2021年秋発売のiPhone13Proシリーズでは初となる1TB(テラバイト)のストレージ容量も登場して話題になりましたが、直近のナンバリングモデルは大容量&端末代も10万台を超えるモデルも普通になってきました。
そしてiPhoneと言えば、同じモデルでもストレージ容量によって本体価格が結構違ってきます。
以下は直近で登場したiPhoneの端末価格(Apple定価)の一覧ですが、ストレージ容量が増えるとかなーり端末代金が上がるのが分かりますね…↓
【AppleのiPhoneモデル&ストレージ容量による価格】
モデル&容量 | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB | 1T | |
iPhone13 Mini | – | 86,800 | 98,800 | 122,800 | – | |
iPhone13 | – | 98,800 | 110,800 | 134,800 | – | |
iPhone13 Pro | – | 122,800 | 134,800 | 158,800 | 182,800 | |
iPhoen13 ProMAX | – | 134,800 | 146,800 | 170,800 | 194,800 | |
iPhone12 Mini | 69,800 | 75,800 | 87,800 | – | – | |
iPhone12 | 86,800 | 92,800 | 104,800 | – | – | |
iPhoneSE(第二世代) | 49,800 | 55,800 | – | – | – | |
iPhone11 | 61,800 | 67,800 | – | – | – |
※税込で計算
上記の表を見てもわかるように、ここ最近のiPhoneモデルは最も安い最小ストレージ容量が64GBとなっています。(そして2021年秋発売のiPhone13シリーズからは64GBもなくなって最小ストレージが128GBに…)
最近ではiPhoneのカメラが進化しすぎて、画素数が凄まじく写真や動画もサイズが大きそうですが、果たして最小容量の64GBは充分な容量と言えるのでしょうか。
今回はiPhoneのストレージ容量64GBで正直なところ足りるのかについて調べてみました。
iPhoneの64GBってどれくらい使えるの?写真や音楽なら充分かも
まずはiPhoneのストレージ容量を圧迫しがちな「写真」と「音楽」についてみていきます。
撮るものによって写真のサイズには結構差がありますが、大体1枚1~2MBくらいなので間を取って平均1枚1.5MBで計算すると、ストレージ容量64GBすべてを写真に使うとしたらこんな感じ↓
ストレージ容量 | 写真だけなら | 音楽だけなら |
64GB | 43,691枚 | 6,554曲 |
128GB | 87,381枚 | 13,107曲 |
256GB | 174,763枚 | 26,214曲 |
512GB (MAXモデル) |
349,525枚 | 52,429曲 |
※ミュージックは楽曲によって1曲の長さが異なりますが、平均1楽曲10MBとして計算しました。
確かに容量64GBは、松竹梅で128GBや256GBよりかなり少なく感じますが、写真枚数や曲数で考えると充分な容量と言えます。
また後述するように、iPhoneには「iCloud」や「iPhone用の外部ストレージ」も登場しているので、別にiPhone自体の内部ストレージだけに保存しておく必要はないんですね。
音楽はPCのiTunesとかに全部保存しておいて、聞きたい曲を数100曲くらいiPhoneに移せばいいんです。
実際にiPhoneは64GBしか買わない自分のストレージはこんな感じ💡「iPhoneストレージ」から自分の内訳を把握♪
「百聞は一見に如かず」という事で、実際にストレージ容量「64GB」を使うとどんな感じに圧迫するのかを見てみましょう。
自分は10年以上iPhoneを使っていますが、過去に最小ストレージ容量のiPhoneしか買ったことがありません(貧乏性なので…)
自分が今使っている「iPhone 11 Pro」は最小64GBですが、半年以上使っていてストレージの空きはまだ半分ありますね↓
※iPhoneではホーム画面から「設定」>「一般」>「ストレージ」で、現在のストレージ容量の残りや「何で何BG使っているか」などの内訳を確認する事ができます↑
上記の「メディア(紫の部分)」:
「音楽」や「動画」の容量です。自分の場合は「音楽は900曲以上」「動画(通勤中に観る用のサッカー動画)何時間分か」を入れてこれくらいしか減りません。
「App(赤の部分)」:
この部分はアプリです。配送アプリとかなら全然食いませんが、1GB超えのゲームアプリを多数入れています。
「システム(グレー部分)」:
はiPhoneを動かすのに必要な部分なので、最初からそこそこ埋まっています。
「写真(黄色部分)」:
写真はガンガン撮るのでiPhone内に9000枚以上入っていましたが、ストレージに占める割合はかなり少ないのが分かります。(というのもiCloudにほとんどが共有されているのでiPhone上では写真はほぼ容量を食っていません)
同じく「設定」>「一般」>「情報」からiPhone内に入っている曲数や写真の枚数も確認する事ができます↓
上記のように、自分の64GBのiPhoneで、音楽は1000曲近く、写真も9000枚以上、重いゲームアプリも複数、動画も数時間分入っていますが、まだ半分近く容量に余裕があります。
半年ストレージ容量64GBのiPhone11Proを使っていますが、正直残容量を意識したことは一度もありません 笑
という事で、写真や音楽を多少使おうが、64GBもあれば圧迫することはほぼなさそうです。
ゲームアプリはサイズがピンキリなので一概には言えませんが、以下のように1GB超えのアプリもありますので、重いアプリを多数入れると圧迫する可能性はあります。
別に圧迫しても外部に保存すれば問題なし!iCloudやiPhone用の外部ストレージもある
そもそもiPhoneの容量が足りなくなったら、別の場所に不要な分を移せばいいだけです。
個人的なお勧めはこんな感じ↓
⓵:「128GB」や「256GB」をそもそも使い切るか分からないので「64GB」の最安iPhoneを購入
⓶:使っていて64GBだと足りないならiCloudの有料プランに変更する
⓷:それでも足りないならプランをより上位にするか、外部ストレージを使う
使うか分からないのに、大容量ストレージを買うなんてナンセンス。足りなくなったら外部で足せばいいだけです。
大容量iPhoneより 容量の少ないiPhone + iCloud有料プラン
特におすすめなのがiCloudですね。
iPhoneを使っていればiCloudを聞いたことがある人が殆どだと思いますが、iCloudはAppleが提供するクラウドサービスです。
クラウド上にある倉庫に、iPhoneからデータを送ったりバックアップしたりすることができるサービスで、iPhoneを機種変更する際にはバックアップでお世話になったことがあるかもしれませんね。
このiCloud、無料で使えるクラウドのストレージ容量は5GBしかないんですが、10倍の月50GBのストレージが月額130円というほぼサービス価格で使えるんです↓
【iCloudの有料プラン】
容量とプラン | プラン料金 |
容量5GBプラン | 無料で最初から使える |
容量50GBプラン | 月額130円 |
容量200GBプラン | 月額400円 |
容量2TBプラン (約2000GBプラン) |
月額1,300円 |
参考:iCloud のストレージプランと料金 | Apple公式
お勧めは月額130円で50GBが使えるプランですね。
コスパで考えると、iPhoneを2年使うとして、50GBのストレージが130円×24か月=2年で3120円で買える。
iPhoneの64GBと128GBのストレージ容量による価格差は5000円ほどなので、iCloudのストレージを使った方が半額近いのが分かります。
また「200MGBプラン」や「2TBプラン」のストレージは家族と共有して使う事も可能です。プラン変更はiPhone上の「設定」>「(ユーザー名)」>「iCloud」>「ストレージを管理/iCloudストレージ」>「更に容量を購入」から変更可能です↓
もちろん不要になれば、ダウングレードで無料プランに戻せます。
それでも足りなければ、使わない分を外部ストレージに保存すれば無問題
他にも普通にPCにデータを移したり、最近ではiPhone用の外部ストレージも1TBくらいまで売っているので、もしストレージ容量が64GBでは足りなくて圧迫したら、倉庫に移すだけですね。掃除と同じです。
音楽もPCにiTunesを導入して、iTunes上に全曲を保存し、よく聞く音楽だけに絞ってiPhone内に入れておけば、かなり圧縮できますよ。(そこまでしなくても64GBでも1000曲程度なら問題なしです)