格安SIMの中でも数少ない3回線全て(ドコモ/au/SoftBank回線)を利用できるmineo(マイネオ)ですが、「実際に契約するのはちょっと不安」という人も多いと思います。
実はmineoには、契約ではなく一定容量だけを買い切りする『プリペイドSIM』というサービスもあり、プリペイドをmineoのお試しとして利用する事も可能です♪
今回はmineoのプリペイドSIMサービスやメリットと注意点を解説すると共に、プリペイドSIMの長所を利用してmineoをお試しする方法を具体的に紹介します。
mineo(マイネオ)のプリペイドSIMパックは買い切りのSIMカード
今でこそ「格安SIM=契約」が一般的ですが、格安SIMが今ほどは流行っていなかった数年前は、「格安SIM=買い切りのプリペイドSIM」が一般的でした。
海外ではプリペイドSIMは当たり前のように利用されていますが、日本では今はあまり馴染みが無いかもしれませんね。
mineoでも「プリペイドSIMパック」のサービスを提供しており、楽天やAmazonで200円ほどで販売されています↓
審査もクレカも不要なプリペイドSIMってどんな仕組み?
まずはプリペイドSIMについての基本的な解説からいきましょう。
通常の格安SIMの契約と違い、プリペイドSIMはコンビニや通販などで指定のGB数だけ購入する「使い切りの格安SIM」です。
クレジットカードも審査も不要でコンビニのレジで現金があれば購入でき、購入したSIMカードを挿して初期手続きをするだけで決まったデータ容量だけ使う事が出来ます。(完全使い切り)
購入した容量を使い切るか、利用可能期間を経過すると使用できなくなりそこでサービスが終了するというシンプルなシステムです。
お試しにベスト!mineoのプリペイドで確認できる3項目とメリット
mineoのプリペイドパックは200MBで200円程度と安い代わりに本当にお試し程度のデータ容量しかありませんので、mineo側でも「お試し用」という位置づけでプリペイドパックを販売しているようです。
mineoのプリペイドパックの公式ページでも「プチ体験」という言葉を使っているように、mineoの本契約の前に使用感を確認するには持ってこいと言えますね。
主にmineoを本契約する際に不安になる以下の点を実際に同じ回線を買い切りで使う事で確認可能です↓
➀ 通信速度や魔の昼12時台で使えるかなどが確認できる
➁ 自分の利用するエリアの回線を確認できる
➂ 自分のスマホでmineoの回線が使えるか
特にmineoの通信速度は以下のページでも解説しているように、大手キャリアやサブブランドと比較するとそこまで速いわけではなく、エリアや時間帯、利用ユーザー数によっても変わります↓(以下ページで時間帯と回線プラン毎の速度を実測していますので参考にどうぞ♪)
なので、契約前にどれくらいのストレスがあるのかを確認できるというのがmineoプリペイドパックの最大のメリットだと言えます。
またmineoのプリペイドパックでは、月額プラン契約へスムーズに移行できるようになっており、プリペイドから月額プラン契約へ移行時には
通常3,000円+消費税の契約事務手数料が無料になる
プリペイド時の残データ容量も月額プラン契約へ引き継がれる
月額プラン契約へ移行する際の初期設定もプリペイド時に既に設定済みなので不要
通信停止期間などがほぼ無い
なのでプリペイドパックで満足したら本契約へ移行すればいいですし、逆に不満だったらmineoを契約しなければいいというシンプルな確認ができるのです。
ちなみにプリペイドパックは買い切りなのでクレカや身分証明書、審査が一切ないというメリットもありますが、月額プラン契約へ移行する際には通常と同じくクレカや一部のデビットカードでの支払いが必要となります。
mineoプリペイドSIMパックの注意点
プリペイドSIMパックは契約不要で手軽な分、通常契約に比べて以下のようにいくつかのデメリットがある事も知っておきましょう↓
シングルタイプ(データ専用SIM)しか使えない(通話不可)
通常のmineoの月額プラン契約にはシングルタイプ(データ専用SIM)とデュアルタイプ(音声通話SIM)の2種類がありますが、プリペイドパックではシングルタイプしかありません。
なので090や080で始まる携帯電話番号での発信も受信も一切できないので、あくまで通信速度やエリアの使用感を確認までしかできません。(LINE通話は可能)
また、プリペイドから月額プラン契約に移行する際には、デュアルタイプ(音声通話付きプラン)を希望の場合には、一度シングルタイプで契約した後にデュアルタイプへの変更手続きが必要となるので若干面倒です。
使い切ったら終了(通信制限もない)パケットチャージ不可
使いきりのプリペイドなので、購入したデータ容量を使い切った時点で一切の通信ができなくなります。(通常の契約と違って低速通信制限にもならず繋がりません)
また、mineoにも課金して通信制限を解除する『パケットチャージ』は存在しますが、プリペイドパックではチャージする事もできないので、使い切った時点でサービス終了となります。
プリペイドSIM開通日の翌月末までしか使えない
プリペイドパックは使いきりのデータ容量を購入しているようなものなのですが、実は有効期限も存在し、mineoプリペイドパックを開通させて使い始めた日の翌月末までしか使えません。
開通日から翌月末までの最大2カ月間、ご利用いただけます。
とはいえ、プリペイドのデータ容量は少ないので普通に使っていれば翌月末までに使い切ってしまう場合がほとんどだと思いますが。
また、当たり前ですがキャリアメールやmineoの独自メールなども使えません。
使えないメールアドレス:@docomo.ne.jp / @softbank.ne.jp / ezweb.ne.jp / @mineo.jp)
プリペイドはau回線とドコモ回線のプランしか試せない&月額プランへ移行できない
mineoは2018年から『トリプルキャリアMVNO』と呼ばれるように、大手3キャリア全ての回線プランを持つ格安SIMとなりました。
しかしプリペイドパックは以下のようにau回線の『Aプラン』かドコモ回線の『Dプラン』の2種類しかなく、ソフトバンク回線の『Sプラン』はありません↓
また、プリペイドSIMから月額プラン契約へ移行する場合にも、
(プリペイド)Aプラン ⇒ (月額プラン契約)Aプラン
(プリペイド)Dプラン ⇒ (月額プラン契約)Dプラン
というように同じ回線プランにしか移行できない点にも注意が必要です。
プリペイドSIMパックを使う流れ・方法
プリペイドSIMの使い方の流れは非常に簡単です↓
「➀買う ⇒ ➁開通の電話をする ⇒ ➂スマホにSIMを差して初期設定」の3ステップですね♪
➀ Amazonや楽天でプリペイドSIMパックを購入
mineoのプリペイドSIMパックは前記の通り現在は楽天とAmazonで販売されているので、ポチって購入しましょう。
そもそもなのですが、mineoが使えないスマホの機種というのも存在するので、事前に以下のmineoの動作確認端末一覧から自分のスマホがAプラン(かDプラン)で動作確認されているかを確認しておいた方がいいです↓
➁ 購入したら開通手続きの電話1本で利用可能に
プリペイドSIMパックを購入後に開封してSIMカードを取り出します。
中に手続き方法が掛かれているので、記載されている番号に電話して「識別番号」を伝える事で開通手続きが完了します。
この時点でプリペイドSIMの利用がスタートします。(有効期限はこの時点から翌月の月末まで)
➂ SIMカードをスマホに挿して初期設定を
上記の開通手続きが完了したら、SIMカードをスマホに挿してインターネットを利用する為のアクセスポイント名(APN)の設定をします。
自分のスマホでmineoの回線でネット利用する為の設定ですね。これが完了すれば利用できるようになります。