通信費の節約・見直しで格安スマホを考えている人は多いと思いますが、特に最大手のmineo(マイネオ)は有名なので検討している人は多いと思います。
しかしいざmineoへのりかえを考えるときに迷うのが「プラン選び」ではないでしょうか。
mineoはD、A、Sプランという3つの「プラン」に、シングルタイプかデュアルタイプかの「タイプ」、そして「コース(データ容量)」も500MB~30GBまで選べるので組合せが多く料金の計算が分かりにくいんですよね。
今回はmineoのプランの選び方と、通話料やお勧めのオプションについても料金面も含めて解説していきます。
最大手mineo(マイネオ)のプランの選び方
mineoの最終的に請求される料金の計算は以下の合計となります↓
➀基本プラン料金
+
➁通話料
+
➂オプション料金(「10分かけ放題」や「端末補償」等)
+
➃スマホ端末代(セット購入時のみ)
+
➄キャンペーンや各種割引
この中でもプラン選びで分かりにくい
➀基本プラン料金の選び方
➁通話料についてと軽減方法
➂オプション料金
について順番に解説していきます↓
➀mineoの基本プラン料金の選び方
まずは料金面で特に重要な➀の基本プラン料金の選び方について見ていきます。
mineoの基本プランは「プラン」「タイプ」「コース」の組合せで決まります↓
mineoのプラン選び=「プラン」×「タイプ」×「コース」
プラン(回線)選び: | Dプラン(docomo回線) / Aプラン(au回線) / Sプラン(SoftBank回線) のどれか |
タイプ(通話の有無)選び: | シングルタイプ(データ通信のみ) / デュアルタイプ(通話可能) のどっちか |
コース(データ容量)選び: | 月データ容量を1GB / 5GB / 10GB / 20GB から選ぶ |
と、「プラン」「タイプ」「コース」の組合せは3×2×4=全24パターンもあり、それぞれでプラン料金が異なります。(例えば「Aプラン デュアルタイプ 5GB」で1,518円と言った感じです)
全パターンの料金をまとめると以下のような料金表になります↓
mineoの各プランの料金表
まずは、上記3項目について自分に合うものを決めるための解説をしていきます↓
mineoの基本プラン選びⅠ:プラン(回線)はドコモ回線/au回線/SoftBank回線の3択
格安SIMは基本的に大手3キャリア(docomo/au/SoftBank)のどれかの回線を借りて契約者に提供していますが、mineoはトリプルキャリアMVNOとも呼ばれるように、3社すべての回線を借りています。
なので、mineoを利用する際には「Dプラン(ドコモ回線のプラン)」 or 「Aプラン(au回線のプラン)」 or 「Sプラン(SoftBank回線のプラン)」から選ぶことができます。(以下はmineoの実際の申込時の選択画面です↓)
どのプラン(回線)を選べばいいのか迷ってしまうかもしれませんが、大手3キャリアからmineoへの乗り換え(MNP)の場合には、今まで使っていたキャリアと同じ回線を選ぶのが無難でしょう。
今のスマホをmineoに持ち込む場合:各プランで動作確認端末が異なる事も
前記の料金表のように基本プラン料金も微妙に異なりますが、特に各プラン(回線)で使える端末が異なる点には注意です。
前の通信会社で使っていたスマホをmineoに持ち込んで使う場合には、その端末が動作するかどうかはプラン(回線)によって異なるため、前もってmineoの公式ページ『動作確認済み端末検索』でどのプランで動作が確認されているのかを調べておく必要があります↓
ドコモで買ったiPhone7はDプラン(docomo回線プラン)ではSIMロックを解除せず使えるが、Aプラン(au回線)やSプラン(SoftBank回線)ではSIMロックを解除しないと使えない
詳しくは以下のページでも解説しているのでプラン選びの参考にしてみて下さい↓
mineoのプランによって回線速度も異なる
mineoの各プランでは、mineoが各キャリアから間借りしている回線の量も異なれば、使っているユーザー数も異なるため、Dプラン、Aプラン、Sプランで通信速度も異なります。
こちらも別ページでmineoの各プランの通信速度を実測して比較しているので、プラン選びの参考になると思います↓
・プラン(回線)によって料金や通信速度が異なる
・プランによって使える端末が違う ⇒ 「動作確認済み端末検索」で事前にチェックを!
ちなみに申込後に「間違えた」等で後からプランを変更する事も可能です。
その際にはSIMカードを交換する必要があるので利用不可期間(不通期間=電話できない期間)が発生します。
参考:サービス変更に関するよくあるご質問 | mineoユーザーサポート
mineoの基本プラン選びⅡ:タイプはシングルタイプ(データ通信のみ) or デュアルタイプ(音声通話可)
基本プランの選び方の2要素目は「タイプ選び」です。
mineoでは携帯電話番号での通話ができるかどうかで、「シングルタイプ」と「デュアルタイプ」に分かれています。
シングルタイプ | データ通信専用のSIMなので、音声通話が出来ない(LINE通話はデータ通信なので可能) |
デュアルタイプ | データ通信+音声通話も可能なタイプ。電話番号を引き継ぐMNP乗り換えの場合には強制的にこちら |
料金は回線プランによって異なるものの、シングルタイプの方がデュアルタイプより月額600円~700円ほど安いです。
LINE通話くらいしか使わない場合や、タブレット用であればデータ通信専用の「シングルタイプ」で良いですが、日常的に使うスマホであれば通話機能を使う方がほとんどだと思うので「デュアルタイプ」が一般的です。
他社から電話番号を引き継いだ乗り換え(MNP)の場合にも、当然「デュアルタイプ」となります。
mineoの基本プラン選びⅢ:コース(データ容量)は500MB(ライト)~30BM(大容量)まで6種類から選べる
最後に月に使えるコース(データ通信量の上限)を決めます。
mineoでは超ライトユーザー向けの1GBから、超大容量の20GBまで全4種類のデータ容量から選択できます。(お試しも含めると5種類)
ちなみにスマホユーザーの月のデータ通信量の利用平均は3~5GBと言われているので、「自分でどれくらい使うのか分からない」という方は「5GB」か「10GB」を選択するのが無難でしょう。(実際mineoで人気があるのは5GBと10GBのプランです)
また、mineoではいつでもデータ容量の変更申込が可能なので、もし1ヶ月使っていて全然足りないor余ったしまった場合でも、My mineo(マイページ)からデータ容量の変更をする事で翌月から反映されるので”とりあえず”でもいいと思います。
ちなみに通信制限になった場合、150円/100MBのレートでパケットをチャージする事も可能です。
➀mineoの通話料金について
mineoに限らず格安SIMに乗り換えた際に多い料金トラブルが「通話料が高かった」というケースです。
実はドコモauソフトバンクでもmineoを含む格安SIMでも、基本的な通話料金は同じで、基本通話料22円/30秒となっています。(発信側のみかかり、受信は無料)
なのでどこの携帯会社でも月に1時間発信すれば2,400円も通話料金がかかるんですね。
大手3キャリアとmineoの無料通話オプション
「これでは通話料が高すぎる」という事で、大手キャリアでは以下のように通話プランによって通話料金を軽減できるようになっています↓
携帯会社 | 無料通話なし | 5分までかけ放題 (超過分は20円/30秒) |
国内完全かけ放題 |
シンプルプラン (月額+980円) |
カケホーダイライト (月額+1,700円) |
カケホーダイ (月額+2,700円) |
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通話基本プラン | スーパーカケホ (月額+1,700円) |
カケホ (月額+2,700円) |
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通話基本プラン | 準定額オプション (+月額500円) |
定額オプション (+月額1,500円) |
同じようにmineoでも以下の通話オプションを利用する事で、通常通話料金よりも安くする事ができます↓
またmineoでは「mineoでんわ」という専用アプリ経由で発信することで、通話料金のレートを20円/30秒から、半額の10円/30秒で利用する事が可能です。
なので通話の発信が多い人は、上記の「mineoでんわ」アプリで通話+「mineoでんわ10分かけ放題」オプションに加入する事で、通話料を大幅に安くすることができます。
月額+850円の有料オプションではありますが、月に42分以上発信するのであれば、10分かけ放題オプションの元が取れる計算になるので、”月42分以上の発信があるか否か”を基準にしましょう。
mineoには家族間無料通話は無し
ドコモやauなど大手キャリアでは定番の「家族間無料通話」ですが、mineoには家族でmineoを使っているから通話料金が安くなったり無料になるといったシステムはありません。
ただ、家族でmineoを利用した場合には「家族割引」で各人のスマホ代から若干の割引があるのと、1人で複数回線を利用している場合にも「複数回線割引」があります。
LINE通話は通話料と無関係なので安心を
ちなみに意外と勘違いが多いのですが、LINEアプリの通話はデータ通信を利用した通話なので無料です。(通話料ではなく、通話時間分だけ月の残りデータ容量が減ります)
なのでLINE無料通話での発信が多くても、通話料金には無関係なので安心してください。
➀mineoのオプションと料金について
ここまでは最低限必要な料金ですが、更にオプションを付ける事で料金も上がります。(というかここでスマホ代に差が出るので最重要ポイントかもしれません)
mineoで利用可能なオプションは数が多いですが、以下のmineo公式ページにまとめられています↓
そもそもスマホ代を節約する為にmineoを検討している方がほとんどだと思うので、個人的には必要最低限だけオプションに加入すればいいと思います。
優先して検討すべき人気オプションは、
携帯番号からの発信が多い人:「mineoでんわ10分かけ放題(月額+850円)」
他社から持ち込んだスマホが高額:「持込み端末安心保証サービス(月額+500円)」
出先で動画やアプリDLなどをよく使う:「mineo WiFi byエコネクト(月額+362円)」
くらいでしょうか。
子供用のスマホ&Androidであれば、「安心フィルタリング(月額350円)」でi-フィルターが使えるのでオススメです。
個人的におすすめのmineoのプラン&オプション選びの例
十人十色なので個人差はありますが、平均的なスマホの使い方をしている人であれば、以下の組合せでプランを申し込むといいかもしれません。
・auからmineoへ乗り換え(MNP)
・スマホはauで買ったiPhoneを持ち込み
・通話はLINEがほとんどで、たまに携帯番号から発信する
オプションには特に加入していないので、月額料金は上記のように月額1,630円で利用可能です。(ここにキャンペーンが適用されます)
一例として参考にしてもらえればと思います。(というか自分がmineoへ申し込んだ時のプラン選びです)