小学校の中高学年~中学生になると、どこの家庭でも子どもが「スマホ(iPhone)を持ちたい」と言い出しますよね。
しかし正直言って一般向けのスマホ(iPhone)を自制心の低い小中学生に持たせるのはリスクがあると思います。(ドコモauソフトバンクでは一般向け最新iPhoneをスマホデビューに推していますが…)
今回は小中学生に持たせるキッズスマホ(機能制限付きスマホ)について2022年最新の情報を解説していきます。
子供のスマホデビューで迷っている保護者の方は参考にしてもらえればと思います。
東京都や全国子供会連合会も推奨♪
月額1,100円で使える小中学生向け格安スマホ!
2022年現在キッズスマホ・ジュニアスマホは1種類のみ
キッズスマホ(子供向け機能制限付きのスマホ)は、2022年時点ではTONEモバイルの「TONE e20」の1機種しかありません。
大手3キャリアの子供向けスマホ
携帯電話会社 | キッズスマホ機種 | 月額料金目安 |
– (受付&生産終了) |
– | |
✕ miraie f(ミライエフォルテ) ⇒現在販売終了 |
4,100円/月 | |
– (キッズスマホ発売無し) | – | |
〇 TONE e20 |
1,825円/月 3年目以降 :1,000円/月 |
2020年にauのミライエfは販売を終了しており、現在はトーンモバイルの『TONE e21』という機種が高性能&安価で唯一のキッズスマホです↓
ドコモauソフトバンクでは唯一のキッズスマホ『ミライエf』
現在auのキッズスマホ「ミライエf」は販売を終了しています。
上記のように2020年現在は大手3キャリアでは唯一auだけがキッズスマホを取り扱っており、最新機種は2017年1月に発売された『miraie f(ミライエフォルテ)』となっています↓
ミライエfの詳細は以下のページで解説しています↓
唯一の子供向け格安スマホ『TONEモバイル』のTONE e21
まだまだ知名度は大手キャリアほどではありませんが、現状唯一の子供向け格安SIM『TONE(トーン)モバイル』も、最新機種の『TONE e21』というキッズスマホを2021年4月に発売し、小中学生向けの格安キッズスマホとして人気があります↓
実は我が家でも子供に持たせていますが、大手3キャリアと比較しても大幅に安く、キッズスマホとしての子供向け安全性能・フィルタリング性能も現状では圧倒的トップで最もお勧めできます。
特に子供のスマホトラブル防止のための豊富な機能を搭載した「TONEファミリー」という見守り機能が「全国子ども会連合会」や東京都にも推薦されている唯一の格安スマホです。
最高峰のペアレンタルコントロール『TONEファミリー機能』
特にTONEモバイルのTONE e20は『TONEファミリー機能』で最高峰のペアレンタルコントロールが利用可能なのが最大の長所です↓
上記の動画のように保護者側から子供のスマホを遠隔で制限設定可能で、アプリ単位でもスマホ本体のロックも可能です。
また、子供のスマホの利用状況をAIがまとめてレポートしてくれたり、歩きスマホ防止機能など、安全面では現状最高峰と言えます。
- 勝手にアプリを追加したり課金を防止
- 「1日何時間まで」とアプリ毎やスマホ自体にも時間制限ロックができる
- 学年が上がるにつれ制限を徐々に解除も自由⇒最終的に一般向けとしても使える
- GPS機能もあるので小学校低学年の防犯対策にも◎
- 画面が大きいので見やすく視力低下の心配も少ない
と小中学生に必須のフィルタリング&制限機能や防犯機能などのあらゆる機能が搭載されいるので小中学生の子供に持たせるスマホに不安がある保護者必見です!(詳しくは公式サイトを見てみて下さい↓)
現在ドコモとソフトバンクにはキッズスマホは無し
という事で2020年現在ではキッズスマホと呼べるものはTONEモバイルの『TONE e21』のみという事になります。
ドコモauソフトバンクで一般向けでスマホデビューすると平均月額7,000円は覚悟を
現在大手3キャリアは小中学生のスマホとして一般スマホ(iPhone)にフィルタリングサービス『安心フィルター』を導入して販売する方向にシフトしていますが、何より一般向けiPhoneなので料金が高額です↓
【ドコモでiPhoneXR(64GB)を購入した場合の料金(学割込み)】
以下はドコモでキッズ携帯から学割適用でiPhoneXR(64GB)に機種変更した場合の料金シミュレーション結果ですが、月額8,000円以上は覚悟しておく必要があります↓
ドコモとかで子供にiPhoneを買ってあげるとこんなに高いんですか!?
子供向けではなく一般向けのiPhoneを購入するので大人向けと変わらないですよ。(以下のドコモ公式の料金シミュレーションページで確認してみて下さい)
また学割も数か月間千円引きとかなので、割引も気持ち程度です。
参考:https://www.nttdocomo.co.jp/charge/simulation/gigaho_gigalite/
また、最近ではフィルタリングアプリ『あんしんフィルター』の安全面の性能は大分改善されましたが、特にiPhoneに導入する場合には充分な機能制限とは言えず、特に低い学年からスマホを持たせる場合にはしっかり子供向けに設計されたキッズスマホを検討したほうが良いのは言うまでもありません。
3キャリアの初心者向けのスマホもそこそこ高め&安全性能は変わらず…
iPhone以外にもドコモの「らくらくスマートフォン」やソフトバンクの「シンプルスマホ4」など初心者向けのスマホ機種も子供に持たせるスマホの候補に上がるかもしれません。
iPhoneよりは安心度が高いものの、そもそも子供向けというよりは一般初心者向け・シニア向けのスマホなので料金は一般向けとなり安くはありません。
iPhone?キッズスマホ?格安SIM?子供のスマホ選びマップ2020年版
『料金』と『スマホの安全機能』を軸として子供のスマホ選びをポジショニングすると以下のようになります↓
という事で現在存在するキッズスマホである『auのミライエフォルテ』と『TONEモバイルのe20』どっちがいいのかを比較していきます↓
キッズスマホはどっちが優秀?ミライエf(au) VS e20(TONEモバイル)性能&料金比較
auのキッズスマホ『ミライエf』に対して、TSUTAYAで販売している子供向け格安SIM『TONEモバイル』の”TONE e20″という機種の子供向けの性能を比較してみました↓
キッズスマホ性能比較 | auのミライエf | TONEモバイルのe20 |
GPS位置情報検索 | 安心ナビ加入で可 | ◎ |
アプリの起動&利用時間制限 | ◎ | ◎ |
GooglePlay利用 | ◎ | ◎ |
有害サイトへのアクセス制限 | ◎ | ◎(フィルタリングサービス) |
スマホ自体の利用時間制限 | ◎ | ◎ |
防犯ブザー | ◎ | × |
歩きスマホ防止 | ◎ | ◎ |
保護者から遠隔操作 | × | ◎ |
利用状況の確認 (レポート機能) |
× | ◎ |
月データ通信容量上限 | 2GB | 無制限 |
データ通信速度 | 高速(最大2Mbps) (2MB超過後は低速128kbps) |
中速(500~600kbps) |
どちらもキッズスマホと言うだけあって防犯機能や制限機能は充分な水準となっていますが、防犯ブザー以外はTONEモバイルのe20の方が勝っている印象です。
『auのミライエフォルテ』VS『TONE e20』料金面の比較
続いては料金面の比較をしてみました↓
キッズスマホ性能比較 | auのミライエf | TONE e20 |
本体価格 | 21,600円 36回分割時は端末割込で 180円/月×36ヶ月 |
19,800円 分割の場合825円/月×24ヶ月 |
基本料金 | ジュニアスマートフォンプラン 3,620円/月 +LTE NET:300円/月 |
1,000円 +SMSオプション:100円/月 |
無料通話 | 家族がauの場合:0~21時無料 それ以外:1時間につき2,400円 |
IP電話で1時間につき260円 |
合計料金 | 月額4,100円(税抜) 4年目以降:3,920円/月 |
月額1,925円 3年目以降:1,100円/月 |
3年間総出費 | 147,600円 | 59,400円 |
格安SIMだけあってTONEモバイルの方が2年間で約8万円も節約できる
2年間の総支出で比較すると9万円近く差があるので一目瞭然ですが、TONEモバイルは格安SIMなのでauのミライエfの半額以下の料金で利用可能です。
auのミライエfは中学生以上になると割高に…
またauのミライエfの上記の料金は小学生の場合です。
中学生以上になると「ジュニアスマートフォンプラン」には加入できないので一般向けの料金体系となり更に高くなります。
料金面では雲泥の差なので、特に小学校高学年~中学生の場合にはTONEモバイルのe20一択となります。
【補足】子供にスマホを持たせる時期はいつ? 2019年小学生・中学生のスマホ所有率
最近では徐々に子供のスマホデビューの学年が下がってきており、2019年に発表された内閣府の調査(2018~2019年分)によると小学生のスマホ所有率は全学年平均で約46%もあります。(高学年だけに限って言えば過半数がスマホ所持のようです)
最新の小学生・中学生のスマホ所有率の推移
参考情報:平成30年度 総務省統計結果
家庭にもよりますが、子供が小学校中学年~高学年になると(中学校入学前に)スマホを持たせる家庭が多いようです。
既にドコモauソフトバンクで子供のスマホを契約しているなら乗り換えで節約可能
自分がキャリアアンチなのもありますが、既にドコモauソフトバンクで子供にスマホを契約しており、月額料金が5,000円を超えている場合は本当に節約になるので格安SIMへ乗り換えがオススメです。
キャリアからTONEモバイルなどの格安SIMへ乗り換える事で大幅な節約が可能です。
キャリアを解約する際には更新月以外には違約金9,500円が掛かりますが、2019年以降にリリースされたプランに一度切り替えてから乗り換える事で、違約金を0円(auは1,000円)にする事が可能です。
特に090や080などの携帯電話番号からの発信が少ない(LINE無料通話がほとんど)という人はほぼ間違いなく払い過ぎです。ほぼ同条件で格安SIMに乗り換えて安くした方が良いでしょう。
参考:「【保護者必見】安さと安全性を両立! 子供向けキッズスマホ&ジュニアスマホ選び!」
『結論』2020年のキッズスマホ選びの総評
2018年以降はドコモauソフトバンクではキッズスマホよりも一般向けのスマホを子供に販売する方向にシフトしているのか、キッズスマホ(子供向けの機能制限付きのスマホ)はauの『ミライエf』のみです。
料金面でもミライエfも安くはない(特に中学生上になると一般料金プランになる)ので、TONEモバイルのような「格安スマホなんだけど、フィルタリング機能やペアレンタルコントロール機能もある」ような安全なスマホを持たせるべきです。
我が家でも使っていますが、やはり安さも安全性を両立できる『格安キッズスマホ』を持たせて良かったなと思います。
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