最近では格安スマホ・格安SIMも流行ってきており、現ソフトバンクユーザーの中にもスマホ代を下げるために検討している方も多いと思います。
ソフトバンクユーザーがソフトバンクで購入したスマホを他の回線(ドコモ回線、au回線)で使う為には、SIMロックという制限を解除する必要があります。
ソフトバンクのSIMロックとは?
SIMロックとは大手キャリアがユーザー争奪戦の為に作った縛り制度で、自分のキャリアで購入したスマホに他のキャリアの回線を使えなくする縛り(ロック)の事です。
例えばソフトバンクで購入したスマホ(iPhoneでもAndroid)の場合、全てにソフトバンクのSIMロックが掛かっています。
ソフトバンクのSIMロックが掛かっているスマホに他のドコモやau回線が使えるSIMカードを挿しても、ソフトバンク以外の回線をロックするので使えないです。
ソフトバンクのSIMロックと乗り換え格安SIM
上記の理由から格安SIMに乗り換える場合は、ソフトバンクで購入したスマホを持ち込んで使うならSIMロックを解除する必要があります。
格安SIMは殆どの会社がドコモ回線を使っており(一部au回線の会社もあり)、ソフトバンク回線の格安SIMはワイモバイルが有名ですが現状では殆どありません。
参考:「遂に高性能iPhoneSEが格安スマホに登場!Yモバイルで月額料金3000円台!」
最近ではソフトバンクの接続料が下がった影響もあり、b-mobile-sなどがソフトバンク回線の格安SIMとして登場しています。
参考:「ソフトバンク利用者必見!手持ちiPhone6や5sが持ち込める格安SIM『bモバイルS』登場!」
なぜソフバン格安SIMは少ない?
3社の中ではドコモ回線が接続料が最も安いので、殆どの格安SIM会社はドコモ回線を利用しているという訳です。
対してソフトバンク回線の接続料は3社の中でも高い為、ソフトバンク回線の格安SIMは圧倒的に少ないです。
auで買ったスマホを格安SIMで使う方法をまとめると
- ほとんどを占めるドコモ回線の格安SIMで使いたい ⇒ ソフトバンクスマホはSIMロックを解除が必要
- UQモバイルやmineoなどの一部のau回線の格安SIMを使いたい ⇒ ソフトバンクスマホはSIMロックを解除が必要
- b-mobile Sなどのソフトバンク回線の格安SIMを使いたい ⇒ ソフトバンクスマホはSIMロック不要で使える!
ソフトバンクのSIMロックを解除するデメリットは?
デメリットは特にありません。
逆にデメリットのせいでSIMロック解除を躊躇するような状態になっても問題ですからね。
【要事前確認】ソフトバンクのSIMロック解除できる条件
ソフトバンクとしてはSIMロックは解除するとデメリットしかないですが、2015年5月以降に発売したスマホからユーザーの意向があればキャリア側でSIMロックを解除する義務が総務省のお達しによってできました。
SIMロック解除できる条件は主に以下の2つです↓
【ソフトバンクのSIMロックの解除条件】1.SIMロック解除対象のスマホ端末である事
総務省のお達しによってSIMロック解除の対象とされるスマホのボーダーラインは、2015年5月より発売が前かどうか(自分の購入ではなくソフトバンクでの端末発売日)で決まります。
iPhoneの場合は以下の一覧で判別できます↓
iPhoneのモデル | 発売日 | キャリアでのSIMロック解除可否 |
iPhone8 ? | 2017年9月? | SIMロック解除可能 |
iPhone 7 Plus | 2016年9月 | SIMロック解除可能 |
iPhone 7 | 2016年9月 | SIMロック解除可能 |
iPhone SE | 2016年3月 | SIMロック解除可能 |
iPhone 6s Plus | 2015年9月 | SIMロック解除可能 |
iPhone 6s | 2015年9月 | SIMロック解除可能 |
iPhone 6 Plus | 2014年9月 | × |
iPhone 6 | 2014年9月 | × |
iPhone5c | 2013年9月 | × |
iPhone5s | 2013年9月 | × |
iPhone5 | 2012年9月 | × |
iPhone4s | 2011年10月 | × |
【ソフトバンクのSIMロックの解除条件】2.購入から180日が経過していること
こちらは自分はソフトバンクで対象のスマホ端末を購入した日から半年経過が条件です。
これは大手キャリアは基本料金が高い代わりに最新端末が安く購入できるため、契約後に最新端末を端末割で安く購入してドロンされるのを防ぐためだと思われます。
上記の2条件を満たしていれば基本的にはソフトバンクでSIMロックを解除してもらえます。細かい条件に関しては以下のソフトバンク公式ページをご参照下さい↓
ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する / SIMロック解除
ソフトバンクで買ったiPhone6や5sの場合は格安SIMにどう移行すればいい?
iPhoneのモデルでは2015年9月に発売したiPhone6s以降がSIMロック解除対象です。
2015年5月より前に発売されたiPhone6以前のモデルはSIMロック解除はしてもらえませんので注意です。
例えばSIMロック解除対象ではないauで購入したiPhone6の場合、格安SIMを使う選択肢は以下になります。
別の端末を他に準備して格安SIMのSIMカードだけ契約する
SIMフリーの端末を購入する、中古のドコモ端末(白ロム)を購入するなどの方法です。
格安SIMで格安スマホをセット購入する
各格安SIMにはセット購入すると安く買える”格安スマホ”というものが存在します。
安く提供できる分格安スマホ端末の種類が限られていますが、好みの機種があった場合には初心者には最もオススメできる方法です。
最近ではUQモバイルやY!モバイルがiPhoneSEを格安スマホで取り扱いだしてとても人気が出ていますね。
参考:
「遂に高性能iPhoneSEが格安スマホに登場!Yモバイルで月額料金3000円台!」
「【格安スマホiPhoneSEの性能比較】iPhone6sや前モデルの5sどれがいい?」
「【格安スマホ vs SIMフリー vs 中古】iPhoneSE端末購入料金はどれが安い?」
ソフトバンク回線の格安SIMで使う
ソフトバンク回線の格安SIMならソフトバンクのSIMロックが掛かっていても同回線なので問題なく使えます。
しかしソフトバンク回線の格安SIMは現状ほとんどないです。
通信量の卸値が今後下がっていけば、現ソフトバンクユーザーもSIMロック問題に悩まされずに選択出来る格安SIMが増えていくとは思います。
追記:2017年3月にソフトバンク回線の格安SIM「b-mobile S」が登場しました!
ソフトバンクのSIMロック解除方法オンライン申請
ここからはソフトバンクのSIMロック解除申請方法です。
ソフトバンクショップ店頭でも「SIMロック解除してください」と言えば解除してくれますが、3,000円(税抜)の手数料が掛かります。
手順通りにやれば時間もかからず難しくも無いので、以下の手順でオンラインで自分でSIMロックを解除するのがオススメです。
【STEP1】IMEI(スマホ端末の製造番号)を調べる
IMEIとはInternational Mobile Equipment Identifierの略で「端末識別番号」の事です。
今SIMロックを解除申請したい自分のスマホ端末の端末識別番号を調べます。
ホームから「設定」→「一般」→「情報」から下の方に記載されている
「シリアル番号」
「IMEI」
の番号を控えます。
この番号をキャリアに送信してSIMロックを解除してもらいます。
【STEP2】ソフトバンクのSIMロック解除オンライン申請
以下はSoftbankの公式サポートページからの抜粋です↓
■SIMロック解除手続き方法
1.SIMロック解除をする携帯電話番号でMy SoftBankにアクセス(My SoftBankはこちら)
※上記の(My SoftBankはこちら)からアクセスの上、ログインいただくと「2」の画面がすぐに表示されます。
2.SIMロック解除をする端末の製造番号(IMEI番号)を入力し「次へ」を選択
製造番号(IMEI番号)の確認方法について詳しくはこちら(FAQ)
3.製造番号(IMEI番号)と機種名を確認し、「解除キーを発行する」を選択
4.SIMロック解除キー発行完了
※SIMロック解除キーを紙などにお控えください。
※iPhone/iPad のSIMロックを解除する場合は、解除キーは発行されません(解除キー不要)。解除キー発行だけではSIMロック解除は完了していません。続けて以下の解除方法の操作をお願いします。
■SIMロック解除手続き後に機種本体からSIMロック解除する方法
1.他社で発行したUSIMカードを機種に挿入し電源をONにする
2.SIMロック解除キー入力画面が表示されるのを確認
※iPhone/iPad の場合は、解除キーの入力は不要です。ネットワークに接続するとSIMロックの解除が完了します。
3.SIMロック解除キーを入力し「ロック解除」を選択
4.SIMロック解除完了
僕もこの方法で自分でオンラインSIMロック解除申請しましたが、3分くらいであっという間に終わりました。
ちなみに「■SIMロック解除手続き後に機種本体からSIMロック解除する方法」以降は格安SIM契約後にSIMカードを挿入してから行う部分なので、現段階ではできないです。