家族で”1契約複数回線”で格安SIMを利用するメリット&デメリットまとめ

家族全員で格安SIMに移ろうと思うんですけど、格安SIMは全員で利用する場合ってお得に契約出来たりできませんか？

ほとんどの格安SIMが1契約内に複数回線を利用している場合にパケットを分け合って使える機能が使えます。

1契約で複数のSIMカードを発行してもらうのって、名義が同じじゃないと出来ないって聞きました。

そうなんですよね。
実は1契約複数回線って家族で利用してもそんなにメリットが無いんです。
今回は格安SIMを家族利用する際に1契約で複数回線で使う場合のメリットとデメリットをまとめていきましょう。

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大手キャリア(特にドコモ)でお馴染みのパケットの家族シェア機能ですが、多くの格安SIMでも家族でパケットをシェアする事が出来ます。
格安SIMで家族でパケットをシェアする場合には、1契約で契約したパケット容量を複数のSIMカードを発行して全員で使う方法が一般的です。

しかしこの”1契約複数回線”には幾つかのデメリットがあるのではっきり言って家族別々に格安SIMに契約する場合と比べてメリットが少ないです。

1契約複数回線のデメリット１：料金はあまり変わらない

デメリットではないのですが、格安SIMで1契約複数回線でパケットを家族でシェアした場合にはドコモのように大幅に月額料金を安くすることはできません。

以下の記事で家族の利用人数ことの”パケット家族シェア”利用時と別々契約時の月額合計を比較していますが、ほとんど変わらないという結果になりました。
参考：家族で格安SIMでパケットを家族シェアすると本当に安くなるのか?

1契約複数回線のデメリット２：パケットをシェアするので連帯責任のリスク

これはドコモのシェアパックでも同じことが言えますが、パケットを家族全員でシェアするという事は連帯責任になります。
1人がパケットを使い過ぎた場合には全員が翌月まで低速制限になるというリスクがあります。

ドコモなどの大手キャリアでも格安SIMでも1人の利用上限を設定する機能はありませんので、全員がパケットの利用状況を把握できる必要があります。
特に子どものいる家庭では一気に使い切るリスクが高いので家族でのパケットシェアはオススメできません。

1契約複数回線のデメリット３：ＭＮＰ時の名義変更の手間

現在別の携帯電話会社を利用していて、電話番号を引き継いで格安SIMに乗り換える場合にも注意が必要です。
1契約複数回線でＭＮＰ(携帯電話番号引き継ぎ乗換え)する場合には、契約者と同じ名義である必要があります。
これは格安SIMの1契約複数回線は1人が複数の回線を使う事を想定しているためです。

例えば現在auからIIJmio(au)に乗り換える場合には、IIJmioでの契約名義と現在のauの名義が同じでないといけません。
家族で同一回線で利用する場合には名義が同じ必要があるので、乗り換え前にauで名義変更を済ませてからIIJmioへＭＮＰ乗り換えを行いましょう。

対して1契約複数回線のメリットも有ります。

1契約複数回線のメリット１：クレジットカードの支払いを1本にまとめられる

1契約複数回線なので支払いは名義人のクレジットカードで一括で支払う事になります。
別々で契約する場合には全員が自分名義のクレジットカードを所有している必要がありますが、1契約複数回線の場合には1本のクレジットカードに支払いをまとめられるメリットがあります。

特にクレジットカードを持てない子供は保護者の1契約に複数回線で利用することで格安SIMが利用可能になります。

上記の1契約複数回線のメリット&デメリットをまとめると以下です↓

格安SIMを1契約複数回線で家族利用するメリット

格安SIMを1契約複数回線で家族利用するデメリット

上記から格安SIMの”1契約複数回線”で家族利用することにあまり旨味は無いことが分かると思います。
格安SIMで1契約複数回線するのは、クレジットカードが持てずに契約できない子供がいる場合くらいでしょうか。

格安SIMを家族利用して一番おいしいのがmineoでしょう。
mineoは別々の契約で利用しても家族で割引や余ったパケットを受け渡しでき、家族でも別契約なので紹介キャンペーンが適用されるからです。

参考：mineoが格安SIM中で家族利用に一番向いている3つの理由

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