格安SIMに乗り換える時の注意移転として「セルスタンバイ問題」というものがあります。
データ専用SIMのみで起こり、スマホ端末のバッテリーの消耗が激しくなるという問題です。
セルスタンバイプロセスのメカニズム どうすれば起こる?
冒頭にも書きましたが、セルスタンバイ問題とはデータ専用SIMをスマホ端末に指した場合に起こりバッテリー消耗が激しくなるという問題です。
Androidでの報告が多いですがiPhoneでも起こる問題です。
データ通信専用SIMの場合、当たり前ですが音声通話ができません。
しかしスマホの端末によっては、これを圏外だと認識してしまい電波を探し続けます。
すると見つかるはずの無い電波を際限なく探しにいくのでバッテリーが見る見る減っていってしまうという現象です。
セルスタンバイでどれくらい早くバッテリーを消耗する?
これはスマホ端末の機種やSIMとの組み合わせによって変わってくるので一概には言えませんが、端末によっては3割増し~2倍速くらいでバッテリーを消耗するケースもあります。
これは実際に試してみるまでわかりませんが、新しめの端末ではセルスタンバイ問題は起きるものの、バッテリーの消耗は少ないという報告もあります。
セルスタンバイ問題の対処方法は?
SMS付きのSIMで契約すればセルスタンバイ問題は起きません。
音声通話SIMもSMSが付いているのでセルスタンバイ問題は起こりません。
最近ではLINEを格安SIMで使う際にもSMS付きでないとアカウント認証ができないなど、SMS付きの格安SIMの契約がオススメです。
セルスタンバイ問題対策のSMSオプションを付けるといくら高くなる?
SMSオプションの料金は格安SIM会社によって微妙に異なりますが平均で月額150円前後です。
メイン端末を格安SIMで使う人は音声通話SIMで契約することが多いのでセルスタンバイ問題とは無縁ですが、2台持ちのデータ通信専用スマホ側の場合はSMSオプションに加入するのが無難です。
予備バッテリーを持ち歩くなんて論外でしょうし、惜しむほどの金額でもないのでSMS付きのSIMカードを契約しましょう。
セルスタンバイ問題を解決出来るアプリを使う
中には2台持ちで極限まで切り詰めて月額最安値を目指す人もいるかもしれません。
またデータ通信専用SIMをタブレットに挿して使っている人にとってもタブレットにわざわざSMSオプション付けたくないという声もありそうです。
なのでSMSオプション以外の解決策として「機内モード」があります。
機内モードに切り替えるとセルスタンバイ問題は起こりません。
しかし毎回機内モードを切り替えるのが面倒なので「自動機内モード制御」というアプリを導入します。
これによってスマホやタブレットが消灯状態になると「機内モード」になりセルスタンバイが起こらないという訳です。
「自動機内モード制御」は無料版もあるのでセルスタンバイ問題で悩んでいる倹約家の方は是非お試しあれ。