「当店舗でMNP乗り換えで●万円キャッシュバック」
最近では総務省の規制によって目にすることが減ったドコモauソフトバンクの「キャッシュバック」ですが、今後キャッシュバックという特典はどうなっていくのでしょうか。
今回はキャッシュバックの仕組みや今後どうなるかなどを見ていきたいと思います。
キャッシュバックとは?大手3キャリアのキャッシュバックの仕組み
まずは基本的なキャッシュバックの仕組みから解説していきます。
数年前までは携帯電話会社と言えばドコモ、au、ソフトバンクの通称3大キャリアが独占状態でした。
大手3キャリアだけでユーザーを奪い合う状態が続き、新規契約ではなく他社のユーザーを自分のキャリアに引き込む為に”キャッシュバック”という特典をつけて奪い合いをしていました。
具体的にはキャリア毎の代理店に「1契約取ったら●万円あげるよ」といった感じにインセンティブ(成果報酬)を支払い、代理店が他社のユーザーから引き込む形です。
代理店はインセンティブの一部をキャッシュバックとしてユーザーに還元するという仕組みです。
なので新規契約ではなくMNP(他社から電話番号を引き継いでの乗り換え)がキャッシュバック対象になっているという訳です。
2016年2月より国のキャッシュバックの規制が入る
安倍総理の「携帯電話料金の負担が大きい=消費拡大の阻害要因である」というところから後押しされて格安SIMが流行していますが、大手キャリアのキャッシュバックや一括0円は「格安SIMの成長を阻害する」という事で2016年2月よりMNP時の過度なキャッシュバックが規制されました。
一括0円+高額キャッシュバックを売りにしていた店舗は軒並み大打撃で、キャッシュバックで有名な某店舗が2016年に閉店するなど規制の影響を物語っています。
現在は総務省が端末販売の適正化の取組に係る情報提供窓口というキャッシュバック情報提供をユーザーに募るようなサイトもあり、目を光らせているのが分かります。
総務省では、携帯電話事業者(株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社、ソフトバンク株式会社又は株式会社ウィルコム沖縄)の行き過ぎたスマートフォンに係る端末価格割引・キャッシュバック等に関する匿名の情報提供窓口を設置しております。
完全に3キャリア名指しです。
現在ではキャッシュバックという文言を街中でほとんど見ることがなくなりましたが、一部の店舗やオンラインショップでは”行き過ぎたキャッシュバック”では無いもののキャッシュバックを行っていることろは存在しています。
個人的にはユーザー視点では「上手く調べれば安くなる・得をする仕組み」ですし、キャリア視点でみればインセンティブは普通の集客方法だと思うので「そこまで規制するものなのかな?」と思ってしまいます。
現在のドコモauソフトバンクのキャッシュバック実施はどうか
2016年2月より規制が入り、2017年現在のドコモauソフトバンクのキャッシュバックの方針は以下です。
2016年1月末でMNPキャッシュバックを公式に終了・廃止しています。
正式ではないですが終了・廃止しており、ほとんどの店舗・代理店でMNPキャッシュバックは2016年1月末で終了しています。
公式ではないですが実店舗では終了しています。
オンラインでは一部の代理店がキャッシュバックキャンペーンを実施しています。
ソフトバンクにMNPするなら早めにキャッシュバック狙いを!
ドコモはありませんが、auやソフトバンクへMNPする場合にはキャッシュバック有のMNPが可能です。
キャッシュバックの規制が今後どうなるかは分かりませんので、auやソフトバンクへのMNPを検討している人は、キャッシュバックがあるうちに乗り換えてしまいましょう。
特にソフトバンクで有れば、過度なキャッシュバックではありませんがおとくケータイが有名ですね。
多少お得にソフトバンクに乗り換えたいという人は一度相談してみることをお勧めします↓