ナンバリングモデルはiPhone11まで発売されたのは記憶に新しいと思いますが、2020年4月に待望のコスパ抜群モデルである”SEシリーズ”の第二弾『iPhoneSE(第二世代)』が発売され注目されています。
iPhoneSE2ってそんなにコスパいいんですか?
Apple定価でも4万円台と全iPhone中でも圧倒的に安く、11と比べても3万円以上安いです
SE2ってそんなに安いんだΣ(・□・;)
もし今iPhoneの機種変更を検討しているなら、大半の人にiPhoneSE2がかなりお勧めできるモデルです。
今回は現在iPhone6やiPhone6sを使っている人が、iPhoneSE2へ機種変更するべきかを比較&考察しました。
【今iPhone6や6sを使っている人】iPhoneSE2へ機種変更するべき?
結論から述べると、現在iPhone6やiPhone6sを使っている人は
iPhone6:既にAppleのサポートが切れているので機種変更するべき
iPhone6s:2020年でサポートが終了するため年内には機種変更するべき
です。
特に2020年秋発売予定の「iPhone12」まで考慮しても、iPhoneSE2よりコスパが良いモデルになるとは思えないので、「10万円前後出してでもiPhoneの最先端の性能を体感したい」という人以外はiPhoneSE2への機種変更が無難だと思います。
【AppleのiPhoneモデル価格表(2020夏時点)】
モデル | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB |
iPhoneSE2 (2020.4発売) |
44,800 | 49,800 | 60,800 | – |
iPhone11 (2019.9発売) |
74,800 | 79,800 | 90,800 | – |
iPhone11 Pro (2019.9発売) |
106,800 | – | 122,800 | 144,800 |
iPhoneXR (2018.9発売) |
64,800 | 69,800 | – | – |
上記は2020年夏時点でのAppleのiPhoneモデルのラインナップ&価格表ですが、圧倒的にiPhoneSE2が安いのが分かりますね。
ドコモ、au、ソフトバンクのiPhoneSE(第二世代)ページは以下からも確認可能です↓
以下のページで現在の機種変更の候補になり得るiPhoneSE2、iPhone11シリーズ、iPhoneXRについて比較しているので参考にどうぞ↓
どれくらい性能差があるの?iPhone6,6sとSE2の性能を項目別で比較
次にiPhone6とiPhone6s、そして2020年春発売のiPhoneSE2のスペックにどれくらいの差があるのかを見ていきましょう。
いくらiPhoneSE2が安くても性能が今の6や6sとそんなに変わらないなら、機種変更すら微妙ですからね。
まずは見た目部分から比較していきます↓
3モデル比較 | iPhone6 | iPhone6s | iPhoneSE2 |
見た目 | |||
発売日 | 2014年9月 | 2015年9月 | 2020年4月 |
ストレージ容量 | 16GB 32GB 64GB – – |
– 32GB – 128GB – |
– – 64GB 128GB 256GB |
ストレージ容量の最小は64GB~なので、結構余裕があるかも
まずiPhone6,6s,SE2で違うのがストレージ容量です。
iPhone6や6sを使っている人の多くが使っている「32GB」の場合、最近のアプリなどは情報量と共にサイズアップしているのでかなりストレージを圧迫していると思います。
iPhoneSE2を含む直近のiPhoneモデルは最小ストレージ容量が64GBなので、6や6sで16GBや32GBを使っている人からするとかなり空きに余裕があるように感じると思います。
サイズや重さは6,6s,SE2でほぼ変わらない。背面はガラスに
3モデル比較 | iPhone6 | iPhone6s | iPhoneSE2 |
本体サイズ(mm) (高×幅×厚) |
138.1×67.0×6.9 | 138.3×67.1×7.1 | 138.4×67.3×7.3 |
重さ(g) | 129 | 143 | 148 |
背面 | アルミニウム | ガラス&アルミニウム |
次に6,6s,SE2の見た目の違いについてです。
3モデルとも本体サイズも重さもほとんど同じで、iPhoneSE2が若干分厚いくらいであまり差はありません。
ただ、カメラレンズの大きさがiPhoneSE2の方が大きいので、iPhone6sのケースをiPhoneSE2で使う場合はケースによっては流用できない可能性はあります。
背面はiPhone6や6sはアルミニウムでしたが、iPhoneSE2を含むiPhone8以降のモデルはワイヤレス充電可能に対応するためガラスの背面となっている点が違います。
イヤホンジャックは廃止!イヤホンはライトニング端子で接続
iPhone6や6sでイヤホンを差す端子は丸い「イヤホンジャック」でしたが、iPhone7以降のモデルでは防水の観点からイヤホンジャックは廃止されています。
なのでiPhoneSE2に有線のイヤホンを差す場合には、付属のLightning端子のイヤホンを差して使う事になります。
「ホームボタン」は押し込みから触覚センサに
iPhoneXから廃止された「ホームボタン」ですが、iPhoneSE2で復活しました。
ただ、iPhone6や6sの押し込み式のホームボタンと異なり、タッチパネルのような「触覚センサー」式のホームボタンなので、何年も使っていての押し込み過ぎて壊れる心配がなくなっています。
画面サイズ・画素数共に変化なしだが若干画面が明るい
3モデル比較 | iPhone6 | iPhone6s | iPhoneSE2 |
ディスプレイ | 4.7インチ(Retina HDディスプレイ) | ||
画面解像度 | 1,334×750ピクセル解像度(326ppi) | ||
最大輝度(明るさ) | 最大輝度500ニト | 最大輝度625ニト |
ディスプレイに関しては、画面の大きさも解像度も3モデルとも違いはありません。
ただ、画面の明るさを表す「輝度」がSE2になって向上しているので、思ったより画面が明るく見やすく感じるかもしれません。
バッテリーの持ちは微増 急速充電(重要)とワイヤレス充電に対応
3モデル比較 | iPhone6 | iPhone6s | iPhoneSE2 |
バッテリー容量(mAh) | 1,810 | 1,715 | 1,821 |
急速充電 | – | – | ◎(対応) |
ワイヤレス充電 | – | – | ◎(対応) |
iPhoneSE2になってバッテリーの容量自体はそこまで向上していないので、電池の持ちは”多少向上”くらいです。
SE2して最も大きいのが「急速充電」に対応した点でしょう。
急速充電は一度使えばなしには戻れないレベルに便利で、Apple公式の表記でも30分でMAXの50%を充電する事が可能です。個人的にはここが一番感じやすい変化だと思っています。
またiPhoneSE2は背面がガラスになった事でワイヤレス充電にも対応しています。
カメラ性能はかなり向上!特にインカメラとポートレートモードにも対応
3モデル比較 | iPhone6 | iPhone6s | iPhoneSE2 |
画素数(メイン) | 8メガピクセル(広角) | 12メガピクセル(広角) | |
画素数(インカメラ) | 1.2メガピクセル | 5メガピクセル | 7メガピクセル |
手振れ補正 | – | ◎(対応) | |
ポートレートモード | – | ◎(メインもインも対応) |
上記の表ではメインカメラの画素数を見る限りでは変化が少ないように思えますが、センサーやF値などカメラの画質はiPhoneSE2になってかなり向上しています。(カメラのレンズのサイズがiPhoneSE2の方が大きいです)
特にインカメラは画素数からもかなり画質が向上しているのが分かりますね。
またiPhoneSE2になって、背景をぼかす「ポートレートモード」にも対応したため、iPhoneでオシャレな写真も撮れるようになりました。(ポートレートモードはメインカメラだけでなくインカメラも対応)
動画撮影時も手振れ補正によってかなり滑らかに
iPhoneSE2から「高額手振れ補正」にも対応しており、特に歩きながらの動画撮影時のブレがかなり自然&滑らかになりました。
また動画の録音もモノラルからステレオ(左右からの収音)に進化しています。
処理速度の核となるチップは最新A13♪ゲーミングもサクサクに
3モデル比較 | iPhone6 | iPhone6s | iPhoneSE2 |
チップ | A8チップ | A9チップ | A13チップ 第3世代のNeural Engine |
RAM(メモリ)容量 | 1GB | 2GB | 3GB |
人間の”脳”に当たる”チップ”はiPhoneの処理速度に重要な部分ですが、iPhoneSE2は2019年9月発売の最新iPhone11シリーズと同じA13チップを搭載しています。
iPhone6はA8チップ、iPhone6sはA9チップと3~4世代分の差があるため、6や6sからSE2へ機種変更するとサクサクさの違いを相当感じられると思います。
特に高いスマホの処理速度が必要なゲームなどでは、この辺の差は大きいでしょう。
またRAMと呼ばれるメモリの容量も3GBあるので、複数のアプリなどの同時起動やバックグラウンド再生時にも耐えられます。
防水対応なのでシャワー時にも持ち込める♪SUICAも入れられる
3モデル比較 | iPhone6 | iPhone6s | iPhoneSE2 |
防水 | – | ◎IP67等級 (水深1メートルで最大30分間の耐水性能) |
|
FeliCa | – | ◎(対応) |
iPhone7以降からはイヤホンジャック廃止によって防水性能がありますので、iPhoneSE2をシャワー時に浴室に持ち込んで使う事も可能です。
一応規格によると「水深1メートルで最大30分間の耐水性能」となっているので浴槽内もいけるみたいです。
また、Felica内蔵なのでSUICAを端末自体に入れることができるので、SUICAのカードをわざわざ持ち歩く必要もありません。
また端末内チャージも可能ですし、「予備電力機能付きエクスプレスカード」でiPhoneのバッテリーが切れてもSUICAが使えるので安心です。
【まとめ】iPhone6でも6sでもiPhoneSE2に機種変更は”かなり”すべき(お勧め)
前記の通り、iPhoneSE2はiPhone史上でも稀にみるコストパフォーマンスの良さで、最小容量64GBでAppleストアで税込4万円台から購入可能です。
その割にスペックもiPhone8~iPhone11くらいの性能になっており、何よりホームボタンが6や6sと同じく搭載されています。
特にiPhone6や6sから機種変更すると「カメラ性能」「処理速度」「急速充電」で相当便利に感じると思いますので、iPhoneSE2は価格面でも性能面でもかなり”買い”なのかなと思います。
特にiPhone6は既にサポートが終了していますし、iPhone6sも2020年内にサポートが終了するので、完全に”変え時”ではあります。
また他の機種変更先としてiPhone11シリーズも考えられますが、「iPhone11の方がいい部分もあるけど、3万円の価格差を出すほどか」という所ですね。