格安SIMの知名度と共に大手キャリアが割高だと気づき格安SIMに乗り換えるユーザーは右肩上がりです。
群雄割拠の格安SIM業界ですが、殆どがドコモ回線を利用しています。
特にソフトバンク回線の格安SIMは数えるほどしか無く、現ソフトバンクユーザーはSIMロック解除ができない機種の場合はほとんど選べる格安SIMの選択肢はありませんでした。
そんな中ヤマダ電機のヤマダニューモバイルがソフトバンク回線に対応するという発表がありました。
ヤマダ電機のヤマダニューモバイルは数少ないソフトバンク回線の格安SIM
ヤマダ電機はYAMADA SIM(Y.U mobile)というサービスを以前から提供していましたが2017年4月よりヤマダニューモバイルと言う名前でリニューアルしました。
そのヤマダニューモバイルは現在ドコモ回線の格安SIMを提供している他、ソフトバンク回線のサービスも提供するという発表が2017年の2月にありました。
ヤマダニューモバイルはU-NEXTが運営するU-mobileとの合弁会社でもあり、U-mobileは3月からソフトバンク回線の「U-mobile S」を提供しているため同時進行でヤマダニューモバイルでも提供しようという流れなのでしょう。
ソフトバンクユーザーのメリット
自分も以前はそうでしたがソフトバンク回線の格安SIMは後述の通り選択肢が非常に少ないです。
現ソフトバンクユーザーにとってはSIMロックを解除できれば問題ないのですが、2015年4月以前にソフトバンクで発売された機種の場合はソフトバンクでSIMロック解除不可能です。
その場合以下のソフトバンク回線の格安SIMの中から選ぶ事しかできないので自分に合った格安SIMを選びにくいです。
ソフトバンク回線を利用している格安SIM一覧
- Y!モバイル
- U-mobile S
- b-mobile
- ヤマダニューモバイル
ソフトバンク回線の格安SIMが少ない理由
2017年現在では最も多いのがドコモ回線で最も少ないのがソフトバンク回線の格安SIMです。
その理由は”回線の卸値”がキャリア毎に違うからです。
格安SIM会社はドコモauソフトバンクから回線を卸値で借りるのですが、卸値は
ドコモ回線 > au回線 > ソフトバンク回線
の順で安いです。
回線の卸値が安い=自社サービスの値段も下げる事が出来るので有利です。
ソフトバンク回線は回線の卸値が一番高いので、多くの格安SIM会社で敬遠されがちなのです。
回線の卸値は毎年値下がり傾向にあり、2017年にも大手キャリア3社とも値下がりの発表があったため、今後はauやソフトバンク回線の格安SIMサービスが増えていく可能性は高いです。
ヤマダニューモバイルのメリットは販路の広さ
ヤマダニューモバイルの最大の長所は何といっても販路の広さです。
全国約1000店舗のヤマダ電機&グループ各店で相談、申込が可能です。
『ヤマダ電機グループ』:
ヤマダ電機、ベスト電器、マツヤデンキ、seiden、TSUKUMO
実際に店舗に赴く手間はありますが、スタッフに相談しながら自分に合った条件を確認して選べるのが最大の魅力です。
ファミリー層向け戦略:家族シェア&ヤマダ電機のポイントが貯まる
『ケイタイde安心』や『ヤマダLABIカード』であれば毎月のヤマダニューモバイルの利用でポイントが貯まります。
またヤマダ電機系列のユーザーはファミリー層も多いからか、家族でのパケットシェアやパケット繰り越し機能もあります。
現在ファミリーでソフトバンクを利用しており、ヤマダ電機系列をよく利用する場合には選択肢に入れておくのも悪くないと思います。