最近ではシニアでもスマホ持っている人をよく見かけるようになりました。
2017年で60代のスマホ所有率が50%を超えて過半数に達していますからね。今どの世代よりもスマホに移行しているのがシニア世代なんです。
2017年にはシニア(60歳代)のスマホ所有率が50%オーバーに激増
MMD研究所の統計によると、2017年時点でシニア(60歳代)のスマホの所有率が50%を超えたとの事です。
【2017年の年代別スマホ所有率】
年代 | スマホ所持 | ガラケー所持 | 携帯端末を持っていない |
60代 | 51.9% | 42.9% | 5.2% |
70代 | 35.7% | 54,9% | 9.4% |
参考:2017年シニアのスマートフォン利用に関する調査 | MMD研究所
2017年には60代のスマホ所有率が51.9%と過半数となり、ガラケーとスマホの所有率が入れ替わった年となっていたようです。
なので現在は60代はガラケーの方が少数派という事になりますし、70代でも3人に1人はスマホを持っています。
確かに自分の両親(60代後半)もバリバリiPhoneやら格安SIMを使いこなしてますね。むしろ数年前に「HUAWEI」を買ってきて自慢された覚えが…
シニアって言っても60代はバリバリ現役ですからね。
シニアのスマホ所有率がここ2年で20%も急増している
注目してほしいのがシニア(60歳以上)を対象としたスマホ所有率のここ数年の推移です。
【2015~2017年のシニアのスマホ所有率】
年 | スマホ所持 | ガラケー所持 | 携帯端末を持っていない |
2017年 | 48.2% | 45.7% | 6.1% |
2016年 | 38.5% | 55.4% | 6.1% |
2015年 | 27.8% | 64.2% | 8.0% |
なんと2015年から2017年の2年間でシニア層のスマホ所有率が20%も上昇しており、反対にガラケーの所有率が20%近く減っているのが分かります。
つまり2年間で20%のシニアがガラケーからスマホへ移行したって事です。
物凄い変化ですね。
やはり原因としてはガラケーの製造終了によって、多くのシニア層がガラケーからスマホへ機種変更したという事でしょう。
また格安スマホブームも追い風になり、通信インフラに興味を持つ層が増えたのだと思われます。
「簡単スマホ」などシニア向けスマホはシニアには不評
ドコモの「らくらくスマートフォン」シリーズや、ソフトバンクの「シンプルスマホ」シリーズなど、文字が大きく操作しやすいデザインのいわゆる「簡単スマホ」を大手3キャリアはシニア向けに発売しています。
しかし以下の統計を見てわかる通り、シニア向けのスマホ「簡単スマホ」を利用しているシニアはかなり少ないです↓
【2015~2017年のシニアのスマホ所有率】
年 | スマホ所持 | シニア向けスマホ所持 | ガラケー所持 | 携帯端末を持っていない |
2017年 | 46.8% | 1.4% | 45.7% | 6.1% |
2016年 | 35.9% | 2.6% | 55.4% | 6.1% |
2015年 | 25.9% | 1.9% | 64.2% | 8.0% |
むしろシニア向けスマホは2017年で減ってますね。
人生100年時代と言われている長寿大国日本では、シニアと言っても60代70代はバリバリ現役ですからね。
簡素なスマホである必要が無かったという事でしょう。
ちなみに最近のシニアはfacebookが人気だそうで、次いでTwitterだそうです。
そのうち「お年寄り=機械に弱い」なんて固定概念自体なくなりそうですね。