2019年の9月には待望のiPhone11シリーズが発売されましたが、iPhoneのスペックと端末価格はうなぎのぼりで廉価版モデル以外は10万円オーバーが当たり前です。
そんな10万円以上する最新iPhoneを一括で購入する人はそこまで多くないでしょう。多くの人は25回分割や48回分割ローンを組んで、高額な最新iPhoneモデルを購入すると思います。
しかし分割ローンと言っても10万円以上となると一気に審査が厳しくなるので、人によっては「iPhoneの分割ローンに審査落ちした」というケースも多少あるようですね。
今回はそんな場合にAppleの分割ローンの審査を緩くする方法について解説していきたいと思います。
そもそもAppleローンって?iPhoneを分割購入する際のローンサービス
そもそも『Appleローン』をご存じない方向けに軽く説明を。
Appleローンとは、AppleでSIMフリー版のiPhoneを購入する際に分割購入する際のローンの事です。
10万円以上が当たり前のAppleの高級ブランド『iPhone』を一括購入するする人は少なく、大半の人は24回などに分割して購入しますよね。
AppleでiPhone等を分割購入の場合には、オリコ(株式会社オリエントコーポレーション)が提供している『Appleローン』を利用する事で、一時的にオリコが端末代を立て替えてくれるという訳です。
また、期間限定で24回までのローン手数料が0円のキャンペーンを実施しており、iPhone等を6回、10回、12回、18回、20回、24回の分割支払までの手数料と金利はAppleが負担してくれます。
ローンの分割回数 | 手数料 |
6、10、12、18、20、24回 | 0% |
30回 | 6.59% |
36回 | 7.90% |
48回 | 10.60% |
60回 | 13.30% |
iPhoneをAppleローンで分割購入する方法や詳細は以下のページを参照ください↓
また以下のシミュレーションページで分割購入時の毎月の支払金額や金利手数料を計算する事が可能です↓
Appleローンの審査基準や審査落ちについて
iPhoneを分割購入するのが当たり前になっているので意外に思う人もいるかもしれませんが、Appleローンの審査はiPhoneの分割購入で落ちるケースもそこそこあります。
もちろんオリコでは『Appleローン』の審査基準については非公開となっていますが、公式ページには以下のように最低限の『Appleローン』の利用条件が記載されています↓
24回払いのショッピングローン分割金利0%は30,000円(税込)以上の購入に適用されます
ご注文後14日以内にローン提携会社に対するショッピングローン申し込みが行われない場合、商品のご注文はキャンセルされたものとみなします。
デバイスの下取りまたはリサイクルを利用されるご注文には、オンラインでのローンはご利用いただけません。
なので税込みで3万円以上の購入時にしか利用できない他に、Appleの下取り利用時にもAppleローンは利用できない点には注意しましょう。
『Appleローン』は当然18歳以上である事と、安定収入が必要
またiPhoneの分割購入が当たり前になっていて麻痺しているかもしれませんが、『Appleローン』は”ローン”なので、当然以下のような審査があります↓
- 18歳以上である(クレカの有無に関わらず)
- 一定の安定収入が必要(属性)
- 過去のキャッシングやローン、クレジットの借り入れや返済状況
特に2つ目の「安定収入」は多くのローンで同じように要求される項目ですが、貸す側のリスクを考えれば当たり前といえば当たり前ですよね。
具体的な年収などの条件は非公開なので不明ですが「ローンなので安定収入が無いと審査に通らない」というのはAppleローンも同じです。
また3つ目ですが、複数のローンを組んでいたり過去に返済が滞った履歴があると、AppleローンのiPhone分割審査に落ちる可能性が高いです。
ちなみに個人の過去の支払い状況は「CIC」という機関が記録しており、貸す側はローンを組む場合にCICのデータベースにアクセスして借りる個人の過去に支払い実績も見ています。
CICの個人の実績はAppleローン以外にも参照されるため、もし過去にやらかした覚えがあるのなら自分のCIC情報を開示してもらって確認しましょう。
ちなみにAppleローンには学生や教育者向けの『Appleローン学割(Apple Store for Education)』という制度もあるので参考までに↓
『Appleローン』10万円の審査基準ボーダーラインを超えると厳しくなる
Appleローンに限りませんが、ローンの審査基準は「10万円に審査基準のボーダーラインがある」と言われています。
例えば極端な例を挙げると、同じローンを組むにしても「100万円のローンを組む」のと「10万円のローンを組む」のでは審査基準が違うのは何となく想像できると思います。
Appleローンの審査基準は公開されていないので確実な情報とは言えませんが、『Appleローンには10万円を境に審査基準が厳しくなる』と言われています。
なので、10万円を超える『iPhone11 Pro(64GB/106,800円)』と、『iPhone11(64GB/74,800円)』では、同じ人でも審査基準が変わり、iPhone11の方が審査が緩くなるという事です。
参考までに以下は2019年9月時点でのAppleストアの各iPhoneモデルの端末価格をまとめた表です↓
【Appleストアの各iPhoneモデルの価格表】
iPhoneモデル | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB |
iPhone11 ProMax | 119,800円 | – | 135,800円 | 157,800円 |
iPhone11 Pro | 106,800円 | – | 122,800円 | 144,800円 |
iPhone11 | 74,800円 | 79,800円 | 90,800円 | – |
iPhoneXR | 64,800円 | 69,800円 | – | – |
iPhone8 Plus | 62,800円 | 67,800円 | – | – |
iPhone8 | 52,800円 | 57,800円 | – | – |
※上記は税別価格
10万円未満のモデルであればAppleローンの審査は結構緩くなる
前記の通り10万円を超えるローンを組む際には年収や借入状況も確実に参照されるのですが、逆に税込で10万円を切る端末価格のiPhoneモデルであればローンの審査はかなり緩くなります。
パートやアルバイトでも多少支払いが遅延していても、審査に通る確率はぐっと上がるため、「Appleローンの審査に落ちたよ」という人は、10万円を切る価格のiPhoneモデルで試してみると結果が違う可能性が高いです。
Appleローンの具体的な流れに関しては、公式ページにも記載がある通り以下の流れになります↓
製品をバッグに追加し、注文手続きの際の「お支払い」のステップで「ショッピングローン」を選び、ご注文を確定する
「注文手続きの最後」と、その後に届く「注文確認メール」に記載されている「ショッピングローンのお支払い手続きのリンク」へアクセスし、ショッピングローンの手続きを完了する
オリコから購入者にショッピングローンの状況を知らせるEメールが15分から1日以内に送信される。
ショッピングローンが承認されると自動でAppleに通知が届き、ご注文が確定され、配送準備に入る。(配送予定日がEメールで送信される)
自宅に契約内容書類が送られて、申し込みの翌月の27日から引き落としが開始される