、格安SIMで完全通話し放題があるのはワイモバイルのオプションのみで基本的にはありません。
格安SIMでの通話料は通常通話料金の20円/30秒なので、月合計1時間通話するだけで2,400円も通話料だけで掛かります。
格安SIMユーザーの月の平均通話時間は68分なので、格安SIMの音声通話プランで090や080でしていると平均で2,720円の通話料が月額料金に加算されてしまいます。
格安SIMで2,000円の基本料金で使えても、通話料が加算されて5千円近くになってしまい節約とは言えません。
LINE通話やSkype通話しか使わない人であればそもそも通話料は掛かりませんが、社会人であれば090や080の電話番号は何かしら利用しますよね。
なので格安SIMでは無料通話オプションや通話料が半額になるアプリ、IP電話などを組み合わせて通話料を軽減するのがセオリーです。
格安SIMではなるべくチャットアプリやIP電話を利用するのが基本
LINE無料通話やSkypeなど、通話料金ではなくパケットデータ通信を利用するチャットアプリを利用することで通話料金を掛けることなくやり取りができるので格安SIMでは積極的に使ってきましょう。
家族や友人、恋人との長電話の場合には以下のチャットアプリやIP電話で通話し、ビジネスなど090や080が必要な場合は必要最小限に抑える努力が必要です。
通話料の掛からないメジャーなチャットアプリ
■LINE無料通話、Skype、Messenger、Facetime、カカオトーク など
メジャーな通話料の安い050 IP電話アプリ
050Talk、SMARTalk、LaLaCall、050call
通話無料オプションやサービスのある格安SIM一覧
格安SIM会社のうちで無料通話オプションのある会社は多いですが、メジャーでお勧めな無料通話サービスが
「●分までの通話し放題(かけ放題)」
です。
5分までの通話無料が特に多く、その時間を超過すると通常通話料金20円/30秒がかかります。
短い通話を頻繁にする人であれば相当な節約になります。(後述)
多くのスマホユーザーは「5分かけ放題」で充分
2016年の調査では格安SIMユーザーの平均通話時間は約3分との事です。
1回当たりの通話時間の区分で見てみると以下のように通話の7割以上が5分以内であるため、「5分かけ放題」があれば通話料の大半を軽減できます。
通話時間区分 | 割合 |
3分以内 | 47% |
3分~5分 | 26% |
5分~10分 | 15% |
10分~20分 | 7% |
20分~ | 5% |
「●分かけ放題」の無料通話サービスのある格安SIM一覧
「●分かけ放題」の通話無料サービスのある格安SIMを以下にまとめました。
(比較対象として大手3キャリアも記載)
■mineo(マイネオ)
・5分かけ放題:月額850円(5分超過後は10円/30秒と通常通話料金の半額)
※専用アプリからの発信:必要
■IIJmio(みおふぉん)
・3分かけ放題:月額600円(家族となら10分かけ放題)
・5分かけ放題:月額830円(家族となら30分かけ放題)
※専用アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信:必要
■BIGLOBE SIM
・3分かけ放題:月額650円
※「3分かけ放題」か「月合計60分まで定額」で選択可能
■FREETELのトークアプリ「FREETEL電話」
・1分かけ放題:月額299円
・5分かけ放題:月額840円
※専用アプリからの発信:必要
■UQモバイル
・5分かけ放題:無料(基本プランに含まれている)
※5分かけ放題の「おしゃべりプラン」と月合計60分/120分/180分まで定額の「ぴったりプラン」から選択可能
■ワイモバイル
・10分かけ放題:無料(基本プランに含まれている)
※月額+1,000円で大手キャリアと同じ「完全通話し放題」に切り替え可能
と主要な格安SIMではほとんどが「5分かけ放題」のオプションを備えています。
オプションなので必要であれば申込がいりますが、ワイモバイルとUQモバイルの2社は基本料金が他の格安SIMよりも割高な分「●分かけ放題」が最初からプランに含まれています。
またワイモバイルは「10分かけ放題」なので無料通話に関しては他の格安SIMより頭一つ抜けている印象です。
特に短い通話の多い人であれば上記の無料通話オプション・サービスで充分通話料を安くすることが可能です。
ちなみに大手3キャリアでも「5分かけ放題」があります。
■au:「スーパーカケホ/月額1,700円」
■:ソフトバンク「スマ放題ライト/月額1,700円」
格安SIMの「5分かけ放題」の相場が800円~900円なので大手キャリアの基本料金がどれだけ高額か分かりやすいと思います。
「月合計●分まで定額」の無料通話サービスのある格安SIM一覧
上記の「条件付きかけ放題」以外の無料通話サービスとしては「月累計●分まで定額」というものがあります。
■mineo(マイネオ)
・月30分まで通話料定額:月額840円
・月60分まで通話料定額:月額1,680円
■BIGLOBE SIM
・月60分まで通話料定額:月額650円
■UQモバイル
・月60分/120分/180分まで通話料定額:無料(基本料金に含まれている)
●分を超過した通話料は通常通話料金の20円/30秒が適応されますが、1回の通話が長い場合には「●分かけ放題よりも」通話料を安くできる場合が多いです。
それ以外の通話料金を安くできるアプリ・サービス一覧
格安SIM会社とは別に通話料を安くできるサービスがありますので、こちらの利用も通話料を節約できます。
特に有名な通話割引電話アプリは以下です↓
■BIGLOBEでんわ
■みおふぉんダイヤル
■DMMトーク
■通話料いきなり半額
これらのサービスと契約して専用のアプリをダウンロードし、アプリから発信することで通常通話料金20円/30秒から半額の10円/30秒ほどで使えるようになります。
利用料はサービスによって異なりますが、最もメジャーなのが「楽天でんわ」です。
楽天でんわは基本利用料が無料で通話料金が半額になります。
半額で使用した通話料は格安SIM側ではなく楽天側から請求が来るというシステムです。
ユーザー目線ではどちらに支払おうが安ければ良いので人気のある通話割引電話アプリです。
個人的には一押しです。
格安SIMで通話料を安くするかけ放題&定額無料通話サービスまとめ
通話時間は個人差があるものの、月に1時間程度の通話であれば「5分かけ放題」で充分安くできます。
「5分かけ放題」は主要格安SIMであればオプションにあるので付けておくのが無難です。
1回の通話が長い場合には通話定額オプションや楽天でんわで軽減しましょう。
月に3時間以上の通話がある人は、ワイモバイルの「完全通話し放題」オプションがベストとなります。