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子どもが小学校入学から低学年であれば、防犯目的で携帯端末を持たせるのが一般的だと思います。
特に最近ではスマートウォッチのような腕時計型のGPS機能付きキッズ携帯も登場し、その中でもauのマモリーノウォッチは最も有名だと思います。
今回はマモリーノウォッチの機能や料金面を解説すると共に、中古をauに持ち込んでどれくらい安くなるかも解説していきます。
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2020年現在マモリーノウォッチは販売終了…残念
人気の高かった腕時計型の防犯用のキッズ携帯ですが、ドコモのドコッチに続き、2019年でauのマモリーノウォッチも販売が終了してしまいました…
以下は2020年時点でのauの「ジュニア・キッズ向けスマートフォン/ケータイ」の製品ページですが、1年前までラインナップに載っていた「マモリーノウォッチ」が見当たりませんね↓
参考:ジュニア・キッズ向けスマートフォン/ケータイ | au製品ページ
という事で、現在はauのマモリーノウォッチを契約する事はできません。残念…
どうしても使いたいなら、オークションなどで安くマモリーノウォッチ本体を入手してauに持ち込んで使うなども可能かもしれません。(一応マモリーノウォッチ専用プラン「mamorino WatchプランN」は終了していません↓)
そもそもマモリーノウォッチって? 腕時計型のメリット
「そもそもマモリーノウォッチってどんな物なの?」という基本的な説明も。
防犯対策として定番の”キッズ携帯”とは別に、キャリア各社が展開しているのが”ウェアラブル端末”と呼ばれる腕時計型の”身に付けるキッズ携帯“です。
auは2016年3月に人気キッズ携帯”マモリーノ”から取って『マモリーノウォッチ』という名前のウェアラブル(身に着けられる)端末を発売しています。
しかし前記の通り、現在はマモリーノウォッチはauでの販売が終了しており、通常のキッズ携帯「マモリーノ5」と「マモリーノ4」がラインナップとして販売されています(通常のマモリーノについては以下のページで解説しています↓)
身に着けられる防犯端末=携帯し忘れ防止効果
マモリーノウォッチは従来のキッズ携帯でありがちな”キッズ携帯の携帯し忘れ”を防止できるというメリットがあります。
また腕に身に着けている事によって落下からの故障のリスクも少ない点も評価できますが、通常の腕時計より大きめなので、子供が身に着けるのを嫌がるというケースも意外と多いようです。
auのマモリーノウォッチの機能は優秀!しかし本体価格はかなり高額
マモリーノウォッチに搭載されている機能は以下です。
- 本体にベルトをつけて腕時計で使用 or そのままかばんに付ける(ペンダント型)の2つの使い方が可能
GPS検索機能による居場所確認や迷子防止機能(はなれたらアラーム)、防犯ブザー
声とタッチで通話とメール(SMS)も可能
特に防犯対策として必須レベルの「GPS機能により親側からの居場所確認」と「通話機能&メール機能」が使えるため、一般的なキッズ携帯と同じように利用可能なので安心です。
マモリーノウォッチの本体価格&au利用時の月額料金はこれくらい
キッズ携帯と同じレベルの防犯対策機能を持ち、身に着けられるというメリットもあるマモリーノウォッチですが、本体のauでの定価は38,772円と子供向けとは思えないほど高額です。
本体3万円割引キャンペーンは2017年5月で終了…
去年までは、新規契約や他社からの乗り換え(MNP)、機種変更の場合に機種代金が最大30,000円割引になるキャンペーンを実施していたのですが、2017年5月末で終了しました。
参考:おトクにmamorino Watchキャンペーン | au
マモリーノウォッチをauで契約するときの月額料金
auにはマモリーノウォッチ専用プランが存在し、新規でau契約&マモリーノウォッチ購入の場合の月額料金は以下のようになります↓
【マモリーノウォッチの月額料金内訳】
本体価格 | 38,772円 3年分割時:1,077円×36回 |
新規契約or乗換or機種変更時 端末割引キャンペーン(終了) |
|
マモリーノウォッチ専用プラン 「mamorino WatchプランN」 |
998円/月(2年縛り時) |
GPS利用料『あんしんナビ』 | 0円/月(親がau時) 300円/月(親がau以外の場合有料) |
通話料金 | 家族間通話無料 それ以外宛:20円/30秒 |
合計金額 | 2,075円/月 |
という事でauのマモリーノウォッチは通話もGPS機能もメールも可能なのですが、キャンペーンが終了して現在は本体代が乗ってくるので月額料金は3年分割&2年縛りでも2千円以上掛かり割高になってしまいます。
auで機種変更を見据えているならアップグレードプログラムで割引もあるが…
- マモリーノウォッチを18カ月間利用した上で、アップグレードプログラム対象機種に機種変更する事
- 機種変更後の機種でも「アップグレードプログラム」か「アップグレードプログラム(ジュニア)」に次回も加入する事
- 機種変更時に旧機種(マモリーノウォッチ)を返す事
「mamorino Watch」を割賦契約 (36回) にてご購入の場合、次回の機種変更時に「mamorino Watch」の「分割支払金の残金分」が実質無料になります。
引用:無料特典:アップグレードプログラム(ジュニア)| KDDI
つまり
「次もauのジュニアスマホや一般向けスマホに機種変更して使ってくれるなら、機種変更時にマモリーノウォッチの端末代の残りはチャラにしてあげるよ」
という事です。
auのジュニアスマホや一般向けスマホはご存知の通り基本料金が割高なので、正直良い選択とは言い切れませんが、auとしては利用料金の安いキッズ携帯やキッズスマートウォッチを安く使ってもらい割高なジュニアスマホ以降に繋げたいのでしょう。
マモリーノウォッチ2年契約時には更新月と違約金に注意を!
マモリーノウォッチ専用プラン | 2年契約時 | 月額998円 |
期間なし契約時 | 月額1,992円 |
通常基本プランだけで月額1,992円掛かるところを、”2年縛り”で契約すると半額の月額992円で使えるという事です。(元が高いだけ)
“2年縛り”なので安い分リスクがあり、2年に2ヵ月しかない更新月以外で解約や乗り換えをした場合に9,500円+税の違約金が請求され、特に申し出ない限り自動で再度2年契約が更新される点には注意しましょう↓
2年単位のauの継続利用で基本使用料が割引になります。
2年単位で自動更新となり、途中解約などの場合、契約解除料 (9,500円) がかかります (更新期間を除く)。
ユーザーを乗り換えさせない迷惑契約システム”2年縛り”は当然キッズ向けの防犯端末でも適用されます。契約期間の無い自由なプランもありますが、基本料金で2千円近いので”2年縛り”で半額で契約する人がほとんどでしょう。
マモリーノウォッチが不要になった場合の解約や乗り換えの際には面倒なのでご注意を。
[aside type="warning"]追記:2019年10月よりマモリーノウォッチの専用プランが「mamorino WatchプランN」という名称で一新されました。新しいプランでは2年縛り時の料金は月額998円で変わりませんが、期間なし(縛りなし)契約時の月額料金が1,168円と大分安くなり、結構改善されました。(マモリーノウォッチ専用の新プラン「mamorino WatchプランN」に関しての詳細はau更新ページの確認を↓)[/aside]
auのキッズ携帯マモリーノ4とマモリーノウォッチの料金と機能を比較
現在auのキッズ携帯端末は2018年2月に発売された「マモリーノ4」と2019年2月に発売された「マモリーノ5」の2種類があります。
マモリーノウォッチは上記のように割高料金ですが、通常のキッズ携帯『マモリーノ4』の料金と機能を比較してみました↓
機種名 | マモリーノ4 | マモリーノウォッチ |
発売日 | 2018年2月 | 2016年3月1日 |
総月額料金 | 950円/月 | 2,075円/月 998円/月(アップグレードプログラム加入時) |
端末代金 | 16,200円 | 38,772円 |
↑分割時 | 450円×36ヵ月 | 1,077円×36ヵ月 |
プラン料金 (2年縛り時) |
500円/月 | 998円/月 |
GPS機能 | 「安心ナビ」加入で可能 | |
通話 | 〇 | 〇 |
防犯ブザー | 〇 | 〇 |
メール | 〇 | 〇 |
バッテリーの持ち | 1200mAh | 410mAh |
色々と並んでいますが注目すべきなのはやはり料金面(赤文字)でしょう。マモリーノ4は本体価格がマモリーノウォッチよりも2万円程安いのが分かりますね。
腕時計型である事にどこまで価値を見出すかによりますが、場合によっては比較的安価な通常のマモリーノ4という選択肢もありかもしれません。(バッテリーも3倍近く持ちますし)
どちらでも性能に大差無いですがマモリーノ4の方が安いですね。
中古でマモリーノウォッチを購入⇒auに持ち込む方法
ここまでで『マモリーノウォッチ』がApple Watch並に高いのが分かったと思いますが、マモリーノウォッチの本体だけを中古で購入し、auへ持ち込んで使うという方法で安く利用する方法もあります。
マモリーノウォッチを中古購入でドコモで使う方法:マモリーノウォッチの相場
マモリーノウォッチは端末代が高額なので、メルカリやオークションなど中古で入手してしまえばauでのランニングコストだけで済むので安く使えます。
以下はメルカリで2018年4月時点でマモリーノウォッチを探した結果ですが、本体相場は4,000~5,000円と言ったところです↓
auに中古の端末を持ち込んで契約する事は可能?
最近ではスマホなどの端末の中古の需要が高く、ドコモauソフトバンクとも中古購入したスマホなどの端末を持ち込みに対応しています。
ただしauショップでのみ持ち込み対応してくれるようで 家電量販店のような代理店やオンラインショップからの申し込みでは端末持ち込みはできないので注意しましょう。
マモリーノウォッチを中古入手してauへ持ち込む際の月額料金
中古で入手したマモリーノウォッチをauショップで持込み契約した場合のランニングコストは以下です↓
マモリーノウォッチ本体価格 | -(中古入手して持込み) |
マモリーノウォッチ専用プラン 「mamorino WatchプランN」 |
998円/月(2年縛り時) 1,168円/月(期間なし契約時) |
GPS利用料『あんしんナビ』 | 0円/月(保護者がau時) 300円/月(保護者がau以外の場合有料) |
通話料金 | 家族間通話無料 それ以外宛:20円/30秒 |
トータル月額 | 月額998円 |
という事で基本プラン料金だけで利用可能になりそこそこリーズナブルに♪
中古購入を持ち込む場合に限ってなら、2年縛り有で契約すれば通常のキッズ携帯と同じくらいの料金で利用可能ですね。
これなら子供向けスマホのと値段が変わらない
通常契約の場合、auのキッズ携帯で月額2,000円近くかかるなら、子ども向けの格安スマホと料金は変わらないです。
上記は最近登場したTONE(トーン)モバイルというTSUTAYAの子供向けの格安スマホですが、月額1,100円で利用可能です。
機能も以下の動画にあるように防犯機能を完備しているスマホなので、同じ料金でキッズ携帯を買うよりも代わりにコチラを持たせる家庭も増えてますね。
2017年には小学生のスマホ所有率が60%を超え、スマホを持っているのが普通になりつつあるので小学校入学からスマホを持たせている家庭が増えてきています。
大は小を兼ねるとも言いますが、値段が同じなら今後を考えると子供向けの格安スマホを最初から持たせてしまった方がトータル安く済みます↓
今後ジュニアスマホへの機種変更することを考えれば、小学生低学年からフィルタリングを強にして格安スマホを持たせた方が家計で大きく節約可能です。
保護者がauの場合にマモリーノウォッチを契約するメリット
保護者がauを契約している場合にマモリーノウォッチを契約するメリットは以下の2つでしょう。
au利用どうしなので家族間の無料通話が可能
au携帯電話宛て | 1:00~21:00は無料 家族間の国内通話は無料 |
他社携帯電話や固定電話宛て | 終日20円/30秒 |
GPS機能「安心ナビ」はauユーザーなら無料
しかし実際に居場所を検索するためには「安心ナビ」という月額324円のオプションに加入する必要があるんですね。
auのマモリーノ3やマモリーノウォッチは単独契約も可能
auのキッズ携帯端末であるマモリーノ3やマモリーノウォッチは保護者がauを利用していないと使えないというイメージもありますが、保護者は関係なく子供だけauのマモリーノ3やマモリーノウォッチを契約する事も可能です。
子供だけauでキッズ携帯端末を契約する場合には、
- 家族間無料通話が無い(20円/30秒の通話料金に)
- 安心ナビのオプション料金月額324円がかかる
と若干料金面での負荷が大きくなりますので留意を。
マモリーノ3とマモリーノウォッチはどっちがいい? 携帯しやすさというメリット
料金や機能以外に「携帯しやすさ」という点も評価基準に入ると思います。
キッズ携帯のあるあるですが、キッズ携帯最大の短所が「子どもが携帯し忘れる事」です。
実際にキッズ携帯を子どもに持たせてみると、
- 下校後に家にランドセルを置いて遊びに行く際にキッズ携帯を忘れて出て行く
- ランドセルやカバンの中に入れっぱなしで気が付かない
などがよく起こりますよね。
そうした問題を解決するために作られたのが、マモリーノウォッチなどのキッズ向けスマートウォッチです。
端末代金は高く、GPSや通話の機能面ではキッズ携帯のマモリーノと差がありませんが、携帯しやすさはマモリーノウォッチに軍配が上がります。
子供によってはマオリーのウォッチの腕時計型を嫌がる場合も
子供によってはマモリーノウォッチを長時間腕に着け続けるのを嫌がる子も意外と聞きますし、結局ペンダント型にしてしまったという話もあります。
個人的には端末の金額の差に対してマモリーノウォッチのメリットは少ないように感じます。
参考:「【保護者必見】安さと安全性を両立! 子供向けキッズスマホ&ジュニアスマホ選び!」