ドコモやauソフトバンクでは小学校低学年向けの携帯端末をリリースしていますが、キッズ携帯端末として特に人気があるのがauです。
中でもウェアラブル(身に付けられる)携帯端末として2016年に発売されたマモリーノウォッチは人気があります。
今回はそんなauのマモリーノウォッチの料金面を見ていきましょう。
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auのマモリーノウォッチは高性能だが高額
スマートウォッチと言えばApple Watchが幅広い年齢層に使われていますが、キッズ向けのスマートウォッチとしてはドコモが2015年にドコッチ01を発売し、2016年3月にauがマモリーノウォッチを発売しました。
【Apple Watchとドコモのドコッチ01】
しかしドコッチには防犯機能や子どもの現在の状態を確認できる機能が多数搭載されているものの、通話機能やメール機能が付いておらずキッズ携帯に劣っている感は否めません。
その1年後にauが発売したのが「マモリーノウォッチ」で、ドコッチの通話やメールができないデメリットを見事に克服して話題になりました。
マモリーノウォッチはドコッチの倍以上高額
キッズ携帯であれば2年契約+端末代込で月額1,000円前後が相場ですが、auのマモリーノウォッチの場合は端末代が38,772円
とキッズ向けとしては非常に高額です。
通話とメール機能が無いとはいえ、ドコモのウォッチ型キッズ携帯『ドコッチ01』の端末代が15,768円なので倍以上の端末代になってしまいます。
マモリーノウォッチの月額料金は高いの?
端末代は上記のようにかなり高額ですが、知りたいのは最終的な月額料金でしょう。
auのマモリーノウォッチの毎月の月額料金は以下のように「2年契約」と「2年契約なし」で料金が倍違います↓
契約タイプ | 端末代無し | 端末代込 | アップグレード適用時 |
2年契約有 =誰でも割適応時 |
998円/月 | 2,075円/月 | 998円/月 |
2年契約無 | 1,996円/月 | 3,073円/月 | – |
小学生でキッズ携帯をすぐに解約や乗り換える予定は無いと思いますので、ほとんどの家庭でマモリーノウォッチは2年契約すると思います。
なので一般的にはマモリーノウォッチの月額料金は2年契約の2,075円(表の青文字)となります。
ジュニアスマホを見据えているならアップグレードプログラムで大幅割引もあるが…
また36回分割(3年払い)の場合は以下の条件を満たすと「アップグレードプログラム(ジュニア)」が適応され、機種変更時にマモリーノウォッチの残りの端末代ローンが実質無料になる特典があります。
- 条件1.マモリーノウォッチを18カ月間利用した上で、アップグレードプログラム対象機種に機種変更する事
- 条件2.機種変更後の機種でも「アップグレードプログラム」か「アップグレードプログラム(ジュニア)」に次回も加入する事
- 条件3.機種変更時に旧機種(マモリーノウォッチ)を返す事
「mamorino Watch」を割賦契約 (36回) にてご購入の場合、次回の機種変更時に「mamorino Watch」の「分割支払金の残金分」が実質無料になります。
つまり「次もauのジュニアスマホ使ってくれるなら、機種変更時にマモリーノウォッチの端末代の残りはチャラにしてあげるよ」という事です。
ジュニアスマホは基本料金が割高なので正直良い選択とは言い切れませんが、auとしては利用料金の安いキッズ携帯やキッズスマートウォッチを安く使ってもらい割高なジュニアスマホ以降に繋げたいのでしょう。
漂うアリ地獄臭… 結局トータルで結構な出費になってしまうので全くお勧めできません。
マモリーノウォッチ2年契約時には更新月と違約金に注意を!
2年契約でマモリーノウォッチを契約すれば「誰でも割」で基本料金が半額で利用可能なのですが、その反面2年に2ヵ月しかない更新月以外で解約や乗り換えをした場合に9,500円の違約金が請求される点には注意しましょう。
2年単位のauの継続利用で基本使用料が割引になります。
2年単位で自動更新となり、途中解約などの場合、契約解除料 (9,500円) がかかります (更新期間を除く)。
auの”2年縛り”ってやつですね。
ユーザーを乗り換えさせない害悪システムなので、キッズ携帯をすぐに解約する可能性がある場合は、2年契約ではない割高プランで契約するという選択も考えましょう。
通話料金やSMS使用量も毎回掛かる点には注意
マモリーノウォッチは通話可能ですが、通話料金やSMS利用料も別途も発生擦る点には注意です。
通話料金はau同士の家族間では無料になりますが、
そうでない場合には以下の通話料金がかかります↓
家族以外のau携帯宛の通話 |
1~21時は無料 21時~翌1時は20円 / 30秒 |
他社の携帯宛 / 固定電話宛 |
20円 / 30秒 |
特に自宅などの固定電話宛ての通話は20円/30秒と高額なので注意しましょう。
auのマモリーノウォッチの料金&契約まとめ
ここまでのauのマモリーノウォッチの料金と契約をまとめます↓
- マモリーノウォッチは性能は良いが端末代がかなり高い
- 端末代割引の「アップグレードプログラム」は加入すると今後も使い続ける&続端末購入が必須に(非推奨)
- 2年縛りで契約すると基本料金が半額で使える分、更新月と違約金に注意が必要になる
という事で結局月額2,000円で2年縛り&端末代3年ローンとかなり高い買い物になってしまいます。
どうしてもauのキッズ携帯が使いたいならマモリーノ3の方がコスパ良いです。
これなら子供向けスマホのと値段が変わらない
キッズ携帯で月額2,000円以上もかかるなら、子ども向けの格安スマホと料金は変わらないです。
上記は最近登場したTONE(トーン)モバイルという子供向けの格安スマホですが、月額1,100円で利用可能です。
機能も以下の動画にあるように防犯機能を完備しているスマホなので、同じ料金でキッズ携帯を買うよりも代わりにコチラを持たせる家庭も増えてますね。
2017年には小学生のスマホ所有率が60%を超え、スマホを持っているのが普通になりつつあるので小学校入学からスマホを持たせている家庭が増えてきています。
大は小を兼ねるとも言いますが、値段が同じなら今後を考えると子供向けの格安スマホを最初から持たせてしまった方がトータル安く済みます↓
今後ジュニアスマホへの機種変更することを考えれば、小学生低学年からフィルタリングを強にして格安スマホを持たせた方が家計で大きく節約可能です。
参考:「【保護者必見】安さと安全性を両立! 子供向けキッズスマホ&ジュニアスマホ選び!」