2018年7月よりドコモ回線に次いで新たにソフトバンク回線のサービス提供を開始したLINEモバイルですが、i一時的に通信速度が低下したみたいですよ。
確か「期間中に通信速度が1Mbpsを切ったら利用ユーザー全員に1GBのデータ容量をプレゼント」って言ってましたよね。
かなり自信があったみたいですね。
しかし、どうやらLINEモバイルのソフトバンク回線が予想以上の反響で、回線の提供が間に合わなかったみたいです。
えー、じゃあ「結果LINEモバイルは通信速度が遅かった」って事ですが?
今回はイレギュラーなだけで、2日後に回線増強して速い通信速度に戻っています。
むしろLINEモバイルの通信速度の評価が決まるのは、ユーザーが増加するこれからでしょう。
LINEモバイルのソフトバンク回線の通信速度はどんなもの?
格安SIMのデメリットとして「キャリアメールが使えない」や「街中にショップが無い」など有りますが、その中でも大きなデメリットが「通信速度が遅い」という点でしょう。
これは大手キャリアの通信回線をお金を払って一部借りているので、「格安な代償」と言ってもいいかもしれません。
LINEモバイルのソフトバンク回線は通信速度に自信満々
そんな中でもLINEモバイルが2018年7月よりスタートした「ソフトバンク回線」が行ったのが…「格安スマホ最速チャレンジ」というキャンペーンで、
「期間中、月1回でも1Mbpsを下回ったら全ユーザーに1GB/月をプレゼント」
というものです。
参考:格安スマホ最速チャレンジ
通信速度1MbpsといえばギリギリYoutubeの標準画質が見れるくらいの通信速度ですが、一部を除く格安SIMで”魔の昼12時台”に1Mbpsを常時切らないというのは相当優秀な部類だと思います。
LINEモバイル側も「格安SIM=通信速度が遅いというイメージを払拭したい」と言うように、このキャンペーン自体がLINEモバイルの通信速度に対する自信の表れと取れます。
多くの人がLINEモバイル=通信速度に自信があると認識していたのではないでしょうか。
サービス開始から数週間で通信速度は1Mbpsを切ったとの声が多数
しかしLINEモバイルがソフトバンク回線の提供をスタートしてから1~2週間後に、「通信速度が低下している」との声が多くのユーザーから出てきました。
それを受けてLINEモバイルは公式Twitterで以下のように謝罪する事態に↓
【お詫び】ソフトバンク回線にて、お申し込みが想定より大幅に上回り、ネットワークの準備が追いついておりません。速度チャレンジすると宣言した中でこのような事態となり、大変申し訳ありません。7/18に増強(夕方をめど)し、必ず改善いたします。今後こういったことのないようにして参ります。
— LINEモバイル (@LINEMOBILE_JP) 2018年7月16日
どうやら予想以上にLINEモバイルのソフトバンク回線の利用者が増加し、回線の準備が間に合わなかったようです。
ただしこの件はイレギュラーで発生したため、常時この低速になる訳ではないようです。
LINEモバイルは謝罪ツイートの2日後の7月18日にソフトバンク回線の増強工事を完了し、通信速度は1Mbps以上に戻っているようです↓
【ソフトバンク回線増強完了】ご迷惑をおかけしましたソフトバンク回線ですが、増速工事完了しました。チャレンジ宣言を受けて楽しみにしているという声を沢山頂戴した中、不手際によりご迷惑をおかけし、大変申し訳ありませんでした。今後このようなことのないようして参ります。
— LINEモバイル (@LINEMOBILE_JP) 2018年7月18日
LINEモバイル ソフトバンク回線が今日の12時頃にようやく速度回復した。ソフトバンクへ回線変更をした人たちは、三連休中の通信速度に「青ざめた」ハズ。せめて、LINEモバイルの公式ブログのお知らせに状況報告して欲しかったな。#LINEモバイル #ソフトバンク回線 pic.twitter.com/J6f01wga91
— KEN (@KEN00048) 2018年7月18日
とは言え、サービス提供直後のイレギュラーなわけですし、増強後は格安SIM内でもかなり速い部類(20Mbps出てるという声もあった)に戻っており、相当な回線増強が行われたようです。
という事で今回の件では「まだLINEモバイルの通信速度の評価には早い」と思います。
評価は他の格安SIMでもそうだったように、「これからユーザーが増え続けた後に同じ通信速度が維持できるか」という点に尽きるでしょう。
【補足】通信速度はユーザー数に反比例する
そもそもどうしてLINEモバイルとか格安SIMの通信速度って速かったり遅かったりするんですか?
まずは通信速度の基本的な考え方から説明しましょう。格安SIMの通信速度はよく「高速道路」に例えられます。
格安SIM側は大手キャリアから回線を費用を支払って借りるのですが、
- 「その格安SIMが借りた回線の量=高速道路の車線数」
- 「その格安SIMユーザー数=その車線を走る車の数」
と例えると分かりやすいでしょう。
なのでLINEモバイルのドコモ回線とソフトバンク回線で、卸している回線数もユーザー数も全然違う事が分かると思います。
一般的に格安SIMの通信速度は
となります。
なのでLINEモバイル側が1Mbps以上を確保する為に準備したソフトバンク回線に対して、ユーザー数が予想を上回ってしまったため、通信速度が反比例して遅くなったわけです。
逆を言えば、更にソフトバンクから回線を借りれば通信速度は上がるはずです。(その分コストが掛かりプラン料金に乗ってきそうですが)
そもそもLINEモバイルはソフトバンク傘下=回線を優遇しても回してもらってるのでは?
UQモバイルやワイモバイルは大手3キャリアのサブブランド会社なので、通常の格安SIMと異なりグループ会社である事を利用して回線を優遇する、いわゆる「ミルク補給」があるようです。
ワイモバイルやUQモバイルは、普通に回線を卸す通常の格安SIMにはできないようなぶっ飛んで速い回線速度が出せるのも、この「ミルク補給」があればこそです。
LINEモバイルはソフトバンクからのミルク補給は無し
LINEモバイルも2018年にソフトバンク傘下になった事で、個人的には「LINEモバイルもこのミルク補給でソフトバンク回線で通信速度が高速になるのでは?」と期待していたのですが、どうやらLINEモバイルはソフトバンクからのミルク補給はないとの事。
他のソフトバンク回線の格安SIM各社は安心したかもしれませんが、個人的にはLINEモバイルのソフトバンク回線がミルク供給で高速であることを期待していたので残念です。
【まとめ】LINEモバイルのソフトバンク回線の通信速度
2018年7月よりサービス提供開始となったLINEモバイルのソフトバンク回線ですが、どうやらイレギュラーで一時的に通信速度が遅くなったものの、回線補強後は格安SIMの中でも高速を維持しています。
特に「格安SIM=通信速度が遅い」というイメージの払拭に力を入れているLINEモバイルですが、新規ユーザー数の増加に対して回線増強で今後の回線速度がこのまま維持されるかが評価のポイントになりそうです。
現状は格安SIM内でも随一の回線速度が出ており、大規模なキャンペーンも行っているので、利用するなら今がかなり美味しい状態でしょう。
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