子どものスマホで最も多いトラブルと言えば
「迷惑メールが届く」
ではないでしょうか。
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軽視できない迷惑メールの実態と被害規模
実際に2016年に実施された調査では、スマホを所有している子どもの約6割が迷惑メールが届いて困った経験があると回答しており、過半数の子どもが被害にあったことがあるとの事です。
中には恐喝まがいの高額請求を匂わせるような迷惑メールが届くといったケースもあり、迷惑メール=無視していればいいと軽視するわけにもいきません。
特に子どもの場合、それが迷惑メールだと冷静に判断することができない可能性もあります。
Wi-Fi接続時はスマホのフィルタリングは無効に!?
多くの家庭ではドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアで契約したスマホを子どもに持たせています。
こられの大手キャリアでは独自にフィルタリングサービスがあり、契約していれば無料で導入できます。(契約時に導入してもらっているケースも多いです)
多くの保護者は上記のフィルタリングで防げると考えていますが、子どもは簡単にフィルタリングをかいくぐります。
保護者にとって義務のフィルタリングも、子どもにとっては邪魔な存在でしかありません。
ウェブサイトを閲覧する場合、
1.携帯電話会社の提供する回線
2.フリーのアクセスポイントなどの無線LAN(Wi-Fi)
の2種類の接続方法があります。
1は携帯電話会社の提供するフィルタリングが有効ですが、2のWi-Fiを経由するとフィルタリングが効かないサービスも多いです。
フィルタリングの効かないWi-Fi接続時に迷惑メール登録の可能性
子どもは例えばカフェやコンビニのフリーWi-Fiに接続することで、フィルタリングのかからない環境でネットを使えてしまいます。
この状況下では通常フィルタリングで無効になるような不適切なサイトにアクセスすることができるので、その過程で有料・無料会員登録時にメールアドレスを入力→迷惑メールが届くケースが多いです。
しっかりと子どものスマホに設定しているフィルタリングがWi-Fi接続時にも機能するのかを確認しましょう。
主要3キャリアのWi-Fi接続時のフィルタリング確認表です↓
キャリア | Wi-Fiのフィルタリングできない | Wi-Fiのフィルタリングできる |
ドコモ | SPモードフィルタ | ファミリーブラウザ(iOS端末) あんしんモード(Android端末) |
au | 安心アクセスサービス | 安心アクセス for iOS(iOS端末) 安心アクセス for Android(Android端末) |
ソフトバンク | ウェブ安心サービス | Yahoo!あんしんネット スマホ安心サービス(Android端末) |
各社複数のフィルタリングサービスを提供しており、表の左側はネットワーク型のフィルタリングと呼ばれ、主にガラケー用です。
キャリアの回線で接続している場合はフィルタリングが機能するものの、Wi-Fi接続時には無効になります。
対して表の右側はブラウザ型のフィルタリングサービスと呼ばれ、スマホ用なのでキャリアの回線で接続時にも、Wi-Fi接続時にもフィルタリングが機能します。
表の右のブラウザ型フィルタリングサービスが子どものスマホに導入されているかを確認しましょう。
迷惑メールはなぜ届く? 簡単に情報を入力してしまう背景
もっと根元の部分の話になりますが、なぜ子どもは簡単に個人情報を入力してしまうのでしょう。
自分の意見になりますが、最近の子どもは無料のサービスや情報を当たり前に使うことに慣れている世代です。
個人情報を登録することに抵抗が薄く(無く)簡単に個人情報を入力してしまう事が最大の理由ではないでしょうか。
モチロン迷惑メールを送り付ける業者が悪いのは間違いないのですが、それに簡単に引っかかってしまう子どもの世代のバックグラウンドも影響していると自分は思います。
無料の裏の仕組みについては詳しく別のページで考察していますので良かったら見てください。
参考:「迷惑メールはなぜ届くのか【無料の仕組み | 個人情報入力への抵抗が薄い世代】」
これらの意図を理解せずにメールアドレスを簡単に入力してしまうのが原因となります。
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