DSDS(デュアルスタンバイ)スマホの長所/短所!2台持ちとの料金比較

ガラケーとスマホの2台持ち

以前なら「通話用キャリアガラケー」と「格安SIMスマホ」の2台持ちという方法も主流だったのですが、最近ではDSDS(デュアルスタンバイ)機能の付いたスマホも多く登場しているので、2台持ちする必要性も減ってきました。

今回はDSDS(デュアルスタンバイ)機能搭載のスマホについてメリット&デメリットや”2台持ち”との比較について見ていきましょう。

DSDS(デュアルスタンバイ)機能とは?

まずはDSDS(デュアルスタンバイ)とは何なのかを解説していきます。(既にDSDSについてご存知の方は読み飛ばして下さい)

通常スマホに挿入できるSIMカードは1枚ですが、最近ではSIMカードを2枚差せる『デュアルSIM』と呼ばれるスマホが登場しました。(デュアルSIMとDSDSは別です)

デュアルSIMには以下のように3種類に分かれます↓

  • シングルスタンバイ(DSSS):2枚のSIMカードが差せる『デュアルSIM』だが、2つのSIMの切り替えが必要(Dual SIM-Single Standby)
  • デュアルスタンバイ(DSDS):2枚のSIMカードが差せる『デュアルSIM』で、片方のスロットのSIMを使いながら、もう片方のスロットのSIMに自動で切り替わる(Dual SIM-Dual Standby)
  • デュアルアクティブ(DSDA):2枚のSIMカードが差せる『デュアルSIM』で、両方のスロットのSIMが同時に使える(Dual SIM-Dual Active)

2つ目のDSDSと3つ目のDSDAの違いは、自動で切り替わるか両方同時に使えるかの違いです。例を挙げると「通話中にデータ通信ができるかどうか」です。(むしろこの例くらいしか実用面での差はありませんが…)

なので2枚差せる『デュアルSIM』の中にも3種類あり、実用的なのが自動で2つのスロットのSIMが切り替わるDSDS(Dual SIM–Dual Standby)という訳です。

DSDSスマホのメリットデメリット

という事で一見1台で2枚のSIMカードが自動で切り替わって使えるDSDS機能のあるスマホですが、普通のスマホと明らかに違うので明らかなメリットとデメリットがあります↓

DSDSのデメリットはバッテリーの減りが速い事

DSDS最大のデメリットはズバリバッテリーの消費が速い事です。何故なら2つのSIM分だけ電波を探しにいくのでその分バッテリーが結構な勢いで減っていきます。なのでDSDS対応のスマホを検討する場合には、バッテリー容量が重要な選定指標になります。

DSDSのメリットは2枚の組み合わせられる事

当たり前ですがDSDSは2種類のSIMカードの機能を1台のスマホで使える事です。2枚のSIMの組み合わせによって、以下のような使い方ができます↓

  1. 1台で2SIM分の電話番号を持てる
  2. 2台持ちの代用(通話用のSIM+データ通信SIMの組み合わせ)

1つ目は例えば1台のスマホで仕事用とプライベート用で分けたりもする事も可能です。

そして2つ目がDSDSを探している人の大半が気になるであろう『通話用ガラケー+データ用スマホの2台持ち』の代用としての使い方ができる点です↓

2台持ちの代用にDSDSを使う

以前は無制限で通話ができるのはドコモauソフトバンクの大手3キャリアのみだったため、「完全かけ放題(無制限通話)を大手キャリアのガラケーで & データ通信用SIMをスマホで」という”2台持ち”が流行りました。

確かに通話を頻繁に使う人によっては、格安SIMでは無料通話オプションが大手キャリアほど充実していないため、月の通話時間によっては”2台持ち”の方が”格安SIMの音声通話SIM”よりも若干安くなることも多かったです。

ただし2台持ちの場合、常時スマホとガラケーをポケットに入れて持ち運び、充電などバッテリーの管理も2台分&料金の支払い請求も2台分別々で行うのが結構面倒でした。

その代用としてDSDS機能のあるスマホへ「大手キャリアの通話プランだけのSIMカード」と「格安SIMのデータ専用プランのSIMカード」を差す事で代用可能になるという訳です。

“DSDSスマホ”と”2台持ち”のメリットとデメリット比較

持ち運ぶのもDSDS対応のスマホ1台でよく、バッテリー管理も1台分で済むので”2台持ち”よりも管理面では楽になるのが最大のメリットと言えるでしょう。

比較 DSDSスマホで2枚SIMの場合 ガラケー+スマホの2台持ちの場合
メリット 1台分の充電管理でOK 通話しながらデータ通信が可能
デメリット バッテリー消耗が速い(モバイルバッテリーが必要な場合も)
通話しながらデータ通信が出来ない
2台分の持ち運びやバッテリー管理が必要

つまりDSDSにすることで1台分のスマホの管理で良くなる代わりに、通話しながらデータ通信(調べものなど)が出来なくなるというデメリットがあります。管理が楽になる反面「通話中にデータ通信を行いたい」という人にはDSDSは向かないという事です。


DSDSで使うならソフトバンクガラケー用SIM+BIGLOBE

実際にDSDSを使う場合には2018年時点では以下の組み合わせが一番安くなります↓

通話用SIM ソフトバンクガラケー 月額300円(内訳は)
データ通信用SIM BIGLOBEモバイル
3GBプラン(データSIM)
月額972円
トータル月額 月額1,272円

ソフトバンクの『ガラケー通話し放題割』とBIGLOBEのDSDS端末購入のキャッシュバックという奇跡の組み合わせにより、DSDSで最安月額1,272円で3GB+完全通話し放題が可能になります。

ソフトバンクの『ガラケー通話し放題』について

ソフトバンクでは「ガラケー通話し放題割」というキャンペーンが行われており、ソフトバンクのガラケーへMNP乗り換えすることで「通話し放題」+「ガラケーの機種代金が実質負担で無料」という特典を利用して3年間実質月額300円で利用可能です。(ガラケー通話し放題割キャンペーンは近いうちに終了する可能性が高いですが…)
参考:ガラケー通話し放題割 | SoftBank

BIGLOBEモバイルのDSDS端末とキャッシュバックについて

BIGLOBEモバイルはDSDS機能搭載の格安スマホとセット購入することで高額キャッシュバックが狙えるため、端末の準備も込みで考えれば一石二鳥な格安SIMと言えます。

その際にはDSDSのSIMカードのサイズにも注意が必要です。実際の使い方や、DSDS時の料金詳細は以下のページで解説しているので参考にしてみて下さい↓

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通常の格安SIMの完全かけ放題オプション利用時との料金比較

上記の組み合わせによって月額1,272円で月データ容量3GBと完全かけ放題が可能ですが、最近ではドコモauソフトバンク以外にも一部の格安SIMで「完全かけ放題」がオプション利用できるようになっています。

「完全かけ放題オプション」が利用可能なのは『ワイモバイル』と『楽天モバイル』の2社で以下のオプション料機になっています↓(DSDS最安値の条件と同じ3GBプランにした場合の料金とも比較)

3GB+完全かけ放題料金比較 ワイモバイル 楽天モバイル DSDS最安(前記)
3GBプラン料金 2,980円
2年目以降3,980円
1,600円/月 972円/月
完全かけ放題オプション料金 +1,080円/月 +2,380円/月 300円/月
トータル月額料金 5,060円/月
2年目以降6,060円/月
3,980円/月 1,272円/月

参考:楽天モバイルの完全かけ放題

楽天モバイルやワイモバイルの完全かけ放題オプションと比較してもDSDSスマホにソフトバンク+BIGLOBEという組み合わせがどれだけ安いかが分かると思います。

5分かけ放題で良いのなら殆どの格安SIMの「5分かけ放題オプション」で充分ですが、スマホで「完全かけ放題」を使いたい人はDSDSでソフトバンク+BIGLOBEの最安価格を狙っていく価値は充分にありますね。

詳細はBIGLOBEモバイル公式をチェック↓↓
BIGLOBEモバイル

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