iPhoneSE2は本当に安い?Appleで買うSIMフリー版iPhoneSE2は歴代最高レベルにコスパ抜群♪
2020年4月に待望のiPhoneSE2(2020年モデル)が発売されましたね。
「iPhoneSE」の”SE”はスーパーエディションの略で、通常秋に発売されるナンバリングモデルと違って「廉価版iPhone」という位置付けなんです。
毎年秋(9~10月)に発売されるナンバリングiPhoneは「進化・最先端の機能」を追求しているのに対し、数年に1度発売されるSEモデルは「最新モデルの性能で安いiPhone」というコンセプトという違いがあります。
確かにApple公式のiPhoneSE2の商品ページにも「手にしたくなるものを、手にしやすく。」というキャッチコピーになっている事からも”安さ”を意識しているのが分かりますね↓
そして以下はApple公式のSIMフリー版iPhoneの価格表なのですが、Apple公式でのiPhoneSE2の端末価格は驚異的な安さで、なんと入れ替わりで型落ちしたiPhone8よりも安いです↓
【AppleのiPhone価格一覧(2020年春時点)】
Apple価格表 | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB |
iPhoneSE2 | 49,280円 | 54,780円 | 66,880円 | – |
iPhone11 | 82,280円 | 87,780円 | 99,880円 | – |
iPhone11 Pro | 117,480円 | – | 135,080円 | 159,280円 |
iPhoneXR | 71,280円 | 76,780円 | – | – |
(SE2と入替りで終了) |
58,080円 | 63,580円 | – | – |
※全部税込で表記
iPhoneSE2の性能面では、2019年秋発売の最新iPhone11シリーズと同等かそれに近い性能を持っており、性能に対して価格が安いので「歴代でもコスパ最強のiPhone」と言っても過言ではないでしょう。
しかしドコモauソフトバンクのiPhoneSE2の本体価格はそんなに安くない…
ただし、iPhoneSE2のコスパが良いのはApple公式で購入するSIMフリー版の話です。
Appleの正規代理店であるドコモ、au、ソフトバンクでもiPhoneSE2を取り扱っていますが、3キャリアの定価はiPhone11と同じ価格設定になっており安さはありません。
【3キャリア+AppleのiPhoneSE2の本体価格一覧表】
iPhoneSE2 本体価格 |
64GB | 128GB | 256GB |
ドコモ | 87,120円 | 95,040円 | 106,920円 |
au | 90,720円 | 96,480円 | 109,440円 |
ソフトバンク | 89,280円 | 95,040円 | 108,000円 |
Apple | 49,280円 | 54,780円 | 66,880円 |
※全部税込表記
あれ?
大手3キャリアだとiPhoneSE2の本体価格全然安くないような…
でも端末割引すれば安くなるのかな?
ドコモauソフトバンクの端末割引を考慮したiPhoneSE2の本体価格は…
ちなみに「ドコモ、au、ソフトバンクには36回分割などを条件とした端末割引」が存在します。
【大手3キャリアの端末割引】
ドコモ | 「スマホお返しプログラム」 (36回分割購入して24回目以降に返却すれば残債を免除) |
au | 「かえトクプログラム」 (36回分割購入して23回目以降に返却すれば残債を免除) |
ソフトバンク | 「トクするサポート」 (48回分割購入して24回目以降に返却すれば残債を免除) |
2019年10月~の「総務省の電気業法の改正」によって以前ほどの大幅割引は規制されましたが、それを回避するように「長期で分割購入し、途中で返却すると残債が免除される」というものです。
縛りが厳しく、返却必須なので「実質レンタル状態」にはなりますが、購入時に比べて33%~50%割引くらい端末価格を割引する事ができます。
3キャリアの端末割引も考慮したiPhoneSE2の本体価格は以下のようになります↓
【端末割引適用時のiPhoneSE2の実質本体価格】
iPhoneSE2 本体価格 |
64GB | 128GB | 256GB |
ドコモ | 58,080円 |
63,360円 |
71,280円 |
au | 53,935円 |
56,810円 |
63,250円 |
ソフトバンク | 44,640円 |
47,520円 |
54,000円 |
Apple | 49,280円 | 54,780円 | 66,880円 |
※全部税込表記
これを「購入」と呼んでいいのか微妙なところ(資産として本体が残らないので)ですが、Appleに近い本体価格でiPhoneSE2を買うことができる…
額面上は!
ご存じの通り大手3キャリアでは「毎月のスマホ代」=「本体代金」+「プラン料金」として請求されるので、本体価格だけ見てもあまり意味はないかもしれません。
重要なのは「最終的に私たちが何円支払うのか」という事で、iPhoneSE2購入時の「プラン料金」も含めた「最終的に請求される月額料金」と、「3年間の総支払額」で比較してみました↓
ドコモauソフトバンクのiPhoneSE2購入時の月額料金シミュレーションと3年間の総支払額
という事で、ドコモ、au、ソフトバンクでiPhoneSE2に機種変更したときの「月額料金」と「3年間の総支払額」をそれぞれ計算してみました↓
ドコモでiPhoneSE2へ機種変更した時の月額料金シミュレーション
まずはドコモでiPhoneSE2(64GB)へ機種変更時の月額料金の内訳は以下のような結果になりました↓
iPhoneSE2(64GB)本体価格 (定価:87,120円) |
2,420円/月× |
「スマホお返しプログラム」 (36回分割購入時に24か月目以降に返却すると残債免除) |
↑を24回分割に |
ギガホ(60GBプラン) | 7,865円/月 |
通話オプション:無し | – |
dカードお支払割 | -187円/月 |
ギガホ割 | -1,100円/月×6か月 |
(合計月額) | (1~6か月目):8,998円/月 (7~24か月目):10,098円/月 (25か月目):7,678円/月 |
※全部税込で計算
3年間の合計支払総額:327,888円
auでiPhoneSE2へ機種変更した時の月額料金シミュレーション
続いてauでiPhoneSE2(64GB)へ機種変更時の月額料金の内訳は以下です↓
iPhoneSE2(64GB)本体価格 (定価:90,720円) |
2345円/月× |
「かえトクプログラム」 (36回分割購入時に23か月目以降に返却すると残債免除) |
↑を23回分割に |
auフラットプラン7プラスN(7GBプラン) | 6,028円/月 |
通話オプション:無し | – |
2年契約N | -170円/月 |
スマホ応援割Ⅱ | -1,100円/月×6か月 |
(合計月額) | (1~6か月目):7,103円/月 (7~23か月目):8,203円/月 (24か月目~):5,858円/月 |
※全部税込で計算
3年間の合計支払総額:258,223円
ソフトバンクでiPhoneSE2へ機種変更した時の月額料金シミュレーション
最後にソフトバンクでiPhoneSE2(64GB)へ機種変更した場合の月額料金の内訳が以下になります↓
iPhoneSE2(64GB)本体価格 (定価:89,280円) |
1,860円/月× |
「トクするサポート」 (48回分割購入時に24か月目以降に返却すると残債免除) |
↑を24回分割に(半額) |
メリハリプラン(50GBプラン) | 8,228円/月 |
通話オプション:無し | – |
半年おトク割 | -1,100円/月×6か月 |
(合計月額) | (1~6か月目):9,378円/月 (7~24か月目):10,478円/月 (25か月目~):8,228円/月 |
※全部税込で計算
3年間の合計支払総額:343,608円
やはりプラン料金が割高+iPhoneSE2の本体価格もApple程安くないので、「月額料金」も「3年間の総支出」も全然コスパが良くないです…
個人的にお勧めしたいコスパ重視&品質を両立したiPhoneSE2契約パターン
結論としては、やはりiPhoneSE2本来のコンセプトである「低価格」の恩恵を受けるにはApple公式で購入するしかありません。
そしてApple購入のiPhoneSE2はSIMフリー版なので、どこのキャリアでも格安SIMでもSIMカードだけ契約して使うことが可能という点も見逃せないポイントでしょう。
個人的にお勧めするのが、
というパターンです。(別に他の格安SIMに持ち込んでもいいですが…)
この場合の月額料金を先ほどと同じように計算してみると以下の内訳になります↓
Apple版iPhoneSE2(64GB) (定価49,280円) |
2,053円/月×24か月 |
ワイモバイルの スマホベーシックプランS (月4GBプラン) |
2,948円/月 |
新規割 | -770円/月×6か月 |
(合計月額) | (1~6か月目):4,231円/月 (7~24か月目):5,001円/月 (25か月目~):2,948円/月 |
※全部税込で計算
3年間の合計支払総額:150,788円
3年間の総支払額で比較すると、以下のようにどれが安いのかは一目瞭然ですね↓
iPhoneSE2 | 3年間の総支払額 |
ドコモ | 327,888円(iPhoneSE2は返却) |
au | 258,223円(iPhoneSE2は返却) |
ソフトバンク | 343,608円(iPhoneSE2は返却) |
Apple版iPhoneSE2+ワイモバイル | 150,788円+iPhoneSE2が手元に残る |
同じiPhoneSE2を購入していても、どこで契約して使うかで3年間の総支払額は2倍以上違うという驚き…
ドコモauソフトバンクの端末割引を使うとiPhoneSE2の本体が残らない点にも留意を
また、「iPhoneSE2の本体が残るかどうか」も重要なポイントで、大手3キャリアの端末割引サービスを使うと最終的に返却するので手元に残りません。
iPhoneはAppleという高級ブランドスマホなので本体にも資産価値があり、中古でも価値は下がりにくいので売却すれば1万円以上にはなりますからね。
mineoなど他の格安SIMで契約すればもっと安くできる
ワイモバイルは格安SIMの中では料金は高い方ですが、その分「通信速度はソフトバンク並み」「全国にワイモバイルショップという実店舗がある」など、キャリアに近い品質です。(大手3キャリアと格安SIMの中間的なポジション)
なので、「安くしたいけど大手3キャリアからサービス品質は落としたくない」
という人にはもってこいだと思います。
「3年間で15万円でも高いから更に安くしたい」という人は、mineoとか楽天モバイルとかのデータSIMを契約すれば更に安くできますよ。