ソフトバンクでキッズ携帯からキッズスマホへ機種変更しようかと考えているのですが、どのスマホがいいんですか?
ソフトバンクには子供専用に設計された「キッズスマホ」や「ジュニアスマホ」といった機種はありません。
え!?
ソフトバンクってキッズスマホはないんですか?
なのでiPhoneや「シンプルスマホ」や「DIGNO」といった一般向けスマホに「あんしんフィルター」というフィルタリングサービスを導入して使うしかありません。
ソフトバンクの一般向けスマホを小中学生に持たせて大丈夫なんですか?
特に問題なのが、一般向けスマホなので料金が割高な点でしょう。ソフトバンクで子供のスマホデビューを検討しているなら必見ですよ!
東京都や全国子供会連合会も推奨♪
月額1,100円で使える小中学生向け格安スマホ!
ソフトバンクにキッズスマホ・ジュニアスマホはない!
auではキッズ・ジュニア向けスマホを展開していますが、ソフトバンクはキッズ向けスマホというものはありません。
ソフトバンクには以下の「ジュニアスマホ」と記載された公式ページは存在するものの、小中学生向け専用に作られた機種がある訳ではなく、「シンプルスマホ」や「DIGNO」と言った一般向けの初心者モデルに『あんしんフィルター(旧”スマホ安心サービス”)』というフィルタリングサービスを導入して「キッズスマホ」と呼んでいるだけです。
参考:『ソフトバンク公式ジュニアスマホページ』
確かに上記のページの機種ラインナップを見ても、一般向けのiPhoneやAndroidが記載されていますね。
当然一般向けスマホなので、後述するようにスマホ代が月額5,000以上は掛かるので料金は大人と変わらず割高に…
ソフトバンクには子供向けのスマホがないから、代わりに一般初心者向けにフィルタリングを入れて使っているんですね。
もし子供に特化した性能をもつ「キッズスマホ」を求めているなら、料金面でも性能面でも「トーンモバイル」の方がいいでしょう↓
ソフトバンクのキッズ&ジュニア向け一般スマホのフィルタリング性能は充分?
まず確認すべきなのは、ソフトバンクの指すジュニアスマホに導入するフィルタリングサービス『あんしんフィルター』の制限機能でしょう。
『ソフトバンクのあんしんフィルターの機能』
つまりソフトバンクの安心フィルターを事前申込後に子供のスマホにアプリをインストール&導入する事で、
- フィルター強度の変更(小学生モード/中学生モード/高校生モード/高校生プラスモード)
- アプリの利用制限
- 有害サイトの閲覧の制限
- スマホの利用時間の制限
- 子どものスマホの利用状況の確認機能
- 子供の居場所確認
が一般向けのスマホでも可能になります。(iPhone版アプリは機能が少ないので注意)
参考:あんしんフィルター for SoftBank | GooglePlay
あんしんフィルターの機能は2018年に3キャリアとも強化され、最低限の機能が追加されたので以前より実用的になりました。
ソフトバンクのキッズ&ジュニア向けでも一般スマホなので料金は割高!
ソフトバンクでキッズ・ジュニアにスマホを持たせる際の最大の問題は料金です。
確かにソフトバンクはジュニア向けスマホとは言っていますが、結局のところ購入するスマホは一般向けなので料金も高くなります。
という事で対象機種の中でも最有力になるであろうコスパ最強の「iPhoneSE第二世代」購入時の月額料金をシミュレーションした結果が以下です↓
iPhoneSE 第2世代(64GB)購入時のスマホ料金の内訳
iPhoneSE(第二世代)端末代(64GB) | 2,400円/月×24カ月 |
メリハリプラン(50GBプラン) | 8,228円/月 |
通話オプション:無し | 0 |
半年おトク割(6ヵ月間) | -1,100円/月×6カ月 |
(合計月額) | (2~7カ月目):月額9,528円 (8~25か月目):月額10,628円 (26カ月目~):月額8,228円 ※初月日割 |
上記のように2020年に発売され、コスパ最強とも名高い『iPhoneSE第2世代』を購入したときの月額料金のシミュレーション結果ですが月額1万円近くまで上がります。
これはソフトバンクの超大容量プラン「メリハリプラン」のプラン料金が高いためです。
iPhoneSE 第2世代(64GB)購入時のスマホ料金の内訳(月2GBのスマホデビュープラン時)
一応月2GBまで使える『スマホデビュープラン』も存在するので以下でシミュレーションしてみました↓
iPhoneSE(第二世代)端末代(64GB) | 2,400円/月×24カ月 |
スマホデビュープラン(月1GB) | 2,728円/月 |
1GBプラス | 550円/月 |
通話オプション:準定額オプション+ (5分までの通話料金が無料) |
880円/月 |
2か月バリューキャンペーン | -550円/月×2カ月 |
小容量割 | -1,430円/月 |
半年おトク割(6ヵ月間) | -1,100円/月×6カ月 |
(合計月額) | (2~3カ月目):月額3,478円 (4~13か月目):月額4,028円 (14~25カ月目):月額5,128円 (26カ月目~):月額2,728円 ※初月日割 |
こちらはかなり月額料金は安くてかなり良さそうなのですが、月のデータ容量が2GBまでしか使えないという…
学生が月容量2GBで通信制限だと使い物にならないでしょうし、こちらはちょっと現実的ではないですね。
という事でソフトバンクでコスパ重視の「iPhoneSE第二世代」を購入しても、現実的には月額5,000円以上は掛かります。
ソフトバンクのジュニアスマホ=一般スマホだからスマホ代は5,000円以上は掛かるんですか…
うう、高いです(泣)
「高額な超大容量プラン」と「安い小容量プラン」の間が欲しいところですが、ソフトバンクは意図的に中間容量をプランから外しています。
もしソフトバンク回線で安くiPhoneを使いたいなら、”格安スマホ版ソフトバンク”こと『ワイモバイル』の方が節約面で大幅に優秀です↓
上記のように、ソフトバンクでしか使えない「超大容量」や「最新iPhoneモデル」が欲しいという場合でなければ、わざわざ高額なスマホ代を払う必要もありませんし、同じソフトバンクグループの「ワイモバイル」で安く抑えた方が無難です↓
また、2020年8月よりワイモバイルでも最新iPhoneSE第二世代を端末割引ありでセット購入できるため「実質安いソフトバンク」と言っていいでしょう。
参考:驚異的コスパ!ワイモバイルで2020年格安iPhoneSE2が発売に!しかも安い!
ソフトバンクでキッズ&ジュニア向け一般スマホだったら俄然子ども向け格安スマホ!
前記の通りソフトバンクにはキッズスマホが無く、キッズ携帯からの機種変更の場合には一般向けスマホしか選択肢がなく、月額5,000円以上と割高料金なので微妙です。
そこでお勧めなのが子供向けの格安スマホです。
大手キャリアのジュニアスマホ以外にも、子ども向けの格安スマホが登場していることをご存じない保護者もまだまだ多いです。
大手3キャリアと比較しても大幅に安く、最近ではキッズスマホ・ジュニアスマホ自体の端末性能もキャリアのものより優れているサービスが登場しています。
上記が子供に特化したTONEモバイルという格安SIMサービスです。
広告露出よりも口コミで広がっているので知名度は楽天モバイルなどと比べても低いですが、TONEモバイルは子ども向けの格安スマホに関しては絶対的トップです。
「TONEファミリー」という子ども向け豊富な機能を搭載しキャリアのジュニアスマホと同じ「全国子ども会連合会」に推薦されている唯一の格安スマホです。
機能面では
- 勝手にアプリを追加したり課金を防止
- 「1日何時間まで」とアプリ毎にも時間制限できる
- 学年が上がるにつれ制限を徐々に解除も自由なので
- GPS機能もあるので小学校低学年の防犯対策にも◎
- 画面が大きいので見やすく視力低下の心配も少ない
とキッズ携帯の防犯機能から大人のスマホまで使い分けられるので端末を買い替える必要がありません。以下の動画にあるようにフィルタリング機能などのあらゆる機能が搭載されています↓
今話題の小中学生向け格安SIM !子ども向け格安スマホ「TONEモバイル」の月額料金はどこまで安い?
格安SIM・格安スマホなのでキャリアより高い訳が無いですが、実際は子ども向け格安スマホだと月額何円で使えるのでしょうか。
【契約条件】:新規契約 / 端末代24回分割 / 2年契約
子供向け格安スマホ利用時の月額料金の内訳
- 基本プラン:月額1,100円(中速データ通信容量無制限)
- 端末料金:908円(格安スマホ「m17」端末代21,780円÷24ヵ月)
- 子ども向けフィルタリング&見守りオプション「TONEファミリー」:月額 200円
という事で子供向けの格安スマホの場合は端末込みで月額2,208円で使用可能です。
以下のページで子ども向けの格安スマホを詳しく説明しましたので、興味があれば参考にしてみて下さい↓
ソフトバンクの「シンプルスマホ3」はどんなスマホ? 機能や性能
ソフトバンクのシンプルスマホ3は子ども向けというよりは、スマホ初心者やシニア向けに設計されたスマホです。
シンプルスマホ3は画面が大きく丈夫
なのでソフトバンクの「シンプルスマホ3」は画面が大きく設計されているのが特長で、画面が大きいと言われるiPhone6やiPhone6sよりも大きいです。
- シンプルスマホ3の横幅:71.0mm
- iPhone6,6sの横幅:67.0 mm
お年寄り向けに画面を大きく設計してありますが、子どもの視力低下の予防にもなるのでソフトバンクでキッズ携帯を使っている家庭では、シンプルスマホへ機種変更してスマホデビューするというケースも多いです。
シンプルスマホの弱点:フィルタリング性能が弱い!
また、シンプルスマホ3は一般向けスマホなのでLINEも使えますし、GooglePlayなどにも接続できます。
逆に言えば「LINEやアプリはまだ使わせない」という選択はできません。その辺はフィルタリングアプリやサービスを導入してカバーするしかありません。
また前記の通りソフトバンクには『あんしんフィルター』というフィルタリングサービスが利用できるのですが、正直フィルタリング機能も必要最低限のものだけで、子供の安全面を考えると微妙と言わざるを得ません。
まとめるとソフトバンクのシンプルスマホ3は子ども向けではないので機能制限が弱く、ネットリテラシーの低い小学生に持たせるには向かないというのが結論です。
しっかりと家庭のルールを決めて、中学生以降になったら持たせるようなスマホですし、そもそもスマホ代も高いので子供向け格安SIMの方が無難な選択だと思います。
今話題の小中学生向け格安SIM !