ドコモ「スマホお返しプログラム」で端末割引は微妙…iPhone11時の料金シミュ

ドコモのスマホお返しプログラムで端末割引は微妙

2019年10月より、総務省主導の「分離プラン」義務化で端末割引の上限が2万円までになりました。

ドコモauソフトバンクでは最新iPhoneなどの10万円級の高額スマホを端末割引なしで販売するのは難しいと懸念し、大手3キャリアは「返却する事を条件に端末代の分割ローンを免除するプログラム」を行っています。

ドコモの端末割引は2019年5月末に終了した「月々サポート」「docomo with」の代わりに、2019年6月1日より『スマホお返しプログラム』が登場しています。

36回分割&返却する事で最大33%割引で対象スマホが購入できる、規制を潜り抜けた「端末割引」について今回解説していきます。

2019年10月1日より電気事業法の改正によって「端末割引は2万円まで」という条件で、総務省から制限されてしまいました。

参考:
電気通信事業法の一部を改正する法律の施行に伴う 関係省令等の整備について | 総務省(PDF)

またドコモ(au、ソフトバンクも)はAppleの正規代理店なので、10万円級の最新iPhone11シリーズを販売しなければならない訳ですが、ドコモのiPhone11シリーズの端末価格は以下のようにかなり高額↓

【ドコモでiPhone11シリーズの端末価格】

ドコモ iPhone11 iPhone11Pro iPhone11ProMax
64GB 74,800円 115,200円 126,000円
128GB 86,400円 無し 無し
256GB 97,200円 129,200円 144,000円
512GB 無し 151,200円 165,600円

※全部税別

2,3年ごとに最新iPhoneに機種変更している人も多いと思いますが、10万円を端末割引無しで購入するとなると流石に抵抗が出てくる人も多いのではないでしょうか。

ねこ
節約ねこ

定価で見るとiPhone11シリーズって10万円以上する機種もあって、抵抗がありますね。

高額割引はNGだけど、返却すれば残債免除ならOK⇒「スマホお返しプログラム」

そんな金額のハードルを下げるため、ドコモauソフトバンクの3社では「端末割引2万円以下」の条件に引っかからない「返却する事を条件に端末代の分割ローンを免除するプログラム」をスタートしています↓

【大手3キャリアの端末割引に代わるプログラム】

docomo_透過_150_ロゴ 「スマホお返しプログラム」
(2019年6月~)
au_透過_150_ロゴ 「アップグレードプログラムDX」
(2019年10月1日~)
ソフトバンク_透過_150_ロゴ 「半額ポート+」
(2019年9月13日~)

auの「アップグレードプログラムDX」とソフトバンクの「半額サポート+」に関しては以下のページで詳しく解説しています↓

端末割代わりのau「アップグレードプログラムDX」は高い?注意点と料金例

2019.09.20

実はソフトバンク「半額サポート+」は高い?注意点とiPhone11時の料金例

2019.09.13

ドコモの「スマホお返しプログラム」で端末代が実質33%割引!割引条件や対象機種など

という事で、ドコモは「スマホお返しプログラム」という端末割引に当たるプログラムを2019年6月1日よりスタートしています。

ドコモの端末割引 スマホお返しプログラム

このプログラムは、「対象端末購入時に加入」し「36回の分割払いで支払いを選択する」と利用する事ができ、分割ローンを24回返済後に端末を返却する事で、残りの分割返済分を免除できるというものです↓

スマホおかえしプログラムで12ヶ月分の端末ローンを免除した例の図解

例えばスマホを108,000円で36回分割購入した場合には、24回分(3分の2にあたる72,000円)を支払い終えた時点で、購入したスマホをドコモに「お返し」する事で、残り12回分(3分の1にあたる36,000円)の支払が免除されます。

もちろんすぐに返済しなくてもいいのですが、24回支払後に返却する事で最大で端末代の3分の1の支払が不要になります(実質67%で購入できる計算)

本プログラムにご加入いただいたdポイントクラブもしくはドコモビジネスプレミアクラブ会員のお客さま(以下「加入者」といいます。)が36回の分割払いで購入された対象機種を当社にご返却いただいた場合に、その翌々月請求分以降の分割支払金(最大12回分)のお支払いを不要とするプログラムです。

直近だとiPhone11シリーズが以下の定価でドコモで販売されていますが「スマホお返しプログラム」で33%割引で考えると以下のように結構な差がありますよね↓

【ドコモでiPhone11が実質33%割引時の端末価格】

ドコモ iPhone11 iPhone11Pro iPhone11ProMax
64GB 74,800円
(49,867円)
115,200円
(76,800円)
126,000円
(84,000円)
128GB 86,400円
(57,600円)
無し 無し
256GB 97,200円
(64,800円)
129,200円
(86,400円)
144,000円
(96,000円)
512GB 無し 151,200円
(100,800円)
165,600円
(110,400円)

※全部税別&()内は33%割引後

「スマホおかえしプログラム」の対象機種について

他にも2019年秋時点では以下の機種が「スマホお返しプログラム」の対象機種となっています↓

iPhoneAndroid
iPhone 11 / iPhone 11 Pro / iPhone 11 Pro Max
iPhone XS / iPhone XS Max / iPhone XR
iPhone X / iPhone 8 / iPhone 8 Plus
Xperia 1 SO-03L / Galaxy S10 SC-03L / Galaxy S10+ SC-04L
Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L / AQUOS R3 SH-04L
HUAWEI P30 Pro HW-02L / Xperia XZ3 SO-01L
Galaxy Note9 SC-01L / Xperia XZ2 SO-03K / Xperia XZ2 Premium SO-04K
Xperia XZ2 Compact SO-05K / Galaxy S9+ SC-03K
HUAWEI P20 Pro HW-01K / arrows NX F-01K / V30+ L-01K
JOJO L-02K / Xperia XZ1 SO-01K / Xperia XZ1 Compact SO-02K
Galaxy Note8 SC-01K / M Z-01K

高額な機種は大体対象になっていますが、最新の対象機種はドコモの「スマホおかえしプログラム」公式ページに記載されているので各自確認を↓

参考:スマホおかえしプログラム | ドコモ公式

「スマホお返しプログラム」の適用条件

このプログラムには以下のような適用条件があります↓

【利用条件】
➀ 対象機種を支払回数36回の割賦販売契約または個別信用購入あっせん契約によりご購入いただくこと。
➁ 当社が定める「スマホおかえしプログラム提供条件書」(以下「本提供条件書」といいます)の内容に同意いただいたうえで本プログラムにお申込みいただくこと。(同意書はコチラ)

つまり「対象機種」を「36回分割購入」したときに「申し込み」すると適用されるプログラムという事ですね。

対象機種でも「36回分割購入」ではなく「一括購入」で買ってしまうと勿論適用されませんし、反対に36回分割購入でも端末購入に申し込まないと適用されません。(後からの申込は不可)

iPhone11シリーズは「スマホおかえしプログラム」の対象機種

「スマホお返しプログラム」の注意点➀:購入したスマホは返却!「購入」ではなく「レンタル」

と、ここまでは「スマホお返しプログラム」の内容を解説しましたが、ここからは注意点やデメリットについても解説していきます。

まずこのプログラムを利用すると「端末を返却する必要がある」という点が最大のデメリットです。

一見36回分割で購入し、最短24ヶ月(2年)後に返却した場合、確かに残り12ヶ月分の分割ローン分は免除となるので、3分の1の端末代分支払わなくて済みます。

しかしそれは支払金額だけを考えた場合です。

一括でも分割でも全額を支払った場合には、最終的には購入したスマホは手元に残りますが、この「スマホお返しプログラム」を使った場合には返却するのでスマホは手元に残りません。

例えば最新のiPhone11シリーズであれば、10万円前後の資産価値があるため、時間と共に価値が減少するとしても手元に残るか残らないかは雲泥の差がありますよね。(売却すればお金になりますし、おさがりにも使えますし)

これはもう2年間レンタルしているのと同じなんですよね。(しかもauやソフトバンクと違って2年間のレンタル料は端末代の半分ではなく3分の2なので高い)

「スマホお返しプログラム」の注意点➁:返却時に査定基準を満たさないと2万円が請求される

以下はドコモの「スマホお返しプログラム」の提供条件書に記載されている内容です↓

<返却条件>
・対象機種が当社の指定する正規店で購⼊されたものであり、ご購⼊における不備・不正がないこと。
・ご返却時における対象機種分割⽀払⾦の未払い、回線契約にかかる料⾦その他の当社に対する債
務(当社がその債権を第三者に譲渡した債務を含みます。)の弁済を現に怠り、または怠るおそれがな
いこと。
・対象機種に記録されているメモリ・データが消去できること(⼀切のデータは加⼊者ご⾃⾝の責任で消
去していただきます)。
・対象機種を改造していないこと。
・加⼊者が対象機種の所有権を有していること。
以下の査定条件を満たし、査定が完了すること。

<査定条件>
・対象機種に故障、⽔濡れ、著しい外観破損および画⾯割れがないこと、その他当社指定の査定基準
を満たしていること(店頭で確認をさせていただきますので、電池パックを装着した状態でお持ちください)。
当社指定の査定基準を満たしていない場合に、なお加⼊者が本プログラムのご利⽤を希望し、これを
当社が承諾するためには、20,000 円(税抜)(ケータイ補償サービスにご加⼊の場合は 2,000 円
(税抜))の故障時利⽤料をお⽀払いいただく必要
があります。

上記の記載のように「返却時に壊れている・不良があるなど査定基準を満たさない場合、ペナルティで2万円が請求される」というのです。

例えばiPhoneを機種変更する動機として多いのが「iPhoneが壊れたから機種変更する」というパターンがあると思いますが、そもそもレンタル扱いのようなものなので、壊れたら機種変更だとペナルティになります。

半額にするためには返却時にはドコモの査定基準を見たす状態でないといけない訳ですからね。

ダメなら2万円払わないといけないという、なんかもう自分のiPhoneとは思えないので、慎重に使わないといけないという謎のプレッシャーがかかります。

とは言えauやソフトバンクよりは良心的かも

とは言えauの「アップグレードプログラムDX」や、ソフトバンクの「半額サポート+」と比較すれば以下の点で良心的と言えるかもしれません。

次回の機種変更を強制されない:auとソフトバンクは返却と共に機種変更しないと残ローン免除にならない
プログラム料は掛からない:auとソフトバンクは毎月390円ずつ支払いが必要

ただしauとソフトバンクは48回分割で最大24回分の残ローン免除=半額で2年間レンタルできるので、3分の2で2年間レンタルできるドコモより端末代の負担は少ないです(その分縛りが厳しい)

最新のiPhone11シリーズで「スマホおかえしプログラム」利用時の料金シミュレーション

この秋ドコモの「スマホお返しプログラム」を最も利用するのがiPhone11シリーズを購入した場合ではないでしょうか。

前記の通り最新iPhone11シリーズは10万円前後する高級Appleブランドの機種なので、瞬間的な出費を抑えるために分割購入する人が多いですからね。

という事で、ドコモでiPhone11シリーズを36回分割購入し、「スマホお返しプログラム」を利用した場合の月額料金をシミュレーションしてみました↓

[tabs] [tab title=”iPhone11の場合”] 【iPhone11(64GB)を36分割で購入時の月額料金の内訳】

ギガホ(30GB定額) 6,980円/月
無料通話オプション無し 0
ギガホ割(6ヶ月間) -1,000円/月×6ヶ月
iPhone11(64GB購入時/36分割時) 2,200円/月×36ヶ月
(月額料金) (6ヶ月目まで):8,180円/月
(7か月目以降):9,180円/月

※全部税別計算
[/tab] [tab title=”11Proの場合”] 【iPhone11Pro(64GB)を36分割で購入時の月額料金の内訳】

ギガホ(30GB定額) 6,980円/月
無料通話オプション無し 0
ギガホ割(6ヶ月間) -1,000円/月×6ヶ月
iPhone11 Pro(64GB購入時/36分割時) 3,200円/月×36ヶ月
(月額料金) (6ヶ月目まで):9,180円/月
(7か月目以降):10,180円/月

※全部税別計算
[/tab] [tab title=”11ProMaxの場合”] 【iPhone11ProMax(64GB)を36分割で購入時の月額料金の内訳】

ギガホ(30GB定額) 6,980円/月
無料通話オプション無し 0
ギガホ割(6ヶ月間) -1,000円/月×6ヶ月
iPhone11 ProMax(64GB購入時/36分割時) 3,500円/月×36ヶ月
(月額料金) (6ヶ月目まで):9,480円/月
(7か月目以降):10,480円/月

※全部税別計算
[/tab] [/tabs]

上記のようにiPhone11を36回分割して購入しても、月額料金は1万円弱くらいは掛かってしまう事が分かりますね。

【まとめ】ドコモ「スマホお返しプログラム」は3分の2を払ってレンタルなので微妙

と言う事で法改正を潜り抜けたドコモの「スマホお返しプログラム」に加入する際の注意点を解説しましたが、個人的にはauやソフトバンク程ではないにしろ、3分の2は支払ってレンタルというのは微妙かなと思います。

10月よりのりかえや解約時の違約金が1,000円まで下がるので、楽天モバイルなどの格安SIM(通信品質を気にするならワイモバイルかUQモバイル)に乗り換えて、AppleでSIMフリー版のiPhoneを購入して使うのが、縛りもなくてお勧めですね。

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