新型iPhoneで盛り上がる9月ですが、ソフトバンクが何やらフライングで仕掛けましたね。
何かあったんですか?
iPhone発売前の8/29に急遽発表会を行い「Youtubeのカウントフリー」と新プランの「ウルトラギガモンスター+」&「ミニモンスター」の発表を行いました。
新型iPhone発売で賑わうこの時期に、新プランをiPhone発売前にフライングリリースする事は異例なので注目されているんです。
たしかにiPhoneに注目が行きがちですもんね。
今回ソフトバンクの超大容量プラン『ウルトラギガモンスター+』発表でどう変わったのかを見ていきましょう♪
ソフトバンクの新プラン「ウルトラギガモンスター+」「ミニモンスター」
2018年9月6日からソフトバンクでは新プランとして「ウルトラギガモンスター+」と「ミニモンスター」という新プランを開始しました。
今回はこのうちでも超大容量プランの『ウルトラギガモンスター+』について解説していきます。(ミニモンスターは以下のページで解説しています)
ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」ってどんなプラン?
ソルトバンクでは今までにも「ウルトラギガモンスター」という月50GBの超大容量プランがありましたが、そのリニューアル版として『ウルトラギガモンスター+』が登場しました。
参考:動画SNS放題ウルトラギガモンスター+ | SoftBank
何が変わったのかというと、今までの月50GBの超大容量に加え、「一部の動画サービスと一部のSNSがカウントフリーで使い放題になる」というサービスが追加された形になります。
※カウントフリーとは、対象のサービスのみいくら利用してもデータ容量を消費しない使い放題となるサービスです。最近では多くの格安SIMで差別化のために様々なカウントフリーが登場しています。
ウルトラギガモンスター+の「ギガノーカウント(使い放題)」なサービス
ソフトバンクではカウントフリーとは呼ばずに「ギガノーカウント」と呼称していますが、使い放題となるサービスは以下です↓
- YouTube
- AbemaTV
- TVer
- GYAO!
- Hulu
- LINE
かなりカウントフリーの対象となるサービスの種類が多いことが分かりますが、中でも通信量の消費が大きいYoutubeなどの動画関連のカウントフリーが注目されます。
ちなみにYoutubeのカウントフリーという事で、人気ユーチューバーのHIKAKINさんを起用している事でも話題になりました
ブンブンハローユーチューブ!
Youtubeのカウントフリーとしては、BIGLOBEモバイルにも以前からYOUTUBEがカウントフリーになる「エンタメフリー」があり個人的にかなり注目していたのですが、ソフトバンクはそれ以上のカウントフリーを今回投下してきたので衝撃でした。
スマホユーザーのデータ通信量は二極化している
最近ではスマホの通信容量が二極化してきており、「スマホで動画をバンバン視聴する人」と「それ以外」で全くニーズが異なります。(何故ならデータ通信量は断トツで動画視聴で消費するからですね)
出先でガンガン動画を見る人は月何十ギガも必要になるため今回の「ウルトラギガモンスター+」のような超大容量プランが必要になるかもしれません。
それに対して動画は自宅のWiFiに繋いだり、パソコンでしか見ない人や、そもそも動画を見ない人にとって月5GBもあれば充分です。
特にここ最近ではNetflixやHulu、dTVなどの動画配信サービスが主流になってきているため、今回の「ウルトラギガモンスター+(プラス)」や今までの「ウルトラギガモンスター」の月50GBという超大容量プランのニーズが出てきているという訳です。
そもそも過剰な超大容量にカウントフリーは必要なのか
そもそもの話でウルトラギガモンスター+で超大容量の月50GBにカウントフリーを付ける意味ってあるんでしょうか。
今までのウルトラギガモンスターでも月50GBの超大容量もあり、動画ストリーミングでいうと標準画質で月220時間分のデータ容量となります。
いくら動画をよくスマホで視聴する人でも月220時間も視聴する人は稀ですので、ほとんどの人にとって月50GBは過剰な容量であることが分かります。(そんなに動画見てたら完全にニート状態ですし)
そんな過剰なデータ容量で余るところに更にカウントフリーを付けても、どうせ余るので意味がありません。
ウルトラギガ鬼盛牛丼を頼んで、更にケーキバイキング予約した感じですか?
そんな感じです。
ほとんどの人が月50GBも使い切れないので、そもそもカウントフリーがあろうがなかろうがそんなに影響ないでしょうね。
後述しますが料金は相応なので、欲を言えばカウントフリーをサービスごとにバラして、それぞれをオプションで加入できるようにしてくれた方が嬉しいんですけどね。
で、「ウルトラギガモンスター+」は実際高いの?
そして一番気になるのが料金です。
月50GBの超大容量プランに多種なカウントフリーがついているので、安いはずはありませんよね。予想の通り「ウルトラギガモンスター+」のプラン料金は月額5,980円も掛かります。
月額5,980円で使えるのではありませんよ。プラン料金が5,980円なんです。なのでそこに通話プラン料金と、スマホ代が加算されるので、以下のように月額1万円は行くでしょうね↓
iPhoneX(64GB)購入時の料金シミュレーション
例えばソフトバンクでiPhoneX(64GB)を購入して、ウルトラギガモンスター+に加入した場合の月額料金は以下のようになります↓
ウルトラギガモンスター+(50GB) | 5,980円/月 |
通話プラン | 1,200円/月 (無料通話無し20円/30秒の最安プラン) |
iPhoneX(64GB)24回分割払い | 5,460円/月 |
端末割引(月月割) | -(廃止された) |
ギガ使い放題キャンペーン | 0円/月 |
1年おトク割 | -1,000円/月 |
合計月額料金 | (1年目)月額12,458円 (2年目以降)月額13,458円 |
たっか!!!
余裕でスマホ代が1万円以上超えてますやん…
2018年から端末割引の「月月割」が廃止されたのと、ウルトラギガモンスター+の高額プラン料金が相まって家計を圧迫する事は間違いないです。
ソフトバンクの「月額3,480円で使える」に騙されないで
でもソフトバンクでは月額3,480円~って書いてあったんですよ!?
キャリアの価格表記なので最も安い時の料金を表記している点には注意して下さい。
今回のウルトラギガモンスター+の月額3,480円~になるのは以下の条件が全て整った時だけです↓
- そもそもスマホの端末代は加算してない(プラン料金だけの話)
- ついでに通話プランの料金も加算していない(プラン料金だけの話)
- 家族4人が全員ソフトバンク契約で「ウルトラギガモンスター+」に加入した場合の割引込
- 自宅がソフトバンク光加入している時の割引込
- 1年目だけ適用される「1年おトク割」適用時の料金(1年目のみ)
えぇ!?
スマホの本体代とか通話プランの料金なしでの価格だったんですね。
そういう事です。
大手キャリアは自社で通信設備やそこら中にショップを展開している関係で、格安SIMのような月額3千円台で全て使えたら潰れてしまいますからね。
安く大容量を使うならどうすればいい?
どうしても月50GBを安く使いたいなら、格安SIM+月50GBのポケットWiFiのコンボなら月額5千円程度で月50GBを使う事が可能です。(以前であれば無制限&高速通信可能なWiMAXという選択肢もありましたが、2020年サービス終了なので除外)
また楽天モバイルでは通信速度1Mbpsで無制限で使えるので、外でスマホで動画をがっつり見る人との相性は最高なので、最もお勧めできます↓