子どもが中学や高校に進学する生活環境が変わり、スマホを持たせるか検討する保護者も少なくないと思います。
しかし学生と言えど馬鹿にならないのがスマホ代です。大手キャリアで2,000円以下のような価格表記も見ますが、ご存知の通り実際はそんなに安くは使えません。
今回は学生(中学生や高校生)のスマホ代について解説していきます。
東京都や全国子供会連合会も推奨♪
月額1,100円で使える小中学生向け格安スマホ!
子供でもスマホ料金は一般料金が当たり前に
2022年に発表された内閣府の統計情報によると、2021年時点での学生(小学生・中学生・高校生)のスマホ所有率は以下のように過去最大となり、年々子供のスマホ所有率は増加傾向です。
スマホ所有率 | 小学生全体 | 中学生全体 | 高校生全体 |
2021年 | 53.4% | 80.8% | 98.7% |
2020年 | 53.1% | 79.3% | 98.0% |
2019年 | 49.8% | 75.2% | 97.1% |
2018年 | 45.9% | 70.6% | 97.5% |
2017年 | 23.0% | 54.6% | 94.1% |
2016年 | 22.3% | 47.3% | 92.9% |
2014年 | 19.4% | 42.7% | 92.3% |
参考:令和三年度 総青少年のインターネット利用環境実態調査(務省統計結果)
特に近年スマホの低年齢化が進んでおり、以前のように「高校生になったらスマホ」では遅く、子供のスマホデビューは中学校入学のタイミングが最多となっています。
スマホに学生料金は存在しない
学生のスマホと言えば「学割」で安くなるイメージがありますが、最近のドコモauソフトバンクの学割はそこまで当てにならず、1年目が月額1,000円割引になる程度。
子供のスマホ料金=月額料金は一般向けのプランというのが現状です。
以下はドコモ、au、ソフトバンクそれぞれで、「2020年の学割適用」+「学生に人気のiPhone11(64GB)」を契約した場合の月額料金です↓
具体例:3キャリアで学割+人気のiPhone11(64GB)へ機種変更時のスマホ代
1~6ヶ月目:7,498円/月 7~12ヶ月目:8,598円/月 13~24か月目:10,098円/月 25か月目~:7,678円/月 |
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1~6ヶ月目:6.500円/月 7~24か月目:8,000円/月 25か月目~:5,480円/月 |
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1~6ヶ月目:7,750円/月 7~12ヶ月目:8,730円/月 13~24か月目:9,730円/月 25ヶ月目~:7,480円/月 |
料金の内訳
iPhone11(64GB/定価87,120円) | 2,420円/月×36ヶ月 |
下取り:無し | – |
ギガホ月容量30GB (2年契約orDカード払い) |
7,865円/月 |
無料通話オプション:無し | – |
dカードお支払割 | -187円/月 |
ギガホ割 | -1,100円/月×6ヶ月 |
ドコモの学割2020 | -1,500円/月×12ヶ月 |
(合計月額) | 1~6ヶ月目:7,498円/月 7~12ヶ月目:8,598円/月 13~24か月目:10,098円/月 25か月目~:7,678円/月 |
【auでiPhone11(64GB)+学割利用時の月額料金内訳】
iPhone11(64GB/定価90,720円) | 2,520円/月×36ヶ月 |
下取り:無し | – |
auフラットプラン7プラスN (月容量7GB) |
5,650円/月 |
無料通話オプション:無し | – |
2年契約N | -170円/月 |
スマホ応援割Ⅱ | -1,000円/月×12ヶ月 |
auの学割2020 | -500円/月×6ヶ月 |
(合計月額) | 1~6ヶ月目:6.500円/月 7~24か月目:8,000円/月 25か月目~:5,480円/月 |
【SoftBankでiPhone11(64GB)+学割利用時の月額料金内訳】
iPhone11(64GB/定価89,280円) | 1,860円/月×48ヶ月 |
「トクするサポート」プログラム利用料金 (最大iPhone8端末代の37,440円分が免除) |
390円/月×24ヶ月 |
ウルトラギガモンスター+(月容量50GB) | 7,480円/月 |
無料通話オプション:無し | – |
1年おトク割 | -1,000円/月×12ヶ月 |
SoftBank学割2020 | -980円/月×6ヶ月 |
(合計月額) | 1~6ヶ月目:6.500円/月 7~24か月目:8,000円/月 25か月目~:5,480円/月 |
高い!
学生でも大人向けと料金は同じなんですね…
学割で1年目は少し安くなりますが、料金プラン自体は保護者のスマホ代と変わりませんからね。
またドコモauSoftBankの学割は年中やっている訳ではなく、5月末までです。6月以降は完全に一般の料金プランなので学生のメリットはありません。
【補足】2020年の学割は5月31日で終了!現時点では完全に大人料金になる
2020年春の学割ではドコモは1年間1,500円割引とそこそこな割引額ですが、auとソフトバンクの学割は割引額が少ないですね↓(昨年と比較しても割引額が減少しています…)
キャリア | 割引額 | 学割対象期間 |
「ギガホ」時の割引 :月額1,500円割引×12ヶ月 (合計18,000円の割引) ➁ 「ギガライト」時の割引 :月額1,000円割引×12ヶ月 (合計12,000円割引) |
~2020年5月31日 | |
➀「auフラットプラン7プラスN」時:月額500円割引×6ヶ月 (合計3,000円の割引) ➁」auフラットプラン20N」時:月額1,020円割引×6ヶ月 (合計6,120円の割引) ➂「auデータMAXプランPro」時:月額1,400円割引×6ヶ月 (合計8,400円の割引) ➃「auフラットプラン25 NetflixパックN」時:月額1,020円割引×6ヶ月 (合計6120円の割引) ➄「auデータMAXプラン Netflixパック」時:月額1,400円割引×6ヶ月 (合計8,400円の割引) |
~2020年5月31日 | |
➀「ウルトラギガモンスター+」時:月額980円割引×6ヶ月 (合計5.880円の割引) ➁「ミニモンスター」時:月額980円割引×6ヶ月 (合計5,880円の割引) ➂「スマホデビュープラン」時:月データ容量を1GB追加×12ヵ月間 |
~2020年6月1日 |
2020年の学割は3キャリアともプランによって割引額が変動し、月額が高い大容量プラン程割引額が大きくなっています。
しかし「ドコモ以外は割引額が大したことない」+「1年間しか割引されない」など、学生のスマホ代と一般のスマホ代はあまり変わらず高いです。
という事で学生ならば、毎月4~5千円は安くつかえる格安スマホと相性の良いので大人以上にお勧めです↓
子供のスマホ代を安くしたいなら圧倒的に格安スマホ!
最近よく聞く『格安スマホ』や『格安SIM』ですが、特に子供が使うのはベストな選択です。
格安SIMはドコモauソフトバンクの半額以下は当たり前
格安SIMと大手キャリアの料金差は以下のように平均を見ても半額以下で使えるのが分かります↓
大手キャリアのスマホ代平均 | 7,876円 |
格安SIMのスマホ代平均 | 2,957円 |
安いのは当たり前なのですが、特に子供の場合、
- 通話はほとんどLINEなどで済むので「かけ放題」が不要
- 最新のスマホを持つ必要がないので、セット購入の格安スマホと相性が良い
- LINEメインなので携帯電話番号に拘らなくていい
- セット購入できるスマホが安い
などデータ通信がメインなのでほとんどデメリットになりません。
スマホ(iPhone)も欲しい場合には格安SIM一択!
特に新規でスマホを購入する場合には、セット購入できるスマホが安いのでかなりの節約が狙えます。
特に「UQモバイル」や「Y!モバイル」といった大手キャリアのサブブランドの通信会社であれば、回線品質・サービス共にキャリア並みで料金は半額近く、学生に人気のiPhoneが格安でセット購入できるのでスマホビュー時にはかなりの節約が狙えます。
以下はワイモバイルの公式ページですが、iPhone7が3万円前後でセット購入できます↓(月額料金は3~4千円)
前記の通り大手3キャリアで人気のiPhone11の半額以下の端末代で済む上に、毎月の通信費も半額近い安さなのでかなり人気がありますね↓
大手キャリアに比べて平均5千円弱は安いので、年間6万円近い家計の節約が期待できます。個人的には「ドコモauソフトバンクでドコモのiPhoneに月額6,000円以上支払うのは勿体ない」と思いますよ。
保護者のお下がりiPhoneを有効活用するパターンも◎
また保護者の機種変更時に引き出しの奥にしまってしまった古いiPhoneも、格安SIMのSIMカードを差せば安く運用可能な場合も多いです。
最近はトーンモバイルが『TONE SIM for iPhoen』という”お下がりiPhone用のSIMカード”を月額1,650円で提供し始めたので、昔使っていたiPhoneが残っているなら要チェックですよ↓(端末代が掛からないので月額1,650円で使える)
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