格安SIMの弱点の1つに”回線速度が遅い事”が挙げられます。
UQモバイルとY!モバイルの2社は例外ですが、他の格安SIMは回線速度は大手キャリアと比べると遅いのは事実です。
どうして格安SIMは回線の通信速度が遅いの?
格安SIMは大手キャリアから回線を接続料を支払って借りています。
しかし格安SIMの料金まで安くするためにはコスト的にも借りられる回線が限られるからです。
全ユーザーが借りた回線を使うので混雑するのは当たり前で、「安いから遅い」のは無理もないです。
楽天モバイルはどうなの?
楽天モバイルもやっぱり遅いの?
楽天モバイルもドコモの回線を借りている為速くはないです。
今回は楽天モバイルの通信速度を見ていきましょう。
楽天モバイルの通信速度はどれくらい?
楽天モバイルの通信速度の2017年の実測結果と、楽天モバイルと同じくドコモ回線を利用している主要な格安SIMの回線速度の実装結果を以下にまとめます↓
格安SIM | 使っている回線 | 通信速度(平均) | 通信速度(最低) |
楽天モバイル | ドコモ回線 | 6.3 Mbps | 0.1 Mbps |
mineo(Dプラン) | ドコモ回線 | 5.3 Mbps | 0.3 Mbps |
IIJmio(Dプラン) | ドコモ回線 | 5.3 Mbps | 0.4 Mbps |
OCNモバイルONE | ドコモ回線 | 5.7 Mbps | 0.3 Mbps |
FREETEL | ドコモ回線 | 5.3 Mbps | 0.3 Mbps |
DMMモバイル | ドコモ回線 | 4.8 Mbps | 0.3 Mbps |
BIGLOBE SIM | ドコモ回線 | 6.2 Mbps | 0.2 Mbps |
ドコモ回線の格安SIMの通信速度はどこの会社もそこまで差がありません。
通常時であれば違和感のない通信速度が出ているものの、とにかく昼の12時台が遅く軒並み1Mbpsを切っていて遅いです。
環境によっては0.1Mbpsと低速制限中と同じ遅さの事もあり、どんぐりの背比べという表現を使わざるを得ません。
楽天モバイルも例外ではなく、昼の時間帯は格安SIMである以上仕方ないと諦めるほかありません。
キャリアのサブブランド2社の通信速度はどれくらい?
ちなみに2017年の通信速度No1に選ばれたUQモバイルの回線速度は以下です↓
格安SIM | 使っている回線 | 通信速度(平均) | 通信速度(最低) |
UQモバイル | au回線 | 33.0 Mbps | 9.2 Mbps |
Y!モバイル | SoftBank回線 | 15.8 Mbps | 3.3 Mbps |
上記2社はそれぞれauとソフトバンクのサブブランドの子会社なので回線に関しても十分な供給がある証拠ですね。
他の格安SIMとは比較にならない通信速度で、特にUQモバイルは遅くなる時間帯が感じられない使用感です。
楽天モバイルの通信速度はどれくらい?【まとめ】
楽天モバイルの回線速度はドコモ回線の格安SIMの中では平均的な速度です。
回線が混雑する昼の12台や夜の時間帯では遅くなるものの、それ以外は問題なく使える回線速度が出ています。
特に昼の12時台は「魔の12時台」と呼ばれ、回線をキャリアから借りて運用している格安SIMは全社混雑して遅くなります。
ワイモバイルやUQモバイルであれば魔の時間帯でも回線速度がある程度出るので、昼にどうしても快適に使いたい人にはオススメです。
ドコモ回線の場合には正直どこでも昼は遅いので諦めるか、割高なドコモを利用するしかありません。