進学シーズンでソフトバンクも2018年の学割『学割先生』やってますね。
前回はこの学割先生について内容を解説していきましたが、ソフトバンクの学割の特徴が超大容量50GBのプランでしか割り引かれないのが難点なんですよね。
参考:「2018年ソフトバンク『学割先生』は月額3,980円では使えない注意!」
そうなんですか?
月額3,980円って書いてありますが端末代が別にかかるのでそんなに安くないという。
むしろ学割ではない従来の『スマホデビュー割』を適用した方が安くなる場合も多いんですよ。
ええ!?
順番に詳しく説明していきますね。
今ソフトバンクで学割を使おうと思っている方は一読してから決めた方が良いと思います。
東京都や全国子供会連合会も推奨♪
月額1,100円で使える小中学生向け格安スマホ!
ソフトバンクの2018年学割『学割先生』は正直微妙…
春先は入学や進学シーズンなのであらゆるところで”学割”の2文字を見ますが、スマホもこの時期スマホデビューやiPhone機種変更などが多いので、学割キャンペーンが盛んなシーズンです。
特に大手キャリアはそれぞれ学割をテレビCMなど広告費をバンバン投下して前面に押し出しています。
中でもソフトバンクは2018年の学割である『学割先生』を5月まで実施しています。
ソフトバンクの学割の内容は別のページでも詳しく解説していますが、以下が主な学割内容となります↓
- 実施期間:2018年1月17日~5月31日
- 対象プラン:「50GB(ウルトラギガモンスター)」のみ
- 割引特典1.割引期間は最大1年間だけ月額から1,020円割引
- 学割特典2.対象者の家族が新規契約すると更に1年間1000円割引
- 適用対象:25歳以下(学生でなくてもOK)で新規、MNP、機種変更全て対象
参考:「2018年ソフトバンク『学割先生』は月額3,980円では使えない注意!」
ソフトバンクの学割先生の割引内容は、月額1020円割引が1年間続くというもので、新規契約でも機種変更でも25歳以下なら利用可能です。
学割先生の欠点:月額7560円の超大容量プラン「ウルトラモンスター50GB」でしか割引無し
しかし学割先生の最大のデメリットは、ウルトラギガモンスター50GBという超大容量で月額7650円のプランに加入しないと割り引かれないという点でしょう。
月50GBは99%の人にとって過剰なプラン
ピンとこない人のためにウルトラギガモンスターの月50GBがどれくらいの超大容量か説明すると、スマホユーザーのデータ使用量の月平均が3GB前後くらいです。
またドコモで標準プランとしている5GBに対して、50GBだと10倍の容量なのでほとんどの人にとって使い切れず余るデータ量なんですね。(ドコモの家族向けパケットシェアの上から2番目と同じ容量なので明らかに1人で使い切れるパケット量ではありません)
仮に月50GBもデータ容量を使う学生がいたとすれば、それは完全にスマホ依存症になっているでしょう(笑)
ソフトバンクの学割『学割先生』適用時の月額スマホ代は8千円以上!
という事で無駄に多すぎる高額プランでしか学割が適用されないという何とも微妙な学割なのですが、学割適用時の月額のスマホ代を計算してみました↓
- スマ放題ライト(ウェブ使用料込) 2,000円/月
- ウルトラギガモンスター(50GB) 7,000円/月
- 学割先生 -1,020円/月(1年間割引)
- スマホ端末代
iPhone8(64GB)で24回分割時:3,930円/月 - 月月割(端末割引24ヶ月):-3,210円/月
- 合計月額:8,700円/月
9,720円/月(2年目以降)
※全て税抜
という事で学割適用時でも月額9千円前後になってしまいます。
ソフトバンクには「学割先生で月額3,980円で使える」と記載されており、事実様々な条件(光回線利用時の割引や家族紹介時)をフルに利用した場合には1年目は確かに月額3,980円で使えるのですが、実際には上記の金額くらいになってしまうんですね。
ソフトバンクは学割ではなく「新スマホデビュー割」を使った方が安い
ソフトバンクには『スマホデビュー割』という割引があるのをご存知でしょうか。
スマホデビュー割とはガラケーからソフトバンクのスマホに乗り換えた場合に、次の機種変更までずっと月額料金が大幅割引されるという神キャンペーンで、ソフトバンクのキャンペーンの中でも数少ない良キャンペーンと言えます。
新しくなったスマホデビュー割は18歳以下の新規契約も対象に!
そしていつの間にか『スマホデビュー割』の適用条件に「18歳以下の新規契約」が追加され、対象端末に「iPhone8」が追加されているんです↓
旧スマホデビュー割 適用対象 |
新スマホデビュー割 適用対象 |
1.他社のガラケーからソフトバンクのスマホ(対象機種)へMNP 2.ソフトバンクのガラケーからスマホへ機種変更 |
1.他社のガラケーからソフトバンクのスマホ(対象機種)へMNP 2.ソフトバンクのガラケーからスマホへ機種変更 3.6~18歳の新規契約 |
【割引対象機種】 AQUOS Xx3 mini DINGO G Xperia XZs |
【割引対象機種】 AQUOS Xx3 mini DINGO G Xperia XZs iPhone8 |
つまり6歳以上18歳以下ならば、ガラケーからの移行でなくても新規でスマホデビューでスマホデビュー割の対象になり大幅割引が可能になりました。
また学生に人気のiPhone8もスマホデビュー割での割引対象機種に追加されたことにより、18歳以下がiPhoneでスマホデビューする場合にはソフトバンクで最安クラスで利用できるように!
18歳以下がiPhone8でスマホデビュー割時の月額料金をシミュレート
という事でソフトバンクの『学割先生』で月額8千円以上になりましたが、同じくiPhone8を24回分割購入し、スマホデビュー割を適用した場合の月額料金をシミュレートしてみました↓
- スマ放題ライト:1,700円/月
- ウェブ使用量:300円/月
- データ定額5GB:5,000円/月
- 端末代金(iPhone8の64GBを24回分割時):3,930円/月
- 月月割:(端末割引とスマホデビュー割は併用できず)
- 特別割引(24回) -1,430円
- スマホデビュー割(次回機種変更までずっと):-2,420円/月
- 合計月額:7080円/月
25ヶ月目以降は4,580円/月
月5GBですが、現実的に使うのは5GB有れば十分でしょう。
iPhone8代の分割分がある2年間は月額7千円で、端末代を支払い終わった25ヶ月目以降は月額5千円以下に抑えることが可能です。
そうなんです。スマホデビュー割の特典の素晴らしいところは、割引期間が「次回の機種変更までずっと」という点なんですね。
通常学割や割引キャンペーンの割引期間って12ヶ月とか24ヶ月ですが、スマホデビュー割は機種変更しなければずっと割引されます。
なので2017年9月発売のiPhone8であれば、故障しなければ3年くらいは現役で使えるのでかなりコストパフォーマンスに優れます。
ソフトバンクの『学割先生』VS『スマホデビュー割』まとめ
という事で、ソフトバンクで学割を使うくらいなら、18歳以下の新規契約なら『スマホデビュー割』を使った方が安いという結論になりました。
また『学割先生』は家族にソフトバンクの50GBのウルトラギガモンスターを使っている人がいれば割引になるという特典があるので、その場合には『学割先生』の方が多少安くなります。(そもそも家族の50GBプランを見直した方が安そうですが…)
そもそもソフトバンクで使うと学割を使おうがスマホ代は高くなってしまいますので、月数千円でもスマホ代を安くしたい場合には格安SIMで新規契約したほうが圧倒的に安いです。
参考:「楽天モバイルに学割が超お得!iPhoneSEがドコモの半額で使えた!」
ちなみに最近では格安SIMでもiPhoneを取り扱っている会社が増えてきていますので、わざわざ高いソフトバンクで契約するメリットも殆どないかもしれませんね。