格安SIMへMNP時の同一名義の注意点とキャリアで名義変更の方法

名義変更
ねこ

大手キャリアから格安SIMに電話番号を引継ぐ時には名義に注意って聞いたんだけど詳しく教えてください。

kain

多くの人がメイン端末で格安SIMに移行するため、携帯電話番号を引き継げるMNP制度を利用します。
でもMNPの場合には乗り換え元の名義と乗り換え先の名義が同じである必要があるんです。

ねこ

??

kain

では今回はMNP利用時の名義について詳しく解説していきますよ。

格安SIMへのMNPの際には名義に注意

MNPとは携帯電話番号を引き継いで別の携帯電話会社や格安SIMに乗換えができる制度です。

現在使っている090や080で始まる携帯電話番号をそのまま乗り換え先の格安SIMで使いたい場合には、MNP制度を利用して引き継いで使う事が出来ます。(MNPをしないで格安SIMに乗り換えると元々使っていた電話番号は解約と同時に消滅します)

kain

携帯電話番号を引き継ぐMNP制度を利用して格安SIMに乗り換える時には、乗り換え前と乗り換え先の名義が同じ必要があるんです。

MNP予約番号発行時の名義 = 格安SIM申込時の契約者名義

ねこ

どういうことです?

kain

例えばねこ君がau ⇒ 格安SIMにMNPで乗り換える事を考えましょう。
auの名義がお父さんの名義だったりしたら、格安SIMでねこ君の名義ではMNP乗り換えできないんです。

以下は格安SIMの大手mineoのMNP時の注意書きです↓
mineoのMNP時の名義が同じ必要があることの注意書き

格安SIM側にも「MNP元の名義と格安SIM申込時の名義が同一である必要がある」と記載されています。

ねこ

えーじゃあどうすればいいのです?

kain

簡単です。
MNP前の携帯電話会社で名義変更をすればいいんです。

ねこ

にゃるほど!

つまりねこ君の場合には

◆MNP前の名義:ねこ君の父
↓(MNP ×)
◆MNP後の格安SIMでの名義:ねこ君

で名義が違うのでMNP乗り換えはNGでした。
なのでMNP前の名義をねこ君に名義変更してから、MNPで乗り換えれば名義が同じになります。

◆MNP前の名義:ねこ君の父⇒ねこ君(名義変更)
↓(MNP 〇)
◆MNP後の格安SIMでの名義:ねこ君

大手キャリアでの名義変更の方法

ではMNP前の名義変更は簡単にできるのでしょうか。
大手キャリアから格安SIMにMNP制度を利用して乗り換えるユーザーが多いと思うので、乗り換え前の大手キャリアでの名義変更について見ていきます。

ドコモauソフトバンクともキャリアショップに現在の名義の人と名義変更後の人が揃って来店する必要があります。
ねこ君の例ならば、ねこ君とねこ君のお父さんが2人でキャリアショップで名義変更をしに行きます。
その際には本人確認書類を持参しましょう。

揃ってキャリアショップへの来店が難しい場合には、以下の書類を持参していれば名義変更手続きが可能です。

  • 家族の本人確認書類(免許証や保険証)
  • 苗字や住所が違う場合には戸籍謄本などの家族関係が確認できる公の書類

上記の書類があれば揃ってキャリアショップに来店しなくても名義変更手続きが可能です。
名義変更の手続き後は翌日以降に名義変更が反映されるので、MNP予約番号の取得等、MNP乗り換えの準備に進みましょう。

参考:mineo(マイネオ)MNP転出の予約番号取得から引継ぎ完了までの全流れ網羅

格安SIMでの複数回線時にも名義に注意

1契約の中で複数のSIMカードを発行して利用する事ができる格安SIMは多いです。(1契約複数回線)
参考:『家族利用向き』SIMカードが複数枚追加できる格安SIM一覧

例えば夫の契約で妻と子が利用者登録して3人でパケットを分け合っての利用などのケースです。
このように、妻と子が他の携帯電話会社からMNP乗り換えをして夫の契約内で利用する場合には夫の名義に変更する必要があります。
なぜなら

格安SIMの契約の名義が夫
= MNPでも乗り換え元乗り換え先の名義が同じ必要
= 妻と子はMNP前に夫の名前に名義変更

となるからです。
地味に面倒ですが、MNPで家族名義の格安SIM利用に乗り換える場合には、名義変更を済ませてからMNP乗換えを行いましょう。

Sponsored Link