現在iPhone6を使っているんですが、そろそろ最新のiPhoneに機種変更しようかな。
iPhoneの寿命って大体何年くらいなんですか?
Apple公式ではiPhone本体は控えめに3年を想定していますが、実際には故障しなければもっと長く使う事が可能でしょう。
iPhone本体の寿命を一番感じるのがバッテリーの寿命だと思いますが、バッテリーは簡単に交換してもらえますし、使い方によって長持ちさせる事も可能です。
iPhone本体の寿命はApple公式は3年と想定
iPhone本体の寿命に関して、Appleは公式ページで以下のように控えめに3年として考えているようです↓
1人目の所有者を基準にした使用年数を、macOSまたはtvOSを搭載したデバイスは4年、iOSまたはwatchOSを搭載したデバイスは3年にする控えめなモデルを採用しています。ほとんどのApple製品は耐用年数がこれよりも大幅に長く、定期的なソフトウェアアップデートによって常に最新の状態に保たれ、1人目の所有者から別のユーザーに譲渡または転売されるか、Appleによって回収されます。
つまりAppleではiPhone本体の寿命は(売る側の事情もあるので)3年と控えめに考えているけど、実際に大幅に長くて譲渡や転売など次のユーザーに使われる事も充分可能な長さがあるという事です。
iPhone本体の消耗部分は少なく、内臓しているシリコンメモリーがデータの書き換えで消耗しますが僅かです。なのでiPhone本体は落下や水没で壊れる以外は劣化しにくく何年も使う事が想定されています。
ただし発売から4年くらいするとiOSが非対応になるケースもあり、また端末の動作自体は問題なくても出回っているアプリが旧端末に対応しないなどの問題はあるので、実際に使えるのは発売から4年くらいが妥当かもしれません。
iPhoneのナンバリングモデルは毎年発売されるので、大体4モデル前くらいが機種変更の目安と言えそうです↓
iPhoneモデル | 発売日 |
iPhoneX / 8 | 2017年9月(11月)発売 |
iPhone7 / 7Plus | 2016年9月発売 |
iPhone6s / 6sPlus | 2015年9月発売 |
iPhone6 / 6Plus | 2014年9月発売 |
iPhone5s / 5c | 2013年9月発売 |
iPhone5 | 2012年9月発売 |
そしてiPhone本体以上に実際に消耗して寿命を感じるのがほとんどの場合バッテリーです。
iPhoneはリチウムイオン電池なので当然充電できる限界がある
iPhone等を含むApple製品のバッテリーは軽くて長持ちな「リチウムイオン電池」です。しかし全ての充電可能な電池にはかならず寿命が存在し、iPhoneの「リチウムイオン電池」にも当然寿命があります。
リチウムイオン電池の寿命はユーザーのiPhoneの使い方や頻度で大きく変わるので一概には言えませんが、2018年3月のiOSアップデートでiPhoneのバッテリーの劣化具合を確認する事ができるようになりました。
iOS11.3以上であれば、iPhoneの「設定」⇒「バッテリー」⇒「バッテリーの劣化」よりバッテリーの劣化具合を確認可能です。
新品のバッテリーに対しての劣化具合のパーセンテージが記載されていますが、80%未満の場合には交換を検討してもいいかもしれません。
2018年にはAppleCare+未加入者でも3,200円でバッテリー交換が可能に
別のページでも詳しく解説していますが、iPhone6以上であればAppleCare+に未加入でも通常8,800円掛かるバッテリー交換が3,200円で可能な『バッテリー交換プログラム』を2018年中に実施しています。
iPhoneのバッテリーの寿命を長持ちさせる方法
Apple公式ページでバッテリーのパフォーマンスに関する記載があり、以下がバッテリーの駆動時間と寿命を持たせるポイントだという事です↓
- 極端な周囲温度を避ける(最適範囲16℃~22℃で35℃以上は非推奨)
- 周囲温度が高い場所でiPhoneを充電するとバッテリーに深刻な損傷を与える可能性があるので注意
- 充電中にiPhoneが発熱する場合はケースから取り出す
- 長期保管する時は、iPhoneのバッテリーを50%前後に充電して電源を切る
バッテリー寿命に悪影響なのが、高温下での充電中という事が分かります。
リチウムイオンバッテリーの劣化に関しての具体的な数値は以下のページが参考になります↓
引用:「リチウムイオン電池の長寿命化対策 | 蓄電池・電源・バッテリー スマートパワーソリューションズ ベイサン」
リチウムイオン電池は保存状態により劣化の程度が変化します。満充電に近く、保存温度が高いほど容量劣化が大きくなります。 たとえば充電量が30%以下で、保存温度が15℃以下であれば、1年間の保存でも数%の容量劣化で収まります。 一方、満充電で45℃で保存すると、6ヶ月でも場合によっては60%程度の容量レベルにまで劣化することもあります。
という事で具体的に「100%充電状態で45度下で保存すると、半年で新品の60%まで劣化する可能性がある」とかなり保存状況によって劣化が早まるのが分かります。
特に夏季に家で充電しっぱなしの場合に、かなりバッテリー寿命が削られるので注意しましょう。
iPhoneバッテリーの駆動時間を長くする方法
次にAppleが推奨するiPhoneのバッテリー駆動時間を長くする方法です。
既に劣化して寿命に近づいたiPhoneバッテリーでも以下の方法でiPhoneの駆動時間を伸ばすことができます↓
- 最新のソフトウェア(iOS)にアップデートする
- 画面の明るさを落とすか、「明るさの自動調整」をオンにする(「設定」>「画面表示と明るさ」より)
- Wi-Fiで接続する(WiFi接続は携帯電話ネットワークより消費電力が少ないため)
- 「低電力モード」を有効にする(「設定」>「バッテリー」>「低電力モード」をオン)
- 各アプリのバックグラウンド処理を減らす(「設定」>「一般」>「Appのバックグラウンド更新」より)
特に画面の明るさを下げるのはかなり効果的なので、もしバッテリー残量が少なくなって充電できない状況の場合には、明るさを下げる事で長く持つのでオススメです。