小中学生向けのキッズスマホって今は何があるんですか?
キッズスマホ(子供向けの制限機能付きスマホ)は2020年時点ではauの『ミライエフォルテ』かトーンモバイルの2つのみです。
ドコモでジュニアスマートフォンって今はないんですか?
ドコモのキッズスマホは現在は販売終了してしまいました。大手3キャリアは子供にもキッズスマホではなく一般向け推しみたいですね。
という事で2020年時点で使える2つのキッズスマホの性能と料金面を比較しました。
東京都や全国子供会連合会も推奨♪
月額1,100円で使える小中学生向け格安スマホ!
キッズスマホは現在2択に!『auのミライエフォルテ』VS『トーンモバイル』
2021年現在ではauの「ミライエf」は販売が終了しているので、現状はキッズスマホは『トーンモバイル』のみとなっています。
特にネットリテラシーの低い小中学生にスマホを持たせる際に、保護者が気になるのが「スマホ依存症」や「高額請求」「ネットやSNSのトラブル」などでしょう。
自制心の低い子供にそのままスマホを持たせた場合、十中八九ゲームや動画に夢中になりスマホ依存症のような状態になるでしょう。
そこで一般向けのスマホではなく、キッズスマホ(子供向けの制限機能付きスマホ)を小中学生の子供に持たせる家庭は多いです。
しかしドコモのキッズスマホ『スマートフォン for ジュニア2 SH-03F』は販売&生産を終了したため、キッズスマホは2020年現在はauの『miraie f(ミライエフォルテ)』か子供向け格安SIMの『トーンモバイル』の2択となっています。
現在大手3キャリアは一般スマホにフィルタリングサービス『安心フィルター』を導入する方向にシフトしていますが、特にiPhoneでは充分な機能制限とは言えず、何より一般向けiPhoneなので料金が高額です。
という事で特に低い学年からスマホを持たせる場合にはしっかり子供向けに設計されたキッズスマホを検討したほうが良いのは言うまでもありません。
今回は『auのミライエフォルテ』と『トーンモバイルのTONE e20』どっちがいいのかを比較していきます。
ちなみに2020年発売のトーンモバイル見守りスマホ『TONE e20』に関しては以下のページで詳しく機能と料金を解説していますので参考にどうぞ↓
『auのミライエフォルテ』VS『トーンモバイルのe20』性能面の比較
auのキッズスマホ『ミライエf』に対して、カメラのキタムラなどで販売している子供向け格安SIM『トーンモバイル』の”TONE e20″という機種の子供向けの性能を比較してみました↓
キッズスマホ性能比較 | auのミライエf | トーンモバイルのTONE e20 |
GPS位置情報検索 | 安心ナビ加入で可 | ◎ |
アプリの起動制限 | ◎ | ◎ |
アプリの利用時間制限 | ◎ | ◎ |
GooglePlay利用 | ◎ | ◎ |
有害サイトへのアクセス制限 (フィルタリング) |
◎ | ◎(フィルタリングサービス) |
スマホ自体の利用制限 利用時間設定 |
◎ | ◎ |
防犯ブザー | ◎ | × |
歩きスマホ防止 | ◎ | ◎ |
保護者から遠隔操作 | × | ◎ |
利用状況の確認 (レポート機能) |
× | ◎ |
月データ通信容量上限 | 2GB | 無制限 |
データ通信速度 | 高速(最大2Mbps) (2MB超過後は低速128kbps) |
中速(500~600kbps) |
どちらもキッズスマホと言うだけあって防犯機能や制限機能は充分な水準です。
トーンモバイルには防犯ブザーが無い反面、スマホ自体をロックするなど制限機能面で優れている印象です。
特に保護者側から遠隔で子供のスマホの制限設定を変更可能だったり、子供がスマホで何をしているのかの自動レポートが送られてくる機能などがかなり便利です。
個人的にはどちらも小中学生には充分な防犯&制限機能を持っているので安全面では互角と言ったところでしょうか。
機能やデザイン面では圧倒的にTONE e20がいい
安全面では確かに互角なのですが、機能やデザイン面では上記の端末の見た目からも分かるように圧倒的にTONE e20が良いです。
TONE e20はiPhoneレベルのスペックとデザインで大人でも充分に使えるため、頑張っても中学生までしか使えないミライエフォルテと比べると雲泥の差があります。
月に使えるデータ容量はミライエfは2GBまでなので注意!
ただし、auのミライエfは月に使えるデータ容量の上限が2GBとジュニアスマートフォンプランで決まっているので、2GBを使い果たすと低速で使い物にならない点は注意です。(子供が使いすぎないという点では丁度良いかもしれませんが)
対してトーンモバイルの場合は中速な分無制限で使えるのはメリットです。
『auのミライエフォルテ』VS『トーンモバイルのe20』金額面の比較
続いてはキッズスマホ『ミライエf』と『トーンモバイル』の料金面の比較です↓
キッズスマホ性能比較 | auのミライエf | トーンモバイルのTONE e20 |
本体価格 | 29,978円 36回分割時は端末割込で 833円/月×36ヶ月 |
19,800円 分割の場合825円/月×24ヶ月 |
基本料金 | ジュニアスマートフォンプラン 3,620円/月 +LTE NET:300円/月 |
1,000円 +SMSオプション:100円/月 |
無料通話 | 家族がauの場合:0~21時無料 それ以外:1時間につき2,400円 |
IP電話で1時間につき260円 |
合計料金 | 月額4,753円(税抜) 4年目以降:3,920円/月 |
月額1,925円 3年目以降:1,100円/月 |
3年間総出費 | 171,098円 | 59,400円 |
※税抜表記
という事で料金は3倍近く違うのが分かります。大体3年間で9万円くらいトーンモバイルの方が安く済みます。
トーンモバイルは子供向け”格安SIM”なので安いのは当然なのですが、特に端末代を支払い終わった3年目以降は月額1,100円で利用可能なので総出費の差はドンドン開いていきます。
auのミライエfは中学生では一般向け料金で値上がりに!
またauのミライエfの基本プラン『ジュニアスマートフォンプラン』で月額3,620円で利用可能なのは小学生までです。
以下のページでも詳しく解説していますが、中学生以上では加入できないプランなので中学生以上になると強制的に一般向けプランに変更され、更に料金が高くなります。
そういう意味でもauではミライエfを小学生向けの端末という扱いで設計しているようです。
『まとめ』キッズスマホ最強はどっち?『auのミライエf』VS『TONE e20』比較
という事で2020年でのキッズスマホ2強を比較した結果をまとめると以下です↓
- 防犯や制限機能など子供向けのペアレンタルコントロール面ではほぼ互角でどちらも◎
- デザイン・機能面では圧倒的にTONE e20で大人でも充分過ぎるスペック
- auのミライエfは月2GBまで。TONEは中速だが無制限
- 料金差がかなり大きく3年間で約9万円もTONEの方が安い
- auのミライエfは中学生以降は一般料金に値上がりするので微妙
という事で「子供向けの安全面の性能は互角」ですが、「機能・デザイン面」と「料金面」ではミライエfの半額以下で使えるトーンモバイルが大きく優勢です。
特にミライエfは中学生以上になると一般料金になるので、中学生や小学校高学年の場合にはトーンモバイル一択と言えそうです。