最近ではCMや広告など至ることろで格安SIMの文字を見かけますよね。
大手キャリアユーザーも徐々に格安SIMに乗り換えが増えていますが、ドコモも格安SIMに対抗するように長期利用ユーザーへの割引「ずっとドコモ割」を強化しています。
更に総務省の「大手キャリアの2年縛り」規制により、2年契約無しでいつでも解約できる「フリーコース」も「ずっとドコモ割」とセットで登場しました。
ドコモとしては「ずっとドコモ割」の長期プランで少しでユーザーを繋ぎ留めたいところですが、実際のところドコモ長期利用者向けの「ずっとドコモ」はどれくらい安いのでしょうか。
ずっとドコモ割で線引きを!ドコモと格安SIMどっちを選ぶの?
ドコモでは2016年に、「2年目以降に選択できる以下の2つにプラン」を新設しました↓
- 違約金無しでいつでも解約できる「フリーコース」で更新
- 2年縛りの代わりに割引などの特典が付く「ずっとドコモ割コース」で更新
意地悪な言い方をすれば、3年目からは「フリーコースなら格安SIMにいつでも違約金無しで乗り換えられるけど、それだと「ずっとドコモ割」のお得な特典を受けられないよ」と言った感じで線引きしています。
格安SIMを考えている人は「フリーコース」を選びたいところですが、「ずっとドコモ割コース」の割引特典によってはドコモに残り続ける選択肢もあります。
ちなみに契約から2年が経過した更新時に申請しないと自動で「ずっとドコモ割コース」で更新されてしまう点に注意です!
ドコモの「ずっとドコモ割」の割引内容は? どれだけお得になるの?
では「ずっとドコモ割」を選ぶとどれくらいお得なのでしょうか。
ずっとドコモ割の割引内容1.「更新ありがとうポイント」
ずっとドコモ割の2つ目の特典として、「ずっとドコモ割コース」で2年縛りで契約することで「更新ありがとうポイント」でdポイントを3000ポイント貰えます。2つ目の「のパケット長期割」に比べるとオマケ程度ですが、2年目からでも貰えます。
ずっとドコモ割の割引内容2.「パケット割引」
「ずっとドコモ割」は利用年数に応じてパケットパックの料金が割引になります。
4年以上ドコモと契約しているユーザーを対象に、長くドコモを使っているほどパケットパックが大きく割引されるシステムです。
大体ですがずっとドコモ割は以下の割引率でパケット料金が割引されています↓
プラン | 4~7年 | 8~9年 | 10~14年 | 15年~ |
シェアパック30 | 4.4% | 5.3% | 8.0% | 11.1% |
シェアパック20 | 5.0% | 6.3% | 7.5% | 11.3% |
シェアパック15 | 4.8% | 6.4% | 8.0% | 9.6% |
シェアパック10 | 4.2% | 6.3% | 8.4% | 10.5% |
シェアパック5 | 1.5% | 3.1% | 9.2% | 12.3% |
データLパック | 3.0% | 6.0% | 9.0% | 11.9% |
データMパック | 2.0% | 4.0% | 12.0% | 16.0% |
データSパック | – | – | – | 17.1% |
10年以上の利用者から割引率が上がり、15年以上ドコモを利用している場合に11~12%ほど安くなります。
ガラケー初期から使っている場合には15年以上の長期利用もあるかもしれませんが、キャリア乗り換えなどでドコモを使っている人には「ずっとドコモ割」の割引率が大きい15年以上継続利用を達成するのは厳しいケースも多いです。
安さならドコモ長期割「ずっとドコモ割」以上に安い格安SIMを選ぶのもアリ!
現在10年以上ドコモを継続利用している場合には「ずっとドコモ割」も有りですが、料金の安さで考えるならば、8年未満なら格安SIM乗り換えの方が圧倒的に安いです。
【参考値】
例えばずっとドコモ割で最も長い15年以上利用している場合を考えてみます。
一番多いであろう「データMパック」は15年以上の長期ユーザーの場合16%も割引されますが、この割引率での月額料金は-800円され以下のようになります↓
- 格安SIMユーザーのスマホ代月額平均:2,957円
- ドコモユーザーのスマホ代月額平均:7,076円(15年以上+データMプランの場合)
“格安”というだけあって、長期割MAX割引時と比較しても月額料金これだけ差があります。
自分も去年3キャリアから格安SIMに乗り換えましたが、現在まで月額2,000円代で問題なく使えています。3キャリアの1万円近い月額料金を支払っていた時期が勿体無かったなと今では思います。
ドコモユーザーが乗り換える定番の人気格安SIM
現在ドコモを契約している人が乗り換える定番の格安SIMは何でしょうか。
ドコモユーザーはauやソフトバンクユーザーに比べて選べる選択肢が多いので、格安SIM乗り換えはかなり優遇された状態と言えます。
中でも格安SIMの王者「楽天モバイル」や初心者の満足度が高い「mineo(マイネオ)」が人気です。
以下のページでドコモユーザー向けの格安SIMをランキングにしているので、「ドコモから格安SIMで半額以下に節約したい」という人には参考になると思います↓
つまりずっとドコモ割はお得なのか?ドコモの長期割引の結論
10年以上継続してドコモを利用していてもずっとドコモ割の割引率は10%程度です。
一般的なデータMパックの契約の場合、5,000円のパケット代が割引され4,400円になる程度です。
通話し放題の2700円を含めてもスマホ代合計は、
7700円 → 7100円
なのでお世辞にもずっとドコモ割が大きな割引とは言えませんね。
この場合ずっとドコモ割の14~15ヵ月分の割引額が違約金が釣り合う計算になります。
違約金を支払ってでも格安SIMに乗り換えた方がお得と言われる時代なので、格安SIMを少しでも考えているならずっとドコモ割よりも格安SIM乗り換えか、それを見越してのフリーコースを選択するのがお勧めです。
参考:「更新月まで待つ必要無し!違約金払ってもキャリアから格安SIM乗換えが安い!」
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