楽天モバイルは2017年9月1日から新プランの『スーパーホーダイ』をスタートしましたね。
どこかで聞いたプラン名ですね。
某大手キャリアにありそうなプラン名ですが、格安SIMの王道”楽天モバイル”の新プランはかなり優秀です。
プラン内容も大手キャリアと格安SIMの中間ポジションのワイモバイルやUQモバイルに対抗している感じがありますね。
今回は楽天モバイルの新プラン『スーパーホーダイ』について詳しく見ていきましょう。
楽天モバイルの新プラン『スーパーホーダイ』はセットプラン
楽天モバイルの新プラン『スーパーホーダイ』は以下のような3種類の通話とパケットがセットになったセットプランです。
ある程度格安SIMを調べている人であれば気が付くかもしれませんが、楽天モバイルの『スーパーホーダイ』のプラン構成はワイモバイルやUQモバイルと酷似しています。
ワイモバイルはソフトバンク系列、UQモバイルはau系列の格安SIMですが、大手キャリアのサブブランド格安SIMに対抗したプランと言えますね。
スーパーホーダイ | プランS | プランM | プランL |
パケット容量 | 2GB | 6GB | 14GB |
通話 | 5分かけ放題 |
楽天モバイルの新プラン『スーパーホーダイ』はココが凄い!
では具体的に楽天モバイルの『スーパーホーダイ』は何が優れているのか見ていきましょう↓
スーパーホーダイのメリット1:最低利用期間に応じて端末代が大幅割引『長期優待ボーナス』
楽天モバイルと言えばセット購入できる格安スマホの割引率が高い事で有名ですが、今回の新プラン『スーパーホーダイ』最大のメリットはズバリここです。
スーパーホーダイの場合、楽天モバイル申し込み時に選択する最低利用期間に応じて、セット購入する格安スマホが最大20,000円割引になります。
セット購入可能な楽天モバイルの格安スマ一覧
- arrow M04
- HUAWEI P10 lite
- HUAWEI P10
- HUAWEI P10 Plus
- HUAWEI nova lite
- ZenFone 3Max
- HUAWEI Mate9
- honor 8
- AQUOS SH-M04
- ZenFone 3
- arronw M03
- AQUOS mini SH-M03
- ZTE BLADE E01
- HUAWEI P9 lite
- ZenFone Go
- AQUOS SH-RM02
- ZenFone 3 Laser
- ZenFone Max
最低利用期間と『長期優待ボーナス』対応表
楽天モバイル申し込み時に選択できる”最低利用期間”と対応する割引額は以下です↓
最低利用期間 | 長期優待ボーナス額 |
12ヵ月 | 長期優待ボーナス無し |
24ヵ月 | 10,000円の割引 |
36ヵ月 | 20,000円の割引 |
ワイモバイルやUQモバイルのように自動更新されないのもメリットで、最低利用期間さえ終わればいつでも解約や乗り換えが可能なので安心です。
ちなみに最低利用期間内に解約や他社に乗り換えた場合、最低利用期間に応じて上記の解除料が掛かるので留意を。
SIM単体契約の場合の『長期優待ボーナス』
また自前のスマホを持ち込む場合には、その分の楽天ポイントが付与されるため、SIM単体の契約でも格安スマホとのセット契約でも大幅に得になります。
スーパーホーダイのメリット2:低速制限時の通信速度が最大1Mbpsと高い
一般的な格安SIM・大手キャリアでは月のパケット容量を使い切ってしまった場合には速度制限がかかり、遅くなりますよね。
楽天モバイルの『スーパーホーダイ』の場合、この速度制限時でも通信速度が最大1Mbpsが出るのが魅力です。
1Mbpsはベストエフォート(理論上で一番高い時の数字)であるとしても、ドコモやauソフトバンクの低速時が128kbpsなので最大8倍くらいの速度という事です。
スーパーホーダイでは低速時でもウェブ閲覧程度ではストレスにならないくらいの速度が出るという事で、予想外に使いすぎてしまったときにも調べものくらいはできるので地味ながら非常に便利なメリットと言えそうです。
それでも昼の時間は遅い事が多い
これは格安SIMである以上はどうしようもない部分ではありますが、最も込み合う昼の12時台などは最大で300kbps程度の通信速度となります。
通信が混み合う時間帯(12:00~13:00、18:00~19:00)は最大300kbpsとなります。通信速度はベストエフォート(規格上の最大速度)であり、実行速度として保証するものではありません。通信環境や混雑状況により通信速度が変化する可能性があります。
なので「昼休みもスマホで早くなきゃ嫌だ」という人には楽天モバイル(というか格安SIM)は向かないです。
スーパーホーダイのメリット3:楽天会員は料金が安くなる
楽天会員であれば楽天モバイルの1年目(12か月分)の月額料金が1,000円割引安くなるという特典があります。
楽天会員は入会金も年間手数料も無料と損はしないので、楽天モバイルに申し込む前に加入しておきましょう。
また楽天のダイヤモンド会員の場合は更に500円引きが適用されます。
楽天ポイントも貯まるので楽天で買い物をそこそこする人であれば結構お得になります。
スーパーホーダイのメリット4:5分かけ放題が標準搭載
通話料金が割高な格安SIMでほぼ必須のオプション『5分かけ放題』が最初からセットになっているという事で、パケット容量もライトユーザー向けの2GB、標準ユーザー向けの6GB、ヘビーユーザー向けの14GBの3種類とバランスが良いのも特徴です。
【まとめ】楽天モバイルの『スーパーホーダイ』のメリット
以上の楽天モバイルの新プラン『スーパーホーダイ』のメリットをまとめると以下の4点です↓
- 最低利用期間2年以上で長期優待ボーナスで1万円(3年なら2万円)の割引がある
- 低速時でも最大1Mbpsの通信速度が出る
- 楽天会員なら12ヵ月1,000円割引(ダイヤモンド会員なら1,500円)
- 5分かけ放題は標準で付いている
平均2,000円台の格安SIM相場の中で若干割高なプランではありますが、その分通信速度や大幅割引があるので品質が高いのが特徴です。
楽天モバイルとUQモバイルやワイモバイルのコミコミプランとの違い
同じく格安SIMと大手キャリアの中間ポジションのワイモバイルやUQモバイルと比べて、楽天モバイルの新プラン『スーパーホーダイ』の長所と短所は以下です。
- 2年縛りや自動更新が無い
- 契約期間を自分で選択できる
- パケット容量が3年目以降も下がらない
- 月のパケット容量を使い切っても通信速度が1MBと速いのでそんなに困らない
- お昼の12時台など込み合う時間帯は遅いのでその点はY!やUQモバイルに劣る
という事で個人的にはワイモバイルやUQモバイルよりもお勧めできる格安SIMです。
またオプションで完全通話し放題ができるのも楽天モバイルの魅力なので、彼氏彼女や家族友達、仕事など毎月何時間も通話する人でも使える数少ない格安SIMです。
「通信速度が常時速くないと困る」という人以外は楽天モバイルが良いでしょう↓
楽天モバイルの2017年9月以前のコミコミプランとの違い
余談ですが、そもそも楽天モバイルは2017年9月以前でもコミコミプランを提供しており、以下のようにプランはかなり似ていますね。
コミコミプラン料金 | 楽天モバイル
楽天モバイルのスーパーホーダイになって”プランLL”がなくなったのと料金が微妙に変わりました。
また長期優待ボーナスと制限時でも最大1Mpsの通信速度となった事でプランが強化されたと言えそうです。