スマホで無制限のかけ放題が使いたい人にとっては、2台持ちよりも手間が少なくて便利なDSDS機能搭載のスマホが最近多く登場してきたことで、以前よりも安くDSDSスマホで完全かけ放題が使えるようになりました。
今回はDSDSで完全かけ放題は最安月額1,272円で使える『ソフトバンクのガラケーSIM』と『BIGLOBEモバイルのキャッシュバックキャンペーン』の組み合わせについて調べてみました。
DSDSスマホで2台持ち代わりに!ソフトバンク+格安SIMのDSDSが最安!
1台のスマホで電話番号やLINEアカウントを2つ使い分けたりと可能性に満ちているDSDS(デュアルSIM-デュアルスタンバイ)ですが、最も需要が多いのが『スマホで無制限完全かけ放題』を使いたいケースでしょう。
以下のページでDSDSのメリット&デメリットや完全かけ放題が使える格安SIMとの料金比較をしていますが、ワイモバイルや楽天モバイルでも完全かけ放題オプションが利用できるものの月額料金は4,000~5,000円は掛かるので”格安”とまではいかないんですよね。
対してDSDS機能搭載のAndroid(iPhoneでは使えない)に『ソフトバンクガラケー用のSIM(通話用)』と『格安SIMのデータ専用SIM』を2枚差す事によって、格安SIMで完全かけ放題オプションに加入するよりも遥かに安い料金で完全かけ放題がスマホで使えるようになります。
また通話用ガラケー+データ通信用スマホの2台持ちで面倒だった『2端末の持ち運び・バッテリー等の管理』からも解放されるので、『2台持ち』と『完全かけ放題オプション付きの格安SIM』の良いとこ取りが出来るのがDSDS最大の魅力と言えます。
DSDSはSoftBank「ガラケー通話し放題割」がカギ!月額1,272円で完全かけ放題可
特にDSDSで完全かけ放題を安くするキーポイントがソフトバンクの『ガラケー通話し放題割』というキャンペーンです。
このキャンペーンでは他社からソフトバンクのガラケーにMNP乗り換えをする事で、3年間『ガラケーの端末代金が月月割(端末割引)で0円』+『ガラケー通話し放題割で月額-1,080円』の特典を受け取る事が出来るようになります。
最初に一括で2万円のガラケー端末代を支払うことが出来れば、以下のように『完全かけ放題(スマ放題)』が月額300円で3年間利用可能です↓(4年目以降は月額2,700円~)
スマ放題(完全かけ放題) | 月額2,376円 |
データ定額S(4Gケータイ) | 月額0円 (このSIMではパケットは使わないので) |
ウェブ使用料 | 月額324円 |
端末割引(月月割) | 月額-1,320円(36回継続) |
ガラケー通話し放題割 | 月額-1,080円(36回継続) |
月額料金 | 月額300円(3年間) (4年目以降2,700円) |
データ専用SIMの格安SIMはDSDSスマホのセット購入でキャッシュバックのあるBIGLOBEが◎
上記のソフトバンクのガラケーSIMで完全かけ放題が月額300円で利用可能になる訳ですが、もう片方のデータ通信専用SIMを契約する格安SIMはBIGLOBEモバイルがお勧めです。
BIGLOBEはWiMAXなどでも高額キャッシュバックで定評のある会社ですが、格安SIMでも格安スマホとセット購入する事で高額キャッシュバック特典が付くキャンペーンを不定期で開催しています。
特にDSDSスマホを準備する場合にはデータ専用SIMと一緒に購入してキャッシュバック特典も狙っていくのが賢いと思います。
BIGLOBEモバイルのデータ通信専用プランの料金一覧
続いてBIGLOBEモバイルの月額料金ですが、DSDSなのでデータ通信専用SIMの料金は以下のように業界でも最安クラスになっています↓
BIGLOBEモバイル プラン名 |
データ通信容量 | 月額料金 |
3ギガプラン | 3GB/月 | 月額900円 |
6ギガプラン | 6GB/月 | 月額1,450円 |
12ギガプラン | 12GB/月 | 月額2,700円 |
20ギガプラン | 20GB/月 | 月額4,500円 |
30ギガプラン | 30GB/月 | 月額6,750円 |
参考までにスマホユーザーのデータ消費量の月平均は3GB程度なので、多くの人は月額900円の3ギガプランで問題無いでしょう。(毎月無料でプラン変更が可能です)
その場合にはDSDSスマホ代金を除けば月額900円で3ギガプランを使うことが出来るので、ソフトバンクのガラケー用SIMの完全かけ放題の300円と合わせて、最安で月額1,272円で利用可能になります。
DSDSのSIMカードサイズに超注意!ソフトバンクガラケーSIMは”通常SIM”
ここまでは料金のお話でしたが、ここからは実際にDSDSで最安で使っていく場合に立ちふさがってくる”SIMカードサイズの問題”についてです。
最近では種類が増えてきたDSDSスマホですが、機種を選ぶ際に重要になってくるのが”SIMカードスロットの大きさ”です。
SIMカードには、
- 標準SIMカード:15mm×25mm
- microSIMカード:12mm×15mm
- nanoSIMカード:8.8mm×12.3mm
の3種類があり、
「標準SIM > Micro SIM > nano SIM 」
の順に大きいのですが、DSDSスマホのSIMカードスロットの大きさは機種によって違います。
DSDSのSIMカードスロットに差す2枚のSIMのうち、
- ソフトバンクのガラケー用SIM;標準SIM
- BIGLOBEのデータ通信専用SIM:3種類のどれでも(申込時に選択可能)
と、BIGLOBEのデータ通信専用SIMのサイズは選べるものの、ソフトバンクのガラケー用SIMは標準サイズと決まっています。
対してBIGLOBEモバイルが取り扱っているDSDS対応の格安スマホとSIMカードスロットのサイズは以下です↓
DSDS対応スマホ機種名 | SIMスロットのサイズ | バッテリー容量 | 端末料金 端末割引込 |
Zenfone 4 MAX | nanoSIMスロット×2 | 4,100mAh | 970円×24ヶ月 |
Zenfone 4 | nanoSIMスロット×2 | 3,300mAh | 1,980円×24ヶ月 |
Zenfone MAX Plus(M1) | nanoSIMスロット×2 | 4,130mAh | 1,240円×24ヶ月 |
Motorola Moto G5s Plus | nanoSIMスロット×2 | 3,000mAh | 1,610円×24ヶ月 |
VAIO Phone A | microSIMスロット×1 nanoSIMスロット×1 |
2,800mAh | 1,040円×24ヶ月 |
と上記のようにDSDS機能搭載スマホのスロットサイズは殆どがnano SIMになっています。
BIGLOBEのデータ通信専用側のサイズはnano SIMで申し込めば問題ないのですが、ソフトバンクのガラケー用SIMは通常SIMなので、どのDSDS対応スマホのSIMスロットに対してもサイズが大きく入りません。
そこで…
ソフトバンクのガラケー用SIMをnanoSIMサイズに自分でカットするべし
つまり自分でソフトバンクのガラケー用SIMの大きさを、nanoSIMのサイズまでカットする必要があります。
SIMカードの金属部分さえ傷つけなければ問題ないので自己責任でカッターなどでカットして、DSDSスマホのカードスロットに入る大きさまで小さくします。
結構大変なのでSIMカッターを購入してもいいかもしれません。(1000円くらいで買えます)
ちなみにSIMカードのカットに失敗した場合、紛失扱いでソフトバンクショップで3,000円で再発行が可能なので頭の片隅に入れておいてください。
『まとめ』DSDSでソフトバンクのガラケー用SIM+格安SIMのデータ専用SIMが最安
ここまででDSDS機能のある格安スマホを利用する事で、最安1,272円で完全かけ放題でスマホが使える事が分かって頂けたかと思います。
特にキーとなるのがソフトバンクの『ガラケー通話し放題割』ですが、ガラケーの衰退と共にこのキャンペーンもそんなに長くは続かない事が予想されます。
またその他の懸念点としては、ソフトバンクで一括2万円でガラケーを購入する事と、DSDS機能搭載のスマホを購入する事。そしてソフトバンクのガラケー用のSIMカードを小さくカットする事です。
やはりソフトバンクが想定していない方法ではあるので、それなりに労力とリスクがある方法ではありますが、その分リターンも大きい方法ですね。