格安SIMを購入して自分の端末で使うにはスマホ端末にSIMを挿入するだけでは通信はできません!
通信をするためには端末にSIMを挿してからAPN設定をする必要があります。
家電量販店など店頭で格安SIMを契約した場合、その場でスタッフが即日設定してくれる場合がありますが、
ネットで購入した場合は、ここが一番のハードルと言えるかもしれません。
そもそもAPN設定とは?何の設定なの?
APNなんて言葉は多くの人が聞き慣れない単語かもしれません。
(自分も格安SIMを自分で設定する段階で初めて知りました)
APNは”Access Point Name(アクセスポイントネーム)”の略です。
つまりネットの接続先の設定になります(そのままじゃん…)
例えばauで購入したauスマホ端末であれば、auのSIMカードを入れれば
ネットに接続できますよね。
これはau端末が事前にauのサーバに接続するためのAPN設定を済ませてあるからです。
格安SIMの場合、SIMカードのみの契約であれば
ユーザーは自分で端末を準備するので
当たり前ですが格安SIM会社側で事前にAPN設定することができないのです。
なので「自分でAPN設定して下さい」という訳です。
勿論格安SIM会社がSIMカードとセットで販売しているスマホ(通称格安スマホ)は
格安SIM会社側で事前にAPN設定しておいてくれていることがほとんどです。
また一部のSIMフリー端末も国内向けであれば有名どころの格安SIM会社のAPN設定が
工場出荷時にされているケースもあります。
具体的なAPN設定(Android端末)
APN設定が難しいように書いてしまいましたが、実際のAPN設定は全く難しくないです。
具体的なAON設定方法は格安SIM会社によって案内があるので、そちらに従って設定してもらうのが確実です。
今回は例としてAndroidの一般的なAPN設定方法を挙げてみます↓
STEP1.格安SIMパッケージや説明書などに記載されている接続情報を確認する
格安SIM契約後・購入後にパッケージや説明書などに接続情報(アドレス、ユーザーID、パスワードなど)が記載されているので必ず確認しましょう。
要はそれらの接続情報をスマホ端末に設定するだけです。
STEP2.Android端末にAPN情報を設定する
Android端末の場合、以下の場所にAPN情報を設定します↓
「設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」
にSTEP1で記載の接続情報を入力すればAPN設定完了です。
iOS端末の場合は多少面倒で、
格安SIM会社のページから「APNプロファイル」という構成ファイルのデータを自分のiOSにインストールする必要があります
(と言ってもインストールするだけですが…)
なのでiOSの場合、ネットに接続するための準備にネット環境が必要になります。
STEP3.ネットに接続できるか試してみる
ブラウザでセットに繋がるか試してみます。
接続できれば完了です。
豆知識:APN設定が必要なのはモバイルデータ通信のみ
ネットで格安SIM会社が契約しているキャリアの回線を使うのにAPN設定は必須ですが、
実は音声通話であれば、APN設定する必要はありません。
(通話なので当たり前と言えば当たり前ですが)
しかし音声通話のみのスマホでいいという人は少ないと思うので豆知識ということで。
APN設定時に上手くできず、格安SIM会社のサポートに問い合わせるときには使える豆知識かもしれません。
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