2016年以降スマホ代を半額にできる格安SIMに人気が集まり、auなどの大手キャリアから格安SIM・格安スマホへの乗り換え(MNP)が増えてきています。
しかし自分以外にも子供がauで『マモリーノ』や『マモリーノウォッチ』等のキッズ携帯を契約している場合、親機が格安SIMに乗り換え(MNP)するとキッズ携帯はどうなってしまうのでしょうか。
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親機がauをMNP・解約してもキッズ携帯は使えるが…
保護者が現在auで契約 & 子供もキッズ携帯をauで契約している場合、保護者だけ格安SIMなどにMNP(電話番号を引き継いだ乗り換え)をしても子供は問題なくキッズ携帯をauで使い続けられます。
そもそもauにはドコモやソフトバンクのような親回線・子回線という契約ではなく、それぞれが別個で契約しているためどちらかが解約やMNPなどをしても残った方の契約には影響しません。
キッズ携帯だけauに残される場合の2つの注意点
しかし保護者が格安SIM乗り換えや解約などで、キッズ携帯だけがauに残された場合以下の2つの点に注意しましょう。
注意点➀:家族間無料通話が無くなり通話料金が1時間当たり2,400円と割高になる
マモリーノやマモリーノウォッチなどのキッズ携帯はLINEが使えない為、保護者とのリアルタイムの連絡手段はメールか通話しかありません。
auで家族間での無料通話を使うためには、「誰でも割」と「家族割」の両方に加入していることが利用条件になっています。
参考:家族割 | au
そのうちの「家族割」は子供のキッズスマホ単独契約では加入できない=家族間無料通話対象にならず通常通話料金の20円/30秒になるので通話料金は非常に高額になります。(つまり月1時間の通話で2,400円の通話料がかかります)
特に今まではau同士の家族間無料通話で通話料金を気にせず使えていても、保護者がauから他社に乗り換える/解約する場合、キッズ携帯との通話料金には注意しましょう。
また同じ理由でSMS(Cメール)も無料ではなくなるので注意です。
注意点⓶:GPS居場所検索機能『安心ナビ』が使えない
auが独自に持っている居場所をGPSで検索するサービス『安心ナビ』というものがあります。(「安心ナビ」はドコモのイマドコサーチやソフトバンクの位置ナビにあたるサービスです)
安心ナビは探す側(保護者側)と探される側(子供側)の両者がau契約でないと利用できません。
子供だけauのキッズ携帯で安心ナビは使えますか?
マモリーノやマモリーノウォッチでご利用される場合は、探す側がauではないとパートナー登録が出来ないため、ご利用頂けません。
auのGPS検索サービス『安心ナビ』を使うためにはパートナー登録が必要ですが、保護者と子供(キッズ携帯)の両方がauを契約していないとパートナー登録が出来ない=『安心ナビ』は使えません。
またキッズ携帯の違約金に関しては以下のページにまとめてあります↓
【まとめ】保護者がauを解約/乗り換え時にはキッズ携帯はただの防犯ブザーに…
という事で保護者がauから格安SIMなどの他社にMNP乗り換えや解約した場合をまとめると以下です↓
- 保護者がauから乗り換えや解約してもキッズ携帯単独で維持可能
- しかし無料通話がなくなるので通話料金が1時間当たり2,400円と割高に
- GPS検索『安心ナビ』も利用不可に
- SMS(Cメール)も無料ではなくなる
つまり残されたauのキッズ携帯はGPS機能が使えず、通話料金も1時間あたり2,400円と割高&Cメールも有料になってしまい割高になり、ほとんど防犯ブザーのような役割しかできません。
auのキッズスマホの更新月が近いならば違約金がかからない期間まで耐えて子供も乗り換えという方法もありますが、その期間はGPSもできず、通話料金も高額なので正直使いにくい…
3キャリアともキッズ携帯単独での利用は収益率的にも冷遇している感じが強いですね…
そこで!
ここで考えられる方法は以下の3パターンです↓
- auのスマホやキッズスマホ(ミライエフォルテ)へ機種変更する
- キッズ携帯を解約して格安スマホを新規契約
- 【オススメ】キッズ携帯は更新月まで維持しながら格安スマホでスマホデビューする
1つ目「auでスマホに機種変更してしまう」という方法もありますが、結局GPS検索サービス『安心ナビ』が使えないという問題はそのままです。
何よりauの一般向けスマホやキッズスマホ『ミライエフォルテ』のスマホ料金は以下のように割高ですから一番損をする方法です。
auの一般向けスマホへ機種変更 | 月額6.000円~ |
auの『ミライエフォルテ』へ機種変更 | 月額4,417円~ |
au内の機種変更は割高ですし、結局居場所検索できないから微妙かも…
一番お勧め!格安スマホデビューして後からキッズ携帯を解約する方法
2つ目の「auのキッズ携帯の違約金を支払ってでも格安スマホに乗り換える」という方法もあるにはあるのですが、やはり違約金をキッズ携帯を解約する為に支払うのは嫌ですよね。
そこで「格安スマホデビュー&後からキッズ携帯解約」という方法がお勧めです。
つまり「キッズ携帯は使わないけど更新月まで最低料金で維持」しつつ、同時に「別の格安SIMなどの安いスマホを新規契約」するパターンです。(図にすると以下のようになります)
一見2つ同時に契約するから料金が高くなるように思えますが、キッズ携帯の月の利用料金って千円もしないと思います。つまり1年間使い続ける方が今違約金を払って解約するよりも安く済むのです。
その間はキッズ携帯はGPSが使えず通話料金も高いので、新規契約した格安スマホを使うという訳です。
- 格安SIMは月2,000円程度でスマホが持てる
- キッズ携帯は「イマドコサーチ」や「あんしんナビ」「位置ナビ」などのGPS検索オプションを含む全オプションを外せば基本料金だけで更新月まで維持可能
この方法の唯一のデメリットは「キッズ携帯の電話番号がスマホに引き継げない」という点です。
大人の場合には電話番号が変わってしまったら、多くの知人に変更の連絡をしたりかなり面倒ですよね。しかし子供の場合には、キッズ携帯の電話番号が変わってもそんなに問題ないのでこの方法が使えるという訳ですね。
格安スマホには「キッズ格安スマホ」でスマホ依存症の心配なし!
特に子供がキッズ携帯からスマホデビューするとなると色々と心配になります。
しかし最近では格安スマホでもドコモauソフトバンク以上にフィルタリングや制限機能などの『ペアレンタルコントロール』に優れているものが登場しました。
TSUTAYAの『TONEモバイル』という格安SIMですが、年現在では唯一のキッズスマホとなっています。(我が家でもキッズ携帯からTONEに乗り換えました)
機能面では現状最も優れており、「アプリの制限」や「GPS機能」はもちろん「スマホ自体の利用制限」も学年に合わせて保護者側で設定できます。
なので小学生のうちはキッズ携帯代わりに使い、学年が上がるに連れて制限を緩くしていくという使い方がベストです。
料金も格安SIMなので月額1,100円で利用可能ですし、以降スマホに高額な料金を支払う必要がないのでトータルで家計に優しくて本当に助かってます。