機種変更するならiPhoneSE3がいいんですか?
まずはiPhoneSE3(第三世代)の6つの特長を確認⇒SE2と大きく変わらず
2022年3月18日より販売開始となったiPhoneSE3(第三世代)ですが、まずはさらっと特長を確認します。
「そもそもSEって何?」という声もあると思いますが、”SE”(スーパーエディション)は毎年秋発売の12や13のようなナンバリングモデルと違い、既存モデルの廉価版として安く販売されるモデルです↓
SEモデル | 発売日 | CPU | ベンチマーク |
iPhoneSE3 | 2022.3 | A15 Bionicチップ | iPhone12(2021秋発売) |
iPhoneSE2 | 2020.4 | A13 Bionicチップ | iPhone11(2019秋発売) |
iPhoneSE | 2016.3 | A9 | iPhone6s(2015秋発売) |
春に発売される傾向のあるSEモデルは前年秋発売モデルの廉価版になっており、iPhoneSE3はiPhone13と同じA15チップを搭載しているので、処理能力的には「安いiPhone13」と言えなくもないですね。
iPhoneSE2と比較してSE3は何が進化した?
2021年以降全iPhoneモデル中でも売上台数トップだった「iPhoneSE2」と比べて、iPhoneSE3が進化した部分は以下です↓
A15チップでサクサク動く(2021秋発売のiPhone13と同じCPUを搭載)
バッテリーの持ちが強化(iPhoneSE2よりも2時間長く駆動可能)
5Gにも対応(日本国内だとSub6対応)
外見はiPhoneSE2と全く同じ(変化なし)⇒小型&ホームボタンの続投
特にiPhoneSE3は2021年秋発売のiPhone13と同じA15バイオチップを搭載しており、処理能力面では2022年前半時点での最新モデルに引けを取らない性能となっています。
チップ性能の向上によってバッテリーの持ちも良くなりiPhoneSE2より2時間長く駆動できるようになりました。(大体iPhone12Miniと同じくらいの持ちに)
そして第三世代で待望の5Gに対応しました。現在国内では5GはSub6(なんちゃって5G)のみなのでそこまで大きな部分では無いですが、街中で5Gに繋がるエリアも徐々に増えてきています。
今のところ「4Gに比べると若干通信速度が速い5Gに繋がるのでちょっとハッピー」くらいの変化というのが個人的な5G対応の反応です。数年後は分かりませんが。
その他カメラ機能などもディープフュージョンに対応したなど多少の向上はありますが、大きな進化はない印象です。(気になる人はApple公式ページで確認するのがいいと思います↓)
iPhoneSE最大の特長は「小型」で「ホームボタンある」そして「安い」
対して”外見”の変化はほぼなく、iPhoneSE2と全く同じ4.3インチの小型モデル&最大の特長「ホームボタン」もそのままなのが最大の特長でしょう。
別のページでも取り上げましたが、最近のiPhoneは高機能&大型化しているデメリットに「片手に収まらずに操作しにくい」「重い」というのがみんなの思うところみたいで、片手で持ちやすい小型iPhoneのニーズは以前からありました。(特に女性)
事前の予想では大型の「SE3 MAX」が出るんじゃないかとか噂もありましたが、Appleもこの辺のニーズを把握してかiPhoenSE3も小型&ホームボタンを続投という事で、Apple公式が「iPhoneSE=廉価版で小型でホームボタン」として設計している感じが伝わってきますね。
「価格が高い!デカイ!最新スペック!」な新しもの好き向けのナンバリングモデル
に対して、
「価格が安い!小さい!準最新スペック」な日常使い向けがSEモデル
といった感じでしょうか。
「性能とか日常使いで問題なければ拘らない」という多くの人のニーズに応えたモデルで、特に高性能や珍妙な新機能に興味がない方で、ホームボタン+小型画面で問題なければiPhoneSEシリーズの購入がベストと言えるでしょう。
【Apple】iPhoneSE3、iPhone13、13Mini、12の端末価格の比較
さて現在iPhoneの機種変更を検討している人にとって、「どのiPhoneに機種変更すればいいか」というのが最大の注目点だと思います💡
中でも廉価版というだけあってiPhoneSE3の本体価格は以下のように現在販売しているiPhoneモデル中でも群を抜いて安いです↓
【AppleのiPhoneSE3、13、13 Mini、12の本体価格一覧】
本体価格比較 | iPhoneSE3 | iPhone13Mini | iPhone13 | iPhone12 | |
発売日 | 2022年3月 | 2021年9月 | 2020年9月 | ||
容量 | 64GB | 57,800 | – | – | 86,800 |
128GB | 63,800 | 86,800 | 98,800 | 92,800 | |
256GB | 76,800 | 98,800 | 110,800 | 104,800 | |
512GB | – | 122,800 | 134,800 |
さすが廉価版SE(スーパーエディション)としか言いようがありませんが、「価格度外視でカメラ中心とした高スペックに拘りたい人はiPhone13Proを、それ以外ならiPhoneSE3でいい」くらいに性能に対して価格が安いです。
端末購入するなら楽天モバイルが安いけど、今後投げ売りの可能性もあるので今はスルーもありかも
ただしiPhoneSE3発売時の端末価格は大手4キャリア&Apple公式間でかなり差があり、楽天モバイルは初っ端から実質1円以下になるキャンペーンを実施するなど独走状態です↓
参考:実質0円まで!iPhoneSE3最安はまた楽天モバイル💡ドコモ,au,Softbankと料金比較
またSE(スーパーエディション)という事で今後投げ売りされる可能性もかなり高く、今数万円を払ってiPhoneSE3に機種変更するのはどうなのかという部分もあります。
個人的には秋にiPhone14シリーズが発売される前後に投げ売りを待つのもかなりアリかなと思います。
iPhoneSE3、iPhone13、13Miniのスペックの違い
続いてiPhoneSE3とiPhone13、iPhone13Miniの外見や性能面を比較していきます。
【iPhoneSE3、13Mini、13のスペック&性能3モデル比較】
iPhone比較 | iPhoneSE(第三世代) | iPhone13 Mini | iPhone13 |
見た目 カラー |
|||
発売日 | 2022.3.18 | 2021.9.24 | |
ボディ | ガラスの前面と背面 |
Ceramic Shieldの前面 航空宇宙産業レベルのアルミニウム |
|
サイズ 高/幅/厚 |
138.4 mm 67.3 mm 7.3 mm |
131.5 mm 64.2 mm 7.65 mm |
146.7 mm 71.5 mm 7.65 mm |
重量 | 144 g | 140 g | 173 g |
ホームボタン | 有 | 無 | |
ディスプレイ (対角距離) |
4.7インチ Retina HD |
5.4インチ Super Retina XDR |
6.1インチ Super Retina XDR |
チップ(CPU) | A15 Bionicチップ | ||
解像度 | 1,334 x 750ピクセル解像度 326ppi |
2,340 x 1,080ピクセル解像度 476ppi |
2,532 x 1,170ピクセル解像度 460ppi |
カメラ | シングル12MPカメラ(広角) | デュアル12MPカメラ(広角/超広角) | |
5G対応 | 〇(対応) | ||
バッテリーの持ち | 最大15時間のビデオ再生 | 最大17時間のビデオ再生 | 最大19時間のビデオ再生 |
生体認証 | Touch ID | Face ID | |
MagSafe/ワイヤレス充電対応 | – | 〇(対応) |
iPhoneSE3の外見はiPhone8をベースとした小型サイズ
iPhoneSE3の外見で最も目立つ差が、前述の通り小型サイズだという事でしょう。
iPhoneSE3=iPhoneSE2の外見はほぼiPhone8ベースなので、上記の表でもわかる通り本体や画面の大きさが無印iPhoneと大きく違います。
小型モデルのiPhone13miniと比べて少し本体サイズは大きいですが、ホームボタンが有る分ディスプレイサイズは小さくなっています。
「電車の中で片手で操作するときは小さい方がいい」
「ゲームや動画視聴が多いので画面は大きい方がいい」
などで決めるというのもいいと思います。