以下は2017年にトーンモバイルの見守りスマホ「TONE m17」発売された時の記事です。
最新のトーンモバイルの機種は2021年4月に発売された『TONE e21』となっており、以下のページで解説しているので参考にどうぞ↓
子供向けの格安スマホとしては業界No1のTONEモバイルですが、2017年8月に新しい機種m17を発売開始しました。
TONEモバイルはこのサイトでも子供向けのスマホとして一番お勧めしているスマホで、我が家でもm15を息子に持たせ重宝している良スマホです。
今回TONEが発売した新機種m17は、主婦のバイブル誌“VERY”のママさん達と共同開発したとの事で、従来の子供向けスマホとは別次元の安全性が搭載されています。
はっきり言ってここまで親子の事を本気で考えたスマホは他に見たことがありません!
今回は2017年8月にTONE発売の新機種m17の驚きの機能を解説していきます。スマホデビューを考えている保護者の方は必見です。
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TONEとVERYが共同開発!リアルな親子の悩みにフォーカスした子供スマホに!
女性誌「VERY」で行った読者調査によって浮き彫りになった「子供にスマホを持たせる時の親子のリアルな悩み」をVERYのママさん達とTONEの開発側で議論を重ねて完成したのが子供向けスマホのm17です。
TONEとVERYの共同開発では
- 「安心・安全のために子供にスマホを持たせたい。でもスマホのトラブルが心配」
- 「保護者側のリテラシーが足りず、子供とスマホをどう向き合わせていいか分からない」
という保護者側の意見が大半となりました。
意外と多かったのが家族でルール
これを具体的に解決できる機能を開発し、新端末のm17に搭載したとのことです。
TONEは子供特化スマホを独自開発している
通常スマホの機種って国内や海外メーカーのiPhoneやらgalaxyやらの機種を販売しているだけですが、TONEというところは子供向けの専用スマホを独自開発しているんですね。
格安SIMが自社で作ったスマホを販売するなんて話聞いた事ありますか?自分は初耳です。
なので独自で新機能を開発してスマホに実装できるという訳です。
今回TONEで発売された新機種m17をそれぞれ見ていきましょう↓
【TONE m17の機能】「親子の約束」機能で親子のスマホルールが自動設定
小学生の子供にスマホを持たせる場合、多くの家庭で行われていたのが「親子でスマホ利用のルールを決めて紙に書いてリビングに貼っておく」というアナログなものでした。
わかる。我が家でもやってます 笑
そんな現状からヒントを得て「親子の約束」という機能が搭載されました。
ここが凄いのところなのですが、「親子の約束」ではまず、子供に「中学生になるまでは、夜10時から朝6時まで、TONEのスマホは使いません」などと宣言し、以下の専用の用紙に署名してもらいます。
結局は親子での話し合いは必須という事ですね。署名した「親子の約束」の紙はリビングなど見えるところに貼っておきましょう。
そしてここからが凄い!
実際に署名した「親子の約束」の書面をTONEのm17のスマホのカメラで撮影すると、その内容がスマホで自動設定されます!
保護者が子供のスマホにフィルタリングなどのサービスを導入して制限設定しなくていいんです。
ただ「家族の約束」の書面をカメラで撮るだけで設定完了。簡単すぎですね。
【TONE m17の機能】小学生のスマホルールの標準「TONE×VERY宣言」
とはいっても具体的に子供にどこまでスマホを利用させていいのかは悩ましいところです。
TONEとVERYで共同開発した際の議論では「小学生のうちはスマホが使える標準は朝6時から夜10時まで」という結論に至りました。
その結論を元に「TONE×VERY宣言」=「中学生になるまでは夜10時から朝6時まではTONEスマホは利用できない設定」が標準搭載されています。
もちろん保護者側でなら設定を好きに変更・解除できますし、中学生になったら制限を緩和する事も可能です。
ちなみに「子供の年齢をどうやってスマホが判別しているんだろう?」と思った鋭い方もいるでしょう。実はTONEに申し込む際の申し込みフォームの生年月日の入力情報を見ているそうです。
そこまでやるかって思いますよね。
【TONE m17の機能】GPSのジオフェンス機能強化!学校などでスマホの自動ロックも可能に!
TONEのスマホには豊富なGPS機能がありますが、その中でも”ジオフェンス”という機能があります。
ジオ=GEO(土地)+フェンス= fence(金網の柵)という事で、以下のように「事前設定した建物の範囲に子供が到着する(から出発する)とお知らせしてくれる機能」がジオフェンス機能と呼ばれています。。
塾や学校などと事前設定しておけば、到着や出発するたびに保護者のスマホに通知が来るので安心です。
このジオフェンス機能自体は新機種でなくてもTONEのスマホに搭載されています。
今回追加されたのは「事前設定した建物の範囲に入るとスマホが自動ロックする」という「ジオロック機能」です。
「学校や塾ではスマホ禁止」というところも多く自動ロック機能が欲しいという要望が多かったことから追加された機能です。
もちろんON/OFFが可能ですし、スマホがロックされていても子供が起動できないだけで保護者側からはGPS確認などの通信は可能です。
【TONE m17の機能】子供の行動をAIがレポートしてくれる
「子供の一日の行動や、スマホの利用状況をしっかり把握したい」という保護者は多いので追加された機能です。特に学年が低いほど心配なのでしっかり把握してあげたいところ。
そんな時に子供の「移動経路や歩数・活動量、アプリの利用時間、フィルタリングのアクセスブロック数、ネットの閲覧履歴や利用時間」などAIによって集積された一日ごとの行動データが毎日レポートで届く機能が追加されました。
TONEのm17は壊れにくい?キッズスマホに必須の「壊れにくさ」
続いてTONE m17のキッズスマホとしてのスペックを見ていきましょう。
まずキッズスマホ・ジュニアスマホで意外にも重要になってくるのがスマホ自体の「壊れにくさ」です。
キッズ携帯時代に経験した方も多いかもしれませんが、子供に携帯端末を持たせると結構故障のトラブルがありませんでしたか?
特にスマホともなれば修理や交換時の負担額は高くつくので、キッズスマホとしての壊れにくさは重要です。
m17の端末スペックを公式サイトで見てみると、「かかってこい。大丈夫。」と書かれています。
TONEのm17の耐久性能は?落としても壊れないの?
子供がスマホを落とすことを想定して1.5mの高さで様々な角度からの落下試験をクリアしているみたいでダメージレス構造で作られているので耐久性も売りだそうです。
TONEの公式サイトには「軍事規格の耐久性を実現」と書かれていますが、軍事規格ってどんなもの?
米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810G)の23項目、落下、衝撃、浸漬、粉塵(6時間風速有り)、粉塵(72時間)、塩水噴霧、湿度、太陽光照射(連続)、 太陽光照射(湿度変化)、振動、風雨、雨滴、高温動作(60℃固定)、高温動作(32℃~49℃変化)、高温保管(70℃固定)、高温保管(30℃~60℃変化)、低温動作(-20℃固定)、熱衝撃、低温保管(-30℃固定)、低圧保管、低圧動作、氷結(-10℃氷結)、氷結(-10℃結露)、に準拠した試験を実施。充電可能な温度範囲:5~35℃。使用環境:温度5~40℃(ただし、36℃以上は風呂場などでの一時的な使用に限る)、湿度45~85%。風呂場では、温度は5℃~45℃、湿度は45%~99%、使用時間は2時間以内の範囲。
との事。長いけどタフなのは分かりました。
故障は少なそうなので余計な出費は考えなくて良さそう。
TONEのm17の防水性能は?水洗いできるスマホ?
誰もが一度はスマホの水没を経験したことがあるのではないでしょうか?
自分はトイレでズボンのポケットからドボンでiPhoneが壊れた経験がありますが、子供は更にスマホ水没のリスクが高そうです。
TONE m17は防水機能が高く、まさかの水洗い可能との事。
お風呂に落としても壊れないし、汚れたら洗えるスマホって素敵♪
TONEのm17はデザインがiPhoneっぽくておしゃれに
今回のママさんアンケートで「キッズスマホもオシャレにしてほしい」との要望から、かなりフォルムがかっこよく改善されています。
オシャレなスマホと言えばほとんどの人がiPhoneと答えると思いますが、TONEのm17もiPhoneっぽさを意識したフォルムになっています。また子供の視力低下防止のために画面が大きいデザインは据え置きです。
我が家は旧モデルのm15なのでm17うらやましいですね。(ちなみに旧モデルのm15は安くm17に機種変更できるプログラムもあるようです。)
TONE m17の端末価格は安い
TONEのm15(旧モデル)の端末価格が29,800円でしたが、今回発売したTONE m17の端末価格は5000円高い34,800円です。
うーん、ちょっと高い気が…
でもAndroid端末の価格と考えると3万円台は相場くらいだし、iPhone買ったら7~8万円はすることを考えれば安い方かもしれません。
ジュニアスマホと違って一度購入すればずっと使っていけますし、24回分割(2年分割)で月額1,450円です。
そもそもTONEは月額料金が1,000円なので
- 1~2年目:基本料金1,000円/月 + 端末価格1,450円 = 2,450円/月
- 3年目以降:基本料金1,000円/月
月額料金はかなり安い!
格安スマホの相場が3,000円前後なので最終的な支払いとしてはかなり安いのが分かります。
低価格と安全性を両立した子供向けスマホとしてはこれ以上は無いので、スマホデビューを考えている保護者の方は一度検討してみることをお勧めしますよ。