2020年10月に発売されたiPhone12Proに機種変更したので、さっそくレビューみました。
おお!iPhone12pro版ですか!
5G対応でしたっけ?
5Gは正直現状では実用性が薄いですが、やはりカメラ性能の高さが際立ってますね。
夜景を取りに行ってきましたが、もう誰でもベストショットが撮れますね。ポケットにGoProと一眼レフが入ってる感じ🎵
他にも「LiDARスキャナ」や「MagSafe」なども使ってみたので使用感をまとめてみましたよ🎵
iPhone12Proの実機レビュー!12Proの5つの特長をチェック
実際にiPhone12Proに機種変更してみて、特長として今回レビューしたのが以下の5つです↓
➀:Pro版のカメラは夜景など暗いシチュエーションの撮影が更に進化
➁:Dolby Vision対応HDRビデオ撮影(最大60fps)と手振れ補正でGo Pro要らずかも
➂:ワイヤレス充電が高速化したMagSafe充電
➃:LiDARスキャナで3DモデルをARに!超未来!
➄:5G対応の実用は年単位の先に
特に➀➁のカメラ性能は歴代iPhoneの中でも最強と言っても過言ではなく、「暗い場所での撮影」や「動画の手振れ補正・高画質撮影」などは素人でもプロカメラマンのような写真が簡単に取れてしまうレベルとなっています。
また個人的には➃の「LiDARスキャナ機能」での3DスキャンからのARは、今後のスマホの進む先を垣間見た気がしています。(是非一度体験してほしい)
では順番に解説していきましょう🎵
➀Pro版のカメラは暗いシチュエーションの撮影が更に進化
今回特に数字的な性能比較は割愛しますが、iPhone12Pro最大の特徴はなんといっても「カメラ性能」でしょう。
iPhone11Proからかなりカメラ性能が向上しており、暗いシチュエーションでの撮影のための「ナイトモード」が搭載されましたが、iPhone12Proはそれに加えて「ポートレート」や「超広角での撮影」「タイムラプス」もナイトモードに対応しました。
「ナイトモード」の適用範囲が広がり、暗い場所での撮影がかなり強化された印象です。
「ナイトモードって何」という人は、iPhone11Proでナイトモードや超広角レンズについてレビューしているので以下の記事も参考にどうぞ↓
明るさが足りない場所でも、カメラがそのことを自動的に検知し、ナイトモードできれいな写真を撮ってくれます。
もう暗闇では肉眼を超える美しさが撮影できてしまう… なんか悔しい。
夜景の写真の比較iPhone12Pro VS iPHoneSE(第二世代)
特に2020年秋のiPhone12シリーズ発売時点では、機種変更先の候補としてコスパ抜群のiPhoneSE(第二世代/2020年春発売)がありますが、iPhone12ProとiPhoneSE(第二世代)で、夜にライトアップされたみなとみらいの「日本丸」という船を撮影してみたものを並べると…↓
【iPhone12Proで撮影した日本丸】
【iPhoneSE2で撮影した日本丸】
そのままの画質で載せたかったのでリサイズも圧縮も無しなので写真が重いのはスミマセン💦
iPhoneSE2も2020年発売のiPhoneなのでカメラ性能はかなりいいのですが、拡大してみると雲泥の差があります。
ライトアップされた夜景比較してみると、特に水面の反射や全体の明るさなどがiPhone12Proで撮影したは”良い感じ”に補正されているのが分かりますね。
超広角での撮影でも「ナイトモード」で綺麗に撮れる
超広角で撮ってみた感覚としては、自分が今撮影しているよりもかなり手前に下がって広範囲を撮っているような感じです。
そしてiPhone12Proからは、この超広角での撮影がナイトモードに対応しました。
使ってみた感想としては夜景の撮影にぴったりですし、暗いところでの集合写真などでも出番がありそうです。みなとみらいの夜景を通常×1.0と、超広角×0.5で撮影した時の写真がこんな感じ↓
ポートレート撮影がナイトモードに対応
そして背景をぼかす「ポートレート撮影」がナイトモードに対応したため、夜間に花を撮影するとこんな感じにプロのように撮れました↓
かいりさん、いい写真撮るじゃないですか!
一眼レフとか使ったことないので分かりませんが、適当に道端の花を撮ってもいい感じの写真が撮れるのは不思議な気分ですね。
タイムラプス撮影もナイトモードに対応
タイムラプスで撮影はポートレートやパノラマなどと比べればそこまで知名度が高い訳ではないと思いますが、色々と面白い事が出来そうな動画撮影機能ですね。
「タイムラプスってなんやねん」という人も百聞は一見にしかず。みなとみらいのコスモワールド横をタイムラプスで夜間に撮影したタイムラプスで撮影した動画がこれです↓
タイムラプスってこれのことですか💡
渋谷のスクランブル交差点とか料理動画とかで見るやつです
あまり使う機能ではありませんが、このタイムラプス機能もiPhone12Proでナイトモードに対応したという事です。
最近ではSNSにタイムラプス動画で投稿するケースも増えてきているんだとか。
➁12シリーズからDolby Vision対応HDRビデオで明暗差も鮮明に!手振れ補正で「Go Pro」いらずかも
iPhone12シリーズで登場した「Dolby Vision(ドルビービジョン)」を耳にしたけど正直分かってなかったので調べてみたところ、Dolby Visionは「HDR動画規格の1つ」という事です。
HDRって結局何なの?
そもそも”HDR”が何なのか分かってないので勉強してみました。
「高画質」と言っても以下の5つの要素に分ける事ができますが、このうちの➄の「輝度」の幅が広い動画規格をHDR(ハイダイナミックレンジ)と呼ぶようです↓
写真で見れば一目瞭然で、一番右のHDRでは暗い部分もしっかりと確認できます。(明暗差に強い)
※画像や説明等は以下のサイトがとても参考になったので引用させて頂きました↓
今回iPhone12/12Proでは、このDolby VisionというDHR動画規格に対応した事で、より明暗差のある動画でも黒部分が潰れずに撮影する事が可能になったという事です。
ちなみにiPhone12 proはこの「Dolby Vision対応HDRビデオ撮影」が最大60fps(秒間60フレーム)で撮影できますが、iPhone12は最大30fpsまでとなっている点には留意です。
手振れ補正はiPhone11Proから超強化!GoProキラーとの声も
はiPhone11Proから搭載された「デュアル光学式手ぶれ補正」によって、動画の手ブレ補正大幅によくなっています。
手振れ補正に関しては今回は動画撮影していませんが、極端に走りながらビデオを撮ってみても見れるレベルまで補正されていました。
揺れていても動画がブレないので、スポーツ時に撮ったりサイクリングで自転車に固定してもいいかもしれません。
スロー撮影も可能なのでフォームチェックにも使えそう。最近iPhoneの出番が多いです。
MagSafeでワイヤレス充電の速度が倍速に!?充電速度を測ってみた
iPhone12シリーズから登場した「MagSafe」アクセサリは、ご存じの方も多いと思いますがマグネットでiPhoneの背面にくっつきます。
そして今までのワイヤレス充電器もMagSafeで背面にくっつくようになりました↓
自分もワイヤレス充電はほとんど使っていなかったのですが、今回MagSafeワイヤレス充電器を使ってみました。
率直な感想としては、「カチッ」と磁石でくっつくだけのシンプルなもので、毎年最新テクノロジーを搭載していくiPhoneとは正反対の原始的な仕組みにギャップを感じます(個人的には好き)
ちなみに従来の「MagSafe充電器」「従来のワイヤレス充電器」「有線の急速充電器」の3つでバッテリー残量10%から30分間充電した時の充電スピードを測定した結果は以下の通り↓
充電方法 | 開始⇒終了時電池残量 | 30分間の充電% |
Magsafe充電器(ワイヤレス) | 10%⇒33% | 23%/30分 |
今までのワイヤレス充電器 | 10%⇒26% | 16%/30分 |
有線の急速充電器 | 10%⇒64% | 54%/30分 |
有線の急速充電と比べると半分くらいしかありませんが、それでも従来のワイヤレス充電の1.5倍速くらいはありました。(2倍ではなかった)
「そもそも磁石でくっつけるならもう有線と同じじゃん。高速充電できる有線で充電すればよくない?」とも思いましたが、「ケーブルを引っかけても外れてくれるのは安心」という事にしておきます。
一応充電しながらイヤホン差して音楽聞けますし、多少はね。
ただし、ケースによっては充電されないのがちょっと厳しいです。MagSafeに対応したケース選びが必要になりそうです。
今回は充電器でしたが、今後はMagSafeに対応した様々なアクセサリが登場する事に期待したいです。
iPhone12Proの本命機能かも「LiDARスキャナ」は超期待!
iPhone12Proで新たに搭載された機能の中で、意外と注目されていないけど最も感動したのが「LiDARスキャナ機能」です。
ざっくりLiDARスキャナを説明すると、iPhoneから光を飛ばして反射するタイミングから距離を算出し「その場所の3D深度マップを作成するスキャン機能」です。
なるほどLiDARは3Dスキャナなんですね
またLiDARスキャナでiPhone上に取り込んだ3Dデータは、そのままカメラ越しに「ARでまるでそこにあるかのように設置する事が可能」なんです。
是非実際に試してほしいところで、一応以下のページでもレビュー&解説したのが、
「ニトリの家具(ベッド)をLiDARスキャナでiPhone上に3Dデータとして取込」⇒「部屋にARでカメラ越しに仮想ベッドを設置してサイズ感をシミュレーション」という流れです。
もう巻き尺で寸法を測る必要もなく、現地でiPhoneで実物をスキャンするだけで、家で仮置きできる訳です。凄くないですか?
これってARでベッドを別の場所に設置してるんですか。
もう見分け付かないです。
正直この「LiDARスキャナ機能」は使ってみて本当に可能性にあふれていると思いますし、今後何かしらのサービスで当たり前になってくるのではないかと期待しています。
iPhone史上初の5G対応はどんな感じ?
そしてiPhone12シリーズ=5Gという人も多いくらいに、5Gは話題になりました。
しかし5G回線に関しては、ドコモauソフトバンク楽天とも現時点ではエリアも速度も実用レベルには程遠く、まだまだ準備段階といった感じです。
個人的には「今5G対応機種にする必要が薄い」と結論付けました。なので「5G目的でiPhone12にする」のは現時点ではやめておいた方が良さそうです。
➀現状ではそもそも5Gエリアが狭い(ピンポイント)
➁5Gエリア内でもiPhone12系はSub6しか対応していない為、従来の4G回線とそんなに速度差はない
➂現状のスマホでできるサービスのほとんどが4Gで充分可能なものしか登場していないため、現状では必要性は感じない
またドコモの今後の5Gインフラの拡大スケジュールはこんな感じを予定しているらしいので、1~2年先の機種変更時に5G対応を検討し出すくらいで問題なさそうですね↓
2021年3月末: | 500都市 |
2021年6月末: | 1万局 |
2022年3月末: | 2万局 |
2023年度中: | 基盤展開率97%を目指す |