ドコモの従量制プラン『ベーシックパック』にすると高くなる?

ドコモの従量制プラン「ベーシックプラン」「ベーシックシェアプラン」
かいり
かいり

2018年5月にドコモが『ベーシックパック』と『ベーシックシェアパック』いうパケットプランをスタートしましたね。

ねこ
節約ねこ

(全く知らなかった…)
どんなプランなんですか?

かいり
かいり

どちらも使った分だけ料金が掛かる従量制プランなんです。

ねこ
節約ねこ

いっぱい使うと高くなるプランって事ですか?

かいり
かいり

そういう事です。
 
使ったパケットを把握しておかないと思わぬ料金になりやすいプランです。また今までの定量制プラン(シェアパック5/10/15/データパックS/Mは新規受付を終了しました。

ドコモが従量制導入『ベーシックパック』『ベーシックシェアパック』

ドコモでは2018年5月25日より従量制(使った分だけ料金が掛かるシステム)のパケットプラン『ベーシックパック』と、家族向けのシェアプランの従量制バージョン『ベーシックシェアパック』の2種類のプランをスタートしました。

ドコモの従量制プラン「ベーシックパック」「ベーシックシェアパック」

直近でauも従量制プラン『ピタットプラン』をリリース&推しており、後を追うようにドコモも従量制プランをスタートした形になります。

まずは2種類のプランを見ていきましょう↓

ドコモの『ベーシックパック』は一人向けの従量制プラン

まずは一人向けの『ベーシックパック』について見ていきます。

従量制プランと定量制プランの違い

ドコモは今までは「多くが月〇GBまで使える」という”定量制プラン”がメインでした。

動画やアプリのアップデートなどで月のデータ容量を使い切ると、通信制限になり低速で使い物にならない状態になったという経験はほとんどの人があるでしょう。

しかし『ベーシックパック』のような従量制プランは、以下のように使った分だけ後から料金が発生します↓
ドコモの従量制プラン「ベーシックパック」

従量制のメリット&デメリット

ねこ
節約ねこ

従量制なら使わない月はその分安く済みますね

かいり
かいり

でも「ストップが自動で掛からないので気が付いたら使い過ぎて料金が高くなっていた」という事もあります。
 
特に5GBを超えると+2,000円/月になるので結構差が出てくるラインです。

ねこ
節約ねこ

あ…確かにそうですね。

今までのドコモの定量制のパケットプランとの比較

ベーシックパックの開始に伴って、今まで定番だった「月●GB」のデータパックは終了してしまいました。

ベーシックパック、ベーシックシェアパックの開始にともない、2018年5月24日(木曜)をもってシェアパック5・10・15、データパックS・Mの新規受付を終了いたします。

という事で今までのドコモの「データパック」と新たな「ベーシックパック」の料金を以下に比較してみました↓

【今までの定量制データパック】
◇データSパック(小容量 2GB):3,500円/月
◇データMパック(標準 5GB):5,000円/月

【ドコモの新旧データパックの料金比較】

ドコモのデータプランの新旧比較 従量制「ベーシックパック」 今までの定量制データパック
~1GB 2,900円/月 3,500円/月(データSパック)
1~2GB 4,000円/月 3,500円/月(データSパック)
2~3GB 4,000円/月 5,000円/月(データMパック)
3~4GB 5,000円/月 5,000円/月(データMパック)
4~5GB 5,000円/月 5,000円/月(データMパック)
5~20GB 7,000円/月 6,000円/月(ウルトラデータ
Lパック)

毎月5GB~10GB利用の「そこそこスマホ使ってる層」に大打撃

5GB未満ではそんなに変わりませんが、5GBを超えると20GB大容量プランの料金以上に掛かるので毎月5GB以上使っている人はかなり危険ですね。

特に毎月5GBをギリギリ超えるくらいの使用量の「そこそこスマホ使ってます層」にとってはヘビーユーザー向けプラン以上の料金が掛かるのでスマホ代が上がります。

通信制限があった方がマシ

新しい「ベーシックパック」は20GBまでは通信制限になる事がない反面、使った分だけ自動的に料金帯が上がっていくので後からの思わぬ料金の請求が怖いですね。

紙の料金明細がオプションになって以降は、先月のスマホ代すら把握していない人が多いですが、これはそんな人が被害者になりそうなデータプランです。

ねこ
節約ねこ

今までは通信制限がある意味ストッパーになってくれていたんですね。
通信制限にならないからどの料金帯まで使ったのか把握しておかないと…

指定のギガ数で自動ストップをかける事は出来ない

ドコモの「ベーシックパック」には指定のデータ容量でストップする「ストッパー」のような機能はありません。

なので特に「5GBを超えるかどうか」で料金が2千円も違ってくるので、自分でマイドコモから今月の通信量を把握しておくしかありません。

『ベーシックシェアパック』はファミリー向けの従量制パケットシェア

ドコモと言えば「家族でパケットシェア」が代名詞のような感じになっていますが、パケットシェアも定量制ではなく使った分だけ料金が掛かる従量制の『ベーシックシェアパック』となりました。

こちらも今までの定量制の「シェアパック」の受付は終了しており、以下のような家族全員の合計使用料に応じた料金が掛かります↓

ドコモのベーシックシェアパックは従量制プラン

こちらの従量制のシェアパックは、「家族の各人のパケット消費量の合計」をシェアしている家族全員が把握しないといけないのでかなり面倒なシステムだと思います。

家族4人で使った場合、4人の利用データ量の合計が10GBを超えると+3,000円。15GBを超えると更に+3,000円です。

格安SIMなら家族4人で月5千円台も可能な時代に、データ通信量だけで15,000円も掛かる訳ですからまあ高いです。

IIJmio(みおふぉん)のファミリーシェアプラン(家族)

そもそも節約したいなら従量制プランなんて使わない方が良いので、自分はベーシックパックやピタットプランは全くお勧めしません。

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