子どもが小学校入学から低学年であれば、防犯目的で携帯端末を持たせるのが一般的だと思います。
保護者の方が現在auを利用しているならば、子供のキッズ携帯もauのマモリーノ3かマモリーノウォッチを検討しているのではないでしょうか。
今回はマモリーノ3とマモリーノウォッチの性能と料金面を比較解説していきます。
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auのキッズ携帯は優秀な2種類:マモリーノ3とマモリーノウォッチ
auのキッズ携帯端末は2013年1月に発売された「マモリーノ3」と、2016年3月に発売された「マモリーノウォッチ」の2種類があります。どちらも定番の携帯端末なので防犯対策として小学校低学年をメインに子供に持たせている家庭は多いです。
2016年に発売されたマモリーノウォッチはキッズ携帯でよくある「携帯し忘れることを防止する」事を狙ったスマートウォッチ型のキッズ携帯です。
auのキッズ携帯マモリーノ3とマモリーノウォッチの料金と機能を比較
auのキッズ携帯は両者とも性能面では欠点が少なく優秀です。以下の表でマモリーノ3とマモリーノウォッチの料金面と性能面を比較しました↓
機種名 | マモリーノ3 | マモリーノウォッチ |
発売日 | 2013年1月11日 | 2016年3月1日 |
総月額料金 | 834円/月(1年目) 1,577円/月(2年目以降) |
2,075円/月 998円/月(アップグレードプログラム加入時) |
端末代金 | 18,360円 | 38,772円 |
↑分割時 | 510円×36ヵ月 | 1,077円×36ヵ月 |
GPS機能 | 「安心ナビ」加入で可能 | |
通話 | 〇 | 〇 |
防犯ブザー | 〇 | 〇 |
メール | 〇 | 〇 |
バッテリーの持ち | 770mAh | 410mAh |
色々と並んでいますが注目すべきなのはやはり料金面(赤文字)でしょう。
マモリーノ3とマモリーノウォッチには性能面で大きな差はありませんが、端末代はマモリーノウォッチは非常に高額でマモリーノ3の2倍以上の端末代が掛かっているのが分かると思います。
また両者とも料金体系やキャンペーンが異なるので上記の表では分かりにくいですが、基本料金+分割の端末代で考えると
- マモリーノ3:月額1500円
- マモリーノウォッチ:月額2,000円
くらいと考えておけば良さそうです。
結論から言うとどちらでも性能に大差無いがマモリーノ方が安いです。
またマモリーノウォッチには端末代が無料になる「アップグレードプログラム」というものもありますが、加入すると強制的にジュニアスマホを購入&最低利用期間があるのでお勧めできません。
これなら子供向けスマホのと値段が変わらない
正直auのキッズ携帯で月額1,500円以上もかかるなら、子ども向けの格安スマホと料金は変わらないです。
上記は最近登場したTONE(トーン)モバイルという子供向けの格安スマホですが、月額1,100円で利用可能です。
機能も以下の動画にあるように防犯機能を完備しているスマホなので、同じ料金でキッズ携帯を買うよりも代わりにコチラを持たせる家庭も増えてますね。
2021年には小学生のスマホ所有率が53.4と過去最高になり、スマホを持っているのが普通になりつつあるので小学校入学からスマホを持たせている家庭が増えてきています。
大は小を兼ねるとも言いますが、値段が同じなら今後を考えると子供向けの格安スマホを最初から持たせてしまった方がトータル安く済みます↓
今後ジュニアスマホへの機種変更することを考えれば、小学生低学年からフィルタリングを強にして格安スマホを持たせた方が家計で大きく節約可能です。
保護者がauの場合にマモリーノ3かマモリーノウォッチを契約するメリット
保護者がauを契約している場合にマモリーノ3やマモリーノウォッチを契約するメリットは以下の2つでしょう。
au利用どうしなので家族間の無料通話が可能
au携帯電話宛て | 1:00~21:00は無料 家族間の国内通話は無料 |
他社携帯電話や固定電話宛て | 終日20円/30秒 |
GPS機能「安心ナビ」はauユーザーなら無料
しかし実際に居場所を検索するためには「安心ナビ」という月額324円のオプションに加入する必要があるんですね。
auのマモリーノ3やマモリーノウォッチは単独契約も可能
auのキッズ携帯端末であるマモリーノ3やマモリーノウォッチは保護者がauを利用していないと使えないというイメージもありますが、保護者は関係なく子供だけauのマモリーノ3やマモリーノウォッチを契約する事も可能です。
子供だけauでキッズ携帯端末を契約する場合には、
- 家族間無料通話が無い(20円/30秒の通話料金に)
- 安心ナビのオプション料金月額324円がかかる
と若干料金面での負荷が大きくなりますので留意を。
auのキッズ携帯「「マモリーノ3(mamorino3)」の料金詳細
冒頭のマモリーノ3とマモリーノウォッチの比較表では省略してしまいましたので、それぞれの料金やキャンペーンの詳細を解説していきます。
まずはauのキッズ携帯「マモリーノ3」利用時の合計料金は以下です↓
契約タイプ | 端末代無視 | 端末代込 | キャンペーン適用時 |
2年契約有 | 1,067円/月 | 1,577円/月 | 834円/月(1年目) 1,577円/月(2年目以降) |
2年契約無 | 1,810円/月 | 2,320円/月 | – |
上記の表を順番に説明していきます。
auで定番の「2年契約という縛り条件を付ける事で基本料金が安くなる」システムはキッズ携帯でもあります。
また端末代は一括の他に36回分割で支払う事も可能で、分割の場合には毎月210円割引になる『毎月割』が36ヵ月適用されます。
auのマモリーノ3は2年契約の場合のみ「月額基本使用料 (743円/月) が12ヵ月間無料」のキャンペーンが適用できます。
これによって1年目は834円、2年目以降は1,577円で利用可能です。
マモリーノ3のそれぞれの料金の内訳は以下をご参照下さい↓
マモリーノ3の各料金の内訳を見る
- 2年縛り有り契約:月額1,067円
=「プランEシンプル(2年更新)」月額743円 + ネット接続サービス「EZ WIN」月額324円 - 2年縛り無し契約:月額1,810円
=「プランEシンプル(契約期間無)」月額1,486円 + ネット接続サービス「EZ WIN」月額324円
※2年契約ありは安いですが、その分2年に2ヵ月の更新月以外で解約すると9,500円の違約金が掛かるので注意です。
【端末代金】
- 一括:18,360円
- 分割:300円/月×36回分割
auのキッズ携帯は端末代もドコモに比べて高めの料金設定ですが、端末代を36回(3年)分割にする事で端末代が毎月210円割引
になる毎月割が適用されます。36回分割前提の割高端末代がやらしいです。
【通話料金】
- au同士の国内通話無料
- 他社携帯宛て&固定電話宛ては20円/30秒
auのキッズ携帯「マモリーノウォッチ」の料金詳細
続いてマモリーノウォッチの合計料金の詳細になります↓
契約タイプ | 端末代無し | 端末代込 | アップグレード適用時 |
2年契約有 | 998円/月 | 2,075円/月 | 998円/月 |
2年契約無 | 1,996円/月 | 3,073円/月 | – |
マモリーノウォッチもマモリーノ3と同じように”2年縛りの契約”か”契約期間無しの契約”かで選択可能です。
マモリーノウォッチは端末代金が高いですが、2年契約時に申し込みが可能なアップグレードプログラムに加入することで端末代を無料にすることが可能です。
アップグレードプログラムに申し込むと、「mamorino Watch」を割賦契約 (36回) にてご購入の場合、次回の機種変更時に「mamorino Watch」の「分割支払金の残金分」が実質無料になります。「アップグレードプログラム (ジュニア)」が無料でついているため、ご利用のお子さまの成長にあわせておトクに機種変更できます。
条件
- 「mamorino Watch」を18カ月間ご利用いただいたうえで、機種変更 (アップグレードプログラム対象機種) していただくこと
- 機種変更後の機種でも「アップグレードプログラム」または「アップグレードプログラム(ジュニア)」に次回も加入すること
- 機種変更時に、旧機種を回収させていただくこと
上記のアップグレードプログラムに加えて、端末代を36回分割で支払う場合に毎月210円割引になる『毎月割』が36ヵ月適用されます。36回分割でもいい場合は上記から210円引いた月額料金になります。
アップグレードプログラムを利用することで高額なマモリーノウォッチの端末代を割引可能ですが、その後はジュニアスマホを購入して利用し続けることになるため全くお得ではないので注意を。
マモリーノウォッチのそれぞれの料金の内訳は以下をご参照下さい↓
マモリーノウォッチの料金内訳を見る
- 「誰でも割(2年更新有り)」契約:月額998円
- 「誰でも割(2年更新無し)」契約:月額1,996円
※2年契約ありは安いですが、その分2年に2ヵ月の更新月以外で解約すると9,500円の違約金が掛かるので注意です。
【端末代金】
- 一括:38,772円
- 分割:1077円×36ヵ月分割に毎月割が適用されて、867円×36ヵ月分割
マモリーノウォッチは特に端末代が高いので、2年契約時に申し込み可能な「アップグレードプログラム」で無料化できますが、その後もドコモのジュニアスマホを購入&使い続けなければいけないのでトータルで高くつきお勧めできません。
【通話料金】
- au同士の国内通話:1時~21時は無料 家族間の国内通話は無料
- 他社携帯電話・固定電話など宛:20円/30秒
マモリーノ3とマモリーノウォッチはどっちがいい? 携帯しやすさというメリット
料金や機能以外に「携帯しやすさ」という点も評価基準に入ると思います。
キッズ携帯のあるあるですが、キッズ携帯最大の短所が「子どもが携帯し忘れる事」です。
実際にキッズ携帯を子どもに持たせてみると、
- 下校後に家にランドセルを置いて遊びに行く際にキッズ携帯を忘れて出て行く
- ランドセルやカバンの中に入れっぱなしで気が付かない
などがよく起こりますよね。
そうした問題を解決するために作られたのが、マモリーノウォッチなどのキッズ向けスマートウォッチです。
端末代金は高く、GPSや通話の機能面ではキッズ携帯のマモリーノと差がありませんが、携帯しやすさはマモリーノウォッチに軍配が上がります。
子供によってはマオリーのウォッチの腕時計型を嫌がる場合も
子供によってはマモリーノウォッチを長時間腕に着け続けるのを嫌がる子も意外と聞きますし、結局ペンダント型にしてしまったという話もあります。
個人的には端末の金額の差に対してマモリーノウォッチのメリットは少ないように感じます。
参考:「【保護者必見】安さと安全性を両立! 子供向けキッズスマホ&ジュニアスマホ選び!」