ドコモやソフトバンクなどからauへ電話番号を引き継いで乗り換えた場合に、「MNP au購入サポート」という制度が利用できるのをご存じでしょうか。
現auユーザーで格安SIMへの乗り換えを検討している人の中には、MNPau購入サポートを利用して端末代を安く購入した人もいるかもしれません。
しかし実はMNPau購入サポートを利用すると乗り換え時に違約金(解除料)が掛かるケースがあるので今回解説していきたいと思います。
MNPau購入サポートとは何なのか
まずは「MNPau購入サポート」というauの制度について説明します。
ドコモ,au,ソフトバンクの3キャリアは熾烈なユーザー争奪戦を繰り広げている為、他社のユーザーを自分の契約に結び付けるために多くの特典を準備します。
「MNPau購入サポート」もその特典のうちで、au以外(ドコモやソフトバンク)からauへ電話番号を引き継いで乗換えた場合にスマホを大幅に割引できる制度です。
この時に選択出来るスマホは「NMPau購入サポート」の対象端末のみという指定はあります。
通常ではauでスマホを購入する場合には、毎月割とよばれる端末割引が適応されますが「MNPau購入サポート」を利用した場合には毎月割は適応されなくなります。(重複割引は無し)
MNPau購入サポートを適用している場合、毎月割は適用できません。
MNPauサポート割でいくら安くなる?iPhone6sの場合
例えばiPhone6sをMNPau購入サポートを適応して購入すると端末代は以下のようになります↓
iPhone6sの16GBを例に挙げると端末代は56,160円ですが、MNPau購入サポートで45,360割引され10,800円で購入可能になります。(約80%OFF)
2年(24回)分割で考えると毎月の端末代が2,340円⇒450円まで下がり、割引率の大きさがキャリア間の争奪戦の激しさを物語っています。
【MNPau購入サポートの落とし穴】12ヵ月縛りと違約金(解除料)有り
しかしそんなうまい話には当然裏があるのがキャリアと言うものです。
このようなケースでは大体下に但し書きで”落ち”が付いているものです。
MNPauサポートページの”※”のある小さい文章を確認するとこんな重要な条件が記載されています↓
「MNPau購入サポート」の適用を受けて携帯電話をご購入いただいた月を初月として、12ヶ月以内に対象外の料金プランへの変更※・解約・一時休止・端末購入を伴う機種変更を行った場合、本サポートの経過月数(購入月を1ヶ月目とする)、機種に応じて「au購入サポート解除料」がかかります。
他社から乗りかえ(MNP)でご購入をご検討のお客さま | au
つまり電話番号を引き継いだ乗り換え(MNP)から12ヵ月以内に【解約・一時休止・au内での機種変更・プラン変更】を行った場合には違約金(解除料金)が発生します。
格安SIMへの電話番号を引き継いでの乗り換えは解約に当たるので、違約金が請求されてしまいます。
MNPau購入サポートの違約金(解除料)はいくら
このMNPau購入サポートの違約金は使用した期間が短いほど高くなり、ボーダーラインの12ヵ月に近いほど安くなります。
先程の例に挙げたiPhone6sの場合はこれだけの違約金が発生します↓
乗り換えした翌月に乗り換えると20,000円の違約金が発生します。(最大)
ボーダーラインギリギリの11ヵ月目で乗り換えた場合には10,000円の違約金が発生します(最小)
上記の表の通り違約金は10,000円~20,000円の範囲になるようです。
iPhone以外の機種の違約金も以下のau公式ページで確認可能です。
「MNPau購入サポート」契約解除料
| au
MNPau端末購入サポート”解除料『まとめ』
MNPau端末購入サポートの違約金・条件についてまとめます。
乗り換えたら1年間は(違約金無しでは)乗り換えられないと覚えておきましょう。
これはどの格安SIMでも同じで、電話番号を引き継いだ乗り換えをすると1年以内に次の乗り換えをすると違約金が発生します。
最低利用期間の長い短いが格安SIM毎に設けてあるものの、それはデータ通信専用プランの話です。
メイン端末で電話番号を引き継いで使う場合には上記が指標になるので覚えておいて損はありません。
また違約金(解除料)はiPhoneで20,000円~10,000円、他のスマホで15,000円~8,070円の範囲になり
使用期間が短いほど高くなります。