中学生になる子供にスマホを持たせるか迷っています。
最近だと中学校入学のタイミングでスマホを持たせる家庭はかなり多いですからね。でもいざ困るのが「持たせるスマホはiPhoneとAndroidどっちがいいのか」です。
中学生でも結構iPhone持っている子を見かけますね。
贅沢だなー。
今回は「中学生にスマホを持たせるべきか」や「持たせるスマホはiPhoneがいいかAndroidがいいか」を解説していきますよ。
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中学生のスマホ所有率とiPhone所有率は?
まずは中学生全体のスマホ所有率についてみていきましょう。
内閣府が2022年に公開した統計データによると、以下のように中学生のスマホ所有率は2021年分の最新のデータで80.8%です。
中学生全体(1~3年)での平均値なので、学年によって若干の差はあると思いますが、8割以上の中学生がスマホを所有している事が分かります↓
スマホ所有率 | 小学生全体 | 中学生全体 | 高校生全体 |
2021年 | 53.4% | 80.8% | 98.7% |
2020年 | 53.1% | 79.3% | 98.0% |
2019年 | 49.8% | 75.2% | 97.1% |
2018年 | 45.9% | 70.6% | 97.5% |
2017年 | 23.0% | 54.6% | 94.1% |
2016年 | 22.3% | 47.3% | 92.9% |
2014年 | 19.4% | 42.7% | 92.3% |
参考:令和二年度 総青少年のインターネット利用環境実態調査(務省統計結果)
特に2017年⇒2018年では1年間で中学生のスマホ所有率が54.6%⇒70.6%と16%も上昇しており、そこからも毎年結構な勢いで学生のスマホ所有率が上がっているのが分かります。(現在進行)
中学生の約8割がスマホをもっている時代なんですね…
2018年4月入学の新中学1年生のスマホ所有率は71.7%と激増!
また2018年4月に発表された情報では、2018年4月入学の新中学1年生のスマホ所有率は71.7%という調査結果も出ています。
『2018年の中学1年生と高校1年生のスマホ所有率』
学年 | スマホ所有率 |
2018年4月入学 中学1年生 |
71.7% |
2018年4月入学 高校1年生 |
94.4% |
数値引用:スマートフォン利用率、中1が71.7%、高1が94.4% | MMD研究所
近年は小学生も中学生もスマホ所有率が増加傾向にありますが、直近1年間はどの学年も所有率が急増している事が分かります。
問題は現場で起きている!中学生にスマホは持たせてあげたい
7割以上の中学生がスマホを持っているという調査結果もあるように、スマホを持っていない子供が少数派という時代に突入しました。
現時点では「持たせるべきか」という様々な意見があると思いますが、今後はますますスマホ未所持が少数派になるでしょうし、子供目線では交友関係に影響が出ないはずがなく「中学生にスマホは持たせるべき」だと自分は考えます。
中学生にiPhoneを持たせるべき?中学生のiPhoneとAndroidの所有率
次に中学生の、スマホ所有者のAndroidとiPhoneの割合を比較してみましょう。2018年4月の調査結果によると中学1年生のスマホ所有率と、Androidとiphoneの割合は以下の結果となりました↓
学年 | Androidの割合 | iPhoneの割合 |
中学1年生 (2018.4月入学) |
61.6% | 38.4% |
2018年4月の最新の統計データによると、中学生であればiPhoneよりもAndroidの方が多いですが、AndroidでもiPhoneでも問題ないでしょう。
女子の場合はiPhoneの所有率が高いので、高校まで考えるとiPhoneの方が良いかも
ただ女子の場合はiPhone所有率が高く、高校になると7割近くがiPhoneを所有している事も考えると、最初からiPhoneを持たせてあげた方が後々またスマホを購入するかどうかで揉めなくて済みそうです。
スマホデビューのタイミングはいつが一般的?中学入学前後が最多
では実際に子供にスマホを持たせる時期・学年はいつが一般的なのでしょうか。
MMD研究所の「2019年からスマートフォンを持ち始めた子供1,799人」を対象とした調査によると、スマホデビューした学年は以下のように「高校3年生」「小学6年生」「中学1年生」の順で多いという結果に↓
参考:スマホデビュー時期は中学3年生が16.3%、小学6年生が12.1% 小中高の中では小学生が40.1%と最も多く、低年齢化傾向にある | MMD研究所
特に「小学6年生」と「中学1年生」は多く、中学入学前後で子供にスマホを持たせる家庭が多いという事ですね。
他は「中学生3年生」つまり高校入学前が多いという結果に。
「中学入学」や「高校入学」を機にスマホを持たせているケースが多いようです。
中学生にスマホを持たせる理由(保護者目線)
ではなぜ保護者は中学生の子供にスマホを持たせる必要があるのかの理由をまとめると以下です↓
【保護者が子供にスマホを持たせる理由:メリット】
- 子供にせがまれて仕方なく
- 塾や部活で帰りが遅くなった時の連絡手段に
- 子供の現在地が分かるように
- 学校の授業・宿題等で必要なため
- 部活の連絡網がLINEで回ってくる
- 周囲の友達がスマホを持っているので仲間外れにされないため
- 持たせた方がメディアリテラシーや情報処理能力がつく
上記のように保護者側にポジティブな理由が少ない事が分かりますね。連絡手段や防犯対策なら極論を言えばキッズ携帯で充分ですが、そうはいかず周囲の子供がスマホを使っている・スマホの機能が必須になっているからしょうがなく持たせているというのが本音のようです。
【保護者がスマホを持たせて心配な点:デメリット】
- スマホ依存症にならないか
- 学業が疎かにならないか・成績は落ちないか
- 視力低下のリスク
- 勝手に有料課金などで高額請求は来ないか
- スマホ代が高い
中学生の子供にスマホを持たせるとなると保護者側に心配事は多いはずです。
当たり前ですが、自制心の低い中学生にそのままスマホを持たせたら高確率で上記の問題が起こるでしょう。特に高校受験勉強時には大なり小なり悪影響が出る可能性が高く、保護者の懸念している問題は正しいです。
なので、後述するように小中高校生にスマホを持たせる場合にはフィルタリングやペアレンタルコントロールを確実に行う必要があります。(18歳以下のスマホ使用時のフィルタリングは「青少年インターネット整備法」によって義務化されています)
中学生の子供がスマホを持ちたい理由(子供視点)
「スマホを持たせるか」という議論で一番の当事者である子供の意見を知る事は必須でしょう。
【子供がスマホを持ちたい理由】
- 周囲の友達がスマホを持っているので仲間外れにされないため
- 友達間で連絡手段のため
つまり子供側もポジティブな理由がある訳ではなく、周囲との交流関係のために持ちたい(持たなければいけない)というのが本音でしょう。
友達間で流行っているスマホのゲームアプリや、Twitter等のSNSでの交流も定番ですが、楽しんでいる反面交流手段でもある訳ですね。つまり子供版の名刺のようなものなのかもしれません。
なぜ使う?中高生のスマホの利用サービスTOP3
では実際にスマホを持っている中高生は何をしているのでしょうか。
2019年に中学生がスマホで利用しているサービスを利用率順に並べたのが以下です↓
スマホで利用するサービス | 小学生 | 中学生 | 高校生 |
動画視聴 | 60.8% | 80.5% | 85.7% |
コミュニケーション | 43.6% | 80.3% | 90.5% |
ゲーム | 70.9% | 70.6% | 74.8% |
音楽視聴 | 37.9% | 66.2% | 82.6% |
情報検索 | 35.2% | 58.6% | 69.3% |
地図・ナビゲーション | 9.4% | 31.8% | 50.5% |
中学生で一番多いのが「動画視聴」ですが、注目したいのが次いで多い「コミュケーション」の手段としてです。つまり主にLINEの利用という事です。
保護者との連絡もほとんどの家庭でLINEのトークと音声通話を利用しているので、やはり「スマホでLINEができる」というのは中学生には必須と言っていいでしょう。
次いで「ゲーム」や「動画視聴」ですが特に男子の利用が多いです。特にこの項目はスマホ依存症と関連が高いので、「ゲーム」「動画視聴」は制限・管理が必須の項目です。(特に試験前や受験生は結果に悪影響も)
また学年が上がるにつれて自分で検索して情報を探す習慣が付いてくるので、有害な情報を表示しないフィルタリング機能も必須です。
中学生のスマホ所持に関するリアルな声
以前yahoo知恵袋で以下のようなやりとりがあり、記憶に残っているので取り上げてみます。
【質問】
中学生になると、LINEできないと輪から外れてしまうのでしょうか…【回答】
中学生の人間関係は中学生しかわからないので中3の僕が答えます。
子供のことは親はなにも理解していません。LINEをできないだけで輪からはずされはしません。ですがスマホを持っていないと友達が少ないです。学校外でのコミュニケーションはとても大事です。ガラケーはもたせてもあまり意味がないです。スマホを持っていない人の気持ちはわかるので、できれば持たせてあげてください。LINEできれば端末はなんでもいいと思います。
引用:yahoo知恵袋
実際に中学3年生の子が回答しているのですが、かなりリアルな教室内の現状が見えてきます。
特に「LINE機能ができるスマホ」の有無は交友関係に大きく関わってきそうなのが分かりますよね。事件は自宅ではなく学校という現場で起こっているのが感じられます。
結論!中学生にスマホは必須だけど、機能制限&管理も必須
ただし前記のの通りメディアリテラシー・ネットリテラシーの低い中学生にスマホを持たせると、「スマホ依存症」や「勉強の妨げ」になる可能性が高いです。
つまり結論はこうです。
「周囲の環境に合わせて持たせておくべきだけど、しっかり子供のスマホを管理しましょう」
スマホは持たせるけど、使う上での「家族のルール」を決めたり、管理機能があるスマホを持たせるなどは必須です。
中学生の子供を持つ家庭の家族ルールについて
中学生の子供を持つ家庭の約70%が、子供と保護者の間で何かしらのルールを作ってるそうです。
特に定番の家庭のルールは以下です↓
- スマホを利用する時間の制限
- 困った時は保護者に相談する
- スマホをする際のマナー(他人の誹謗中傷など)
- スマホで使えるアプリやサービスを決めている
- 利用料金の制限
- 利用する場所の制限(夜は部屋に持ち込まないなど)
- パスワードや個人情報が漏れないように気を付ける
- メールや連絡相手を制限
子供のスマホデビューの際の家庭のルールのお手本として「スマホ18の約束」というある母親が作ったルールが有名です。以下のページで詳しく解説していますので参考にどうぞ♪
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中学生の子供には機能制限付きのスマホを持たせるのがベスト
そして一番簡単なのが機能制限の付いているスマホを持たせる事でしょう。
前記の通り中学生にもなれば「LINEが使えるスマホ」は必須ですが、ネットリテラシーや自制心の低い子供に自己管理を任せるのはナンセンスと言えます。
家庭のルールはもちろん家族会議で決めてほしいのですが、それをスマホの制限機能で確実に守れる・ルールとして成り立たせるのが一番確実です。
中学生向けのオススメ制限機能付きスマホ
一番は子供向けのペアレンタルコントロール機能が優れた格安スマホです。
特に中学生の利用率が高い「ゲーム・動画・LINE」の時間を制限出来るかどうかや、スマホ依存症防止のためスマホ自体の利用を制限できるスマホがベストです。
上記はTONEモバイルという子供向けの格安SIMが提供している「TONEファミリー」という機能なのですが、
- GPSによる防犯機能
- 保護者側からの子供のスマホの時間制限
- アプリはリクエストを保護者が許可したものだけ
- フィルタリングは学年別の設定で簡単
- 歩きスマホ防止機能
- アプリ毎やネットの利用時間制限
と中学生にスマホを持たせる不安をほぼ解決出来ます。
格安スマホなのでスマホ代は、基本料金が月額1,100円とキッズ携帯並みで安いのも特長で、我が家でも子供に持たせていて非常に満足しているのでぜひおすすめしたいです。