この間みなとみらいに遊びに行った時に、遠足に来ていた小学生グループがiPhoneで写真撮影していたのです。
小学生高学年のうちの子にもスマホを持たせていますが、最近の子どもはスマホ所有が多いみたいですね。
今回は最新の小学生のスマホ事情を見ていきますよ。
東京都や全国子供会連合会も推奨♪
月額1,100円で使える小中学生向け格安スマホ!
スマホデビューは小学6年~中学1年が最多!安全性の高いキッズスマホが人気
結論から述べると学生のスマホ所有率は年々増加しており、「平成令和三年度 総務省統計結果」によると、2020年時点では小学生全体(低学年~高学年までの平均)で53.4%がスマホを所有しているという結果になっています。
今までは「中学校入学時にスマホを買ってあげる」というケースが一般的でしたが、最近ではそれよりも早く小学生のうちからスマホを持たせる傾向にあり、「スマホの低年齢化」が急激に進んでいる事が分かります。
特に小学生に持たせるスマホとしては、キャリア(ドコモ/au/SoftBank)で販売している一般向けiPhoneよりも、キッズスマホと呼ばれる機能制限付きのスマホが人気があります↓
後述しますが「トーンモバイル」等の子供向けの機能が充実して安い『格安スマホ』の人気が非常にが高いです。
確かに毎年小学生のスマホ所有率が上がってますね
「中学に入学したら持たせる」じゃ遅い時代ですか…
2020年小学生のスマホ所有率が過半数を超える
前記の通り、2022年に発表された内閣府の最新調査結果によると、2021年時点で小学生全体でのスマホ所有率は53.4%に達しおり、過半数の小学生がスマホを所有しているという結果になりました↓
調査時期 | スマホの所有率 | 増減 |
2021年 | 53.4% | +0.3% |
2020年 | 53.1% | +3.3% |
2019年 | 49.8% | +3.9% |
2018年 | 45.9% | +22.9% |
2017年 | 23.0% | +0.7% |
2016年 | 22.3% | +2.9% |
2015年 | 19.4% | +6.9% |
2014年 | 12.5% | – |
2014年から小学生のスマホ所有率は右肩上がりなのが分かりますね。
スマホデビューのタイミングはいつが一般的?小学校高学年が増加
では実際に子供にスマホを持たせる時期・学年はいつが一般的なのでしょうか。
こちらは2016の東京都の2000人の家庭を対象とした調査結果からですが、「子供にスマートフォンを持たせた時期」の最多は中学校1年生で全体の30%です↓
初めてスマートフォンを持たせた時期TOP3
1位:中学1年生(入学時) | 約30% |
2位:高校1年生(入学時) | 約21% |
3位:小学5~6年生 | 約15% |
ここで注目したいのが、中学入学や高校入学に次いで、小学校高学年でのスマホデビューが第三位に来ている事です。
小学校低学年では防犯用のキッズ携帯が主流ですが、特にスマホ所有率が上がるのが小学5~6年生からです。
また上記の結果は2016年時点のものである事も考えると、現在は「中学校入学」よりも前の「小学校高学年」でのスマホデビューが増加していると思われます。
最近だと小学校高学年でのスマホデビューが増えているんですね。
小学生にスマホを持たせる意味は?理由は?
この辺は賛否分かれるところではありますが、小学生にスマホを持たせる理由はポジティブな理由は少なく「周りの子供が持ち始めた」といった日本人特有の理由が圧倒的です。
防犯や保護者との連絡だけが目的であれば、スマホじゃなくてもキッズ携帯で充分ですからね。
周囲でLINEやSNSが流行っていたら持たせてあげたい
正直小学生にスマホを持たせても動画かゲームで遊ぶだけだと思っていますが、ただのゲーム機とは違ってコミュニケーションツールの機能も持ちます。
その点は子供からすれば持っているかどうかで友人関係にも影響があるステータスツールです。結局中学生以降持たせる事になるので、子供の周囲でLINEなどでのコミュニケーションが流行ってきたらスマホデビューしてもいい時期だとと自分は考えます。
ゲームやアプリ、検索のフィルタリングとルール決めは絶対必須
自分が子供の頃は親に「マンガやゲームばかりやってないで」と言われながら、両親に買ってもらったゲーム機で遊んで育ちましたがそれと同じ状況ですね。
スマホは簡単に好きなゲームや情報を好きな場所でできてしまうので、その辺の管理は確実に保護者側が制限しましょう。(特に子供のスマホへのフィルタリング導入は義務化しています)
自制心の低い小学生にスマホを持たせても遊び道具になるだけですが、ゲーム機と違って保護者側で自由に制限機能で管理できるので、子供と話し合って各家庭で決めればいいと思います。
小学生でスマホくらい使いこなしてほしい
個人的にはゲームや依存症などは機能制限である程度コントロールできるのでそんなに問題視していませんが、わざわざ小学生の子供にスマホを持たせた最大の理由が「スマホくらい使いこなしてほしい」という事です。
「携帯電話からスマホへ」「テレビ離れ」「年賀状はLINE」など色々と環境がハイスピードで移り変わっていきますが、その中心にあるのが今はスマホでしょう。
今の25歳以下は”スマホネイティブ世代”なんて呼ばれていますが、最近では「小学校でプログラミングが必修」ですよね。
“スマホの次”の時代の担い手として「スマホは基礎教養」くらいにはなっていてほしいです。我が子にはむしろスマホを早く持たせて早くスマホに慣れて使いこなしてほしい。
そもそも小学生にスマホをもたせるかなんて各家庭の方針だと思いますし、全家庭の正解を議論するのもナンセンスでしょう。
小学生に持たせるスマホはドコモauソフトバンクより格安スマホが人気に!
という事でここからは小学生にスマホを持たせる場合について見ていきましょう。
大手キャリアのキッズスマホは制限機能が優秀!しかし料金は結構高め
子供向けのスマホといえばドコモやauのキッズスマホが有名です。
現在ではキッズスマホと呼べるものは「auの”ミライエフォルテ(miraie f)”」という機種のみしか販売されていませんので、保護者がauを契約している場合であれば、小学生に充分な制限機能&フィルタリング機能をもったキッズスマホなのでアリだと思います↓
キャリア | 機種 | 月額料金 |
ドコモ | 4,940円 | |
au | miraie f | 4,413円 |
SoftBank | -(キッズスマホの取扱無し) | – |
ただしauのミライエフォルテは小学生で月額4,413円、中学生以上になると一般向けの料金体系になるので割高です。
やっぱり大手キャリアは小学生のスマホとしては料金が割高ですよね…
小学生に格安スマホ(格安SIM)+フィルタリング導入パターンが増加傾向
対してCMなど見ない日が無い“格安スマホ”は月額2,000円もあれば十分な機能が利用できる時代なので、近年急激に小学生の子供に格安スマホを持たせる家庭が増えています。
小学生の”格安スマホ”の所有率が急増
以下は小中高校生のスマホ所有率と”格安スマホ所有率”です↓
学年 | 格安スマホ所有率 |
小学生 | 21.0% |
中学生 | 13.0% |
高校生 | 9.4% |
学年が上がるほどスマホ所有率が上がる一方で、特に小学生の格安スマホ所有率は20%を超えるほど高いのが分かります。
最近では、キッズ携帯を卒業 ⇒ 格安スマホを新規契約というのが最近の小学生のスマホデビューの定番になっています。
小学生ほど”格安スマホ”が流行っているんですね。
確かに品質を重視しない子供用のスマホなら格安スマホで充分かも。
小学生にスマホを持たせる際にはフィルタリングは必須
18歳以下の子供にスマホを持たせる場合には「青少年インターネット環境整備法」という法律によって“フィルタリング”の導入が義務付けられています。
フィルタリングとは子どもに有害なサイトを表示させない機能の事ですが、格安スマホ業者によってはフィルタリング機能が付いていない場合もあるので注意です。その場合には保護者側でフィルタリングアプリの導入をする必要があります。
特にネットリテラシーが皆無な小学生にフィルタリング無しのスマホを持たせるのは危険です。
子供はほぼ確実に、ゲームアプリ内課金や有料会員登録による高額請求、アダルトサイトにアクセスしての架空請求詐欺や迷惑メールなどの被害に会うでしょう。
我が家でも勝手に課金しないように家族会議しましたよ…
特に子供向けの格安スマホが注目!
格安スマホのほとんどが一般向け(大人向け)のスマホなのでフィルタリングやゲーム課金、架空請求など小学生にとってはかなり危険ですが、最近では小学生向けの格安スマホが登場して注目されています。
以下はTSUTAYAで販売している「TONE(トーン)」という格安スマホですが、子供の安全と低料金を両立できるので2017年には女性誌のveryでも特集されていましたよ↓
以下の動画のように小学生には必須級のフィルタリングやペアレンタルコントロール機能が充実しています↓
子供が使う事に特化した格安SIMで、料金も月額1,100円から利用可能となっており、GPS機能やアプリごとの制限・スマホ自体の利用制限も保護者側で指定できるので、学年に合わせて制限を調整する事で長く使い続けられます。
スマホは『TONE e21』というTONEが独自開発の子供に特化したスマホで、安全面では全スマホ中でも絶対的トップです。(全国子ども会連合会にも推奨されているそうです)
小中学生のフィルタリング導入率は?
スマホの所有率は全学年で大幅に増加していますが、フィルタリングの普及率は変わらずです。
「青少年インターネット環境整備法」があるにも関わらず全体でのフィルタリング導入の割合は53.9%(前年52.3%)と横ばい状態です。
18歳以下の子供にスマホを持たせる際には義務付けられているフィルタリングも、半数近くの家庭で導入されていないようです。
単純に”違法”なだけでなく確率が高いところでは「高額請求や迷惑メール」。リスクの高いところでは「犯罪に巻き込まれる・加害者側になる」などのリスクがあります。
特に最近ではネット上で知り合った相手とのトラブルも増加しており、フィルタリング導入を軽視しているか”そもそも知らない”家庭が多いです。
子供の安全を本当に考えているならば、しっかりと保護者側の責務を果たすべきでしょう。
参考:【小学生保護者必見】子どもにスマホを持たせる際の家族ルールと18の約束
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