家族で格安SIMでパケットを家族シェアすると本当に安くなるのか?

シェアプラン_パケットシェアの説明図
ねこ

IIJmioで家族で大容量パケットを振分けて使う事ってできるって聞いたんですけど本当ですか?

kain

ドコモなどの大手キャリアで定番の家族でのパケット共有機能ですが、多くの格安SIMで家族でパケットを共有できる機能がありますよ。
もちろんIIJmioにもあります。

ねこ

格安SIMでもやっぱり家族で別々に使うよりも家族シェアした方が節約になるんですか?

kain

うーん。格安SIMの場合は”別々で契約”でも家族で”1契約複数回線でパケットシェア”しても料金的にはそんなに変わらない事が多いです。

ねこ

ドコモのシェアパックで安くなる印象があったのでですが、そうなんですか?

kain

では今回はIIJmioの”別々で契約”と”1契約複数回線でパケットシェア”でトータルの料金がどれくらい変わるのか見てみましょうか。

IIJmioのパケットシェア『ファミリーシェアプラン』とは

多くの格安SIMでは、1契約内で複数のSIMカード(複数回線)で利用し、複数のSIMカードで一定のパケットを使う”パケットシェア”機能があります。

シェアプラン_パケットシェアの説明図

IIJmioの場合には『ファミリーシェアプラン』と呼ばれ、月額:3,260円で10GBを複数回線でシェアする事が出来ます。
1契約で最大5回線まで追加できるので、家族5人分を1契約でパケットシェアする事が可能です。

家族だけでなく1人で複数端末用にも使える

ちなみに格安SIMのパケットシェアは家族でなくても1人で複数端末を利用する場合にも有効で、例えばスマホとタブレットの2台分のSIMカードを1契約で発行し、10GBを2台で共有する事も可能です。

格安SIMの家族でパケット共有する場合の注意点

1つ目はドコモなどでも同じですが、連帯責任になってしまう点です。
全員で10GBを利用するので1人が大量にパケットを使ってしまった場合、全員が翌月まで低速制限になるというリスクがあります。
1人が使えるパケットの上限を設定することができないので、”連帯責任”のリスクはあります。

またMNP(電話番号引継ぎ)で乗り換える場合には、名義を変更する手間も有ります。
詳しくは以下のページで解説しています↓

参考:家族で格安SIM利用ならどこ? IIJmioやmineoが選ばれている理由と注意点

IIJmioのパケットシェア『ファミリーシェアプラン』は安くなる?

家族で『ファミリーシェアプラン』を利用した場合としない場合で料金にいくら差が出るのかを見ていきます。
シェアする人数によって料金計算が異なるので2人~5人家族までの4パターンで比較します↓

※全パターン『通話SIM』+ 定番の『3分かけ放題』オプション加入で計算

家族2人の場合は『ファミリーシェア』はあった方が安いか

【有りの場合】:月額合計5,160円

  • 「ファミリーシェアプラン10GB」:2,560円/月
  • 音声通話付きSIM手数料:700円/月×2人
  • 全員に「通話3分までかけ放題」+「家族間10分かけ放題」オプション加入:600円×2人

【無しの場合】:月額合計5,020円

  • ライトスタートプラン(6GB):2,220円/月
  • ミニマムスタートプラン(3GB):1,600円/月
  • 全員に「通話3分までかけ放題」+「家族間10分かけ放題」オプション加入:600円×2人
  • パケット合計に差が付かないように3GB+6GBで計算

家族3人の場合は『ファミリーシェア』はあった方が安いか

【有りの場合】:月額合計6,460円

  • 「ファミリーシェアプラン10GB」:2,560円/月
  • 音声通話付きSIM手数料:700円/月×3人
  • 全員に「通話3分までかけ放題」+「家族間10分かけ放題」オプション加入:600円×3人

【無しの場合】:月額合計6,600円

  • ミニマムスタートプラン(3GB):1,600円/月×3人
  • 全員に「通話3分までかけ放題」+「家族間10分かけ放題」オプション加入:600円×3人
  • パケット合計に差が付かないように3GB+3GB+3GBで計算

家族4人の場合は『ファミリーシェア』はあった方が安いか

【有りの場合】:月額合計8,160円

  • 「ファミリーシェアプラン10GB」:2,560円/月
  • 音声通話付きSIM手数料:700円/月×4人
  • 4人目以降のSIMカード利用料:400円/月×1人
  • 全員に「通話3分までかけ放題」+「家族間10分かけ放題」オプション加入:600円×4人

【無しの場合】:月額合計8,800円

  • ミニマムスタートプラン(3GB):1,600円/月×4人
  • 全員に「通話3分までかけ放題」+「家族間10分かけ放題」オプション加入:600円×4人
  • パケット合計に差が最小になるように3GB×4人で計算

家族5人の場合は『ファミリーシェア』はあった方が安いか

【有りの場合】:月額合計9,860円

  • 「ファミリーシェアプラン10GB」:2,560円/月
  • 音声通話付きSIM手数料:700円/月×5人
  • 4人目以降のSIMカード利用料:400円/月×2人
  • 全員に「通話3分までかけ放題」+「家族間10分かけ放題」オプション加入:600円×5人

【無しの場合】:月額合計11,000円

  • ミニマムスタートプラン(3GB):1,600円/月×5
  • 全員に「通話3分までかけ放題」+「家族間10分かけ放題」オプション加入:600円×5人
  • パケット合計に差が最小になるように3GB×5人で計算

両パターンの月額合計に千円ほどの差があるものの、比較条件のパケット総量が5GBも違うので実質ほぼ同じくらいと見ていいでしょう。(1契約の最低パケットが3GBなので比較しにくい)

【結論】IIJmioのパケットシェア『ファミリーシェアプラン』は安くなる?

IIJmioのファミリーパケットシェア機能は1契約複数回線でも別々のプランでも料金はほぼ変わらない事が分かります。

ではIIJmioの1契約複数回線のメリットは何なのでしょうか。

1契約複数回線だと支払いと家族間通話がメリット

1契約複数回線の場合は「定額通話オプション」の家族間無料通話時間が3倍ほど長くなることと、みおふぉんダイヤル(IP電話)で家族間通話の料金が6割引されるのがメリットです。
(最近ではLINE通話で家族通話をしている家庭も多いのでメリットになっているかというと微妙ですが…)

また契約者名義のクレジットカードで一括で支払えるので全員が自分名義のクレジットカードを所有している必要がありません。
対してMNP利用の場合には名義の変更や、パケットをシェアする為連帯責任のリスクも有ります。

これらは他の格安SIMの1契約複数回線のパケット共有でも同じデメリットがあるので、格安SIMで家族利用するメリットは薄いです。

そもそもの料金が”格安”なので、家族が別々に契約して問題ないでしょう。

ちなみにmineoの場合は別々に契約しても家族でメリットがある唯一の格安SIMなので、格安SIMを家族で利用する場合には特にオススメできます↓

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参考:mineoが格安SIM中で家族利用に一番向いている3つの理由

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